2010年12月31日

2010年年末のご挨拶

あべっち(旦那)です。
師走も残すところあと1日なので、そらいろ農園な今年ってやつを振り返ってみようと思う。

思い返しても返さなくても,2010年は1月に長野にぼろぼろの古民家を借金して購入し,
その手入れでのための往復で過ぎた1年だった。

古民家の改修では買った後で使えると聞いていたお風呂が壊れていて全く使えなかったり,
水道管が破損して水漏れしていたり,ネズっちに配水管をやられてシンクが水浸だったり…。
予想を派手に上回るボロ具合に、もうとっておきの変顔をするしか出来なかった。

古民家の様子
あとはとにもかくにも,圧倒的な不燃ゴミの多さに疲れ果てた。
なにせストーブ5台あってそのうち4台は壊れてるのよ!?
そのゴミを捨てるのも有料だと聞いた後にはもう、気の利いた変顔も出来なくなっていた。

窓際の木を塗るゆき坊さん
まぁそれでも、家族の笑顔は絶えなかったわけで、楽しい日々だったとは思う。

そんな生活の中で長野と千葉の気温の違いもしっかり体感した。
冬は赤ちゃんが凍るくらいに寒かったけど一転,夏は関東の人に申し訳ないくらい快適だった。

そらいろ農園で収穫した夏野菜descdesc
農業では長野の畑でネギとジャガイモ,トマト,ナス,ピーマンを作ってみて感動した。
5月にもう夏まで来られないからと,駄目もとで植えた苗達だったのだけど,
無農薬で全く世話をしなかったのに害虫も大量発生せず美味しい野菜を収穫することが出来た。

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長野では頂く野菜や直売所で売られてる野菜もみずみずしくて大きくて見た目からして元気だ。
野菜が元気な理由が大自然なのか,冷涼な気候なのか,土が善し悪しなのか断定できないけど,
最終的な野菜の味と見た目で見るとその違いは一目瞭然だった。


そしていろいろなものを初体験した年でもあった。
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物事は一長一短で植物が元気に育つということは雑草も元気に育つということ。
5月のGWから2ヶ月半で2m以上に成長した雑草には手を焼いた。(いや,冗談抜きで)
でもおかげで草刈り払い機(通称:ビーバー)を初体験出来た。

長野へのロングドライブも慣れた。
1月の時点では初めての長時間の高速運転に恐ろしく緊張していたらしく右腕を痛め,
更にお恥ずかしながらなんと痔にもなった。本当に人知を超える力が入っていたのだ。
でも3,4回運転するうちにもうすっかり慣れた。人間はやれば成長するものなのだ。

他にもいろんな事があったのでタイトルだけでも書いてみよう。

・長野に行くのに置いていったら愛犬ももっちが寂しくて脱腸事件…
・歯医者のミスで術後に人生最大級の痛みに襲われ,夜間病院へ事件…
・風邪知らずだった息子,水風呂に入れて初めての風邪は40度越事件…
・農業研修初日にまさかの交通事故に遭遇…
・祝!ゆき坊さん,まさかの免許取得!
・祝!そらいろ農園の名前決定!
・祝!そらいろ農園ネットショップオープン!

う…,なんだか悪い事の方が多いような。いや,気のせいだろう。


私たちは365日の食事などの写真を公開してるので,例えば1年前の同じ日に
やっていたことをリアルに振り返ることができてしまうのだけど,
たまに見ると自分たちの生活が少しずつでも進化していることを感じることがある。
なにせ3年前までは朝食のパンだって市販の98円食パンを食べてたんだから。

きっとこれからもそうなんだろう。
1年後,3年後,5年後,10年後の自分たちが楽しみで仕方ない。
その頃には息子も一緒に畑を手伝ってくれてるかもしれない!?なんてね(笑)。

来年も家族との毎日の生活を楽しみながら,少しずつ前進していきたいと思いますので,
今後ともそらいろ農園を,どうかよろしくお願いいたします。

それでは皆様,良いお年をお過ごし下さい。


そらいろ農園 代表 阿部 健史


→2010年12月30日の日記はこちら

2010年12月28日

冬大根は葉っぱまでおいしい

あべっちです。
今回はうちで取れた大根(DAIKON)の料理を紹介したいと思います。
この寒さの中でも元気に葉を広げ,しっかりと育ってくれてる冬野菜の王者です。

大根ニンジンシイタケと塩豚の煮物
まず冬の定番,煮物料理から。
写真は奥さんが作ってくれた「冬大根と塩豚の煮物」。
アツアツしみしみの大根を口に運ぶ。噛むたびにじゅわっとしみ出るうまみの汁。
いや~,おいしい!!冬大根はやっぱり煮物がイチバンだと思う。

鶏ガラの煮物
こちらは鶏ガラの煮物。ガラから出たエキスを大根が吸い込んでこれも絶品。
鶏ガラエキスがうまみになるので味付けは酒,みりん,砂糖,醤油を少しだけで十分。
(鶏ガラはスーパーなどでとても安く売られており,冷凍保存も出来るので重宝します)

「冬の根菜類は体をあたためてくれる」なんて話を知ってからは本当に体があたたまってると
感じるようになった。夏野菜に体をさます作用があることを考えるとそれもうなずける。
ぽかぽかしてくるので食べ終わるころにはこたつの電源は切っちゃうくらい。

次は大根の葉の部分を使った料理をご紹介。
(ちなみにそらいろ農園で販売予定の大根には葉っぱをつけたままにしようと思いますので,
参考にしていただけたら嬉しいです。)

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こちらは「冬大根の葉のきなこ胡麻和え」。この料理,普通はすりごまと砂糖を使うらしいのだが,
ホウレンソウじゃなくても,そしてすりごまにしなくても余ったきなこで代用出来るらしい。

多少苦みのある葉っぱだったらしいが,甘くすることでおいしく食べきることが出来た。
シャキシャキという心地よい歯ごたえが気持ちよくてすぐになくなってしまった。

いかがだったでしょうか,大根を使ったうちの料理。
私が作ったわけではないので細かいレシピは分かりませんので(コラっ!),ごめんなさい。
…うーん,次回からこのコーナーの担当はゆき坊さんにしたいと思います。

冬大根は来年からのそらいろ農園の野菜ラインナップに加わります。
では皆様,良いお野菜を♪


★おまけ (お暇なときに読んで下さい)
さて,皆様は売られてる大根はどうして葉を取るのかと考えたことはあるだろうか?
収穫したばかりの大根

書籍などには「消費者が食べたいのは根の部分で,葉は流通に邪魔だから」とあった。
一度は納得しかけたのだけど…ん?いや,待てよ。

これまで行った直売所で売られていた大根は葉付大根ばかりだった。
活気のある人気の八百屋やスーパーには葉付大根は必ずあった。
ただ流通時,運搬時などに邪魔だという理由だけならそれは直売所なども同じだ。

それに,葉も需要があるのだから,カットして別々に売っても良いはずなのだ。
でも市場には出ない。流通だけの理由だけではないなと思い始めた。

考えてみると自家製の大根の葉は収穫して2日,3日はピンと元気だ。
だけど4日,5日と経つと少しずつしおれてきて一週間後には情けない姿になる。

それに化成肥料を使う場合などは上手にあげないと葉焼けして葉が黄色くなることもある。

もしこんな葉がしおれたり汚かったりの大根がスーパーや八百屋で売られていたら消費者は
これは新鮮じゃないと判断するだろうし,その判断は大抵正しい。
そんなような事情から大根は葉をカットして売られるケースが多いのではないか。

そらいろ農園では基本的に発送時に大根の葉っぱを切ったりしたくない。
(やむなくカットした場合も,出来るだけ葉も発送したい)

収穫したその日に発送し,瑞々しさが残る収穫の翌日には届くようにするので,
葉っぱピンと立った状態だろうし,何より無農薬なので葉っぱまでおいしく食べられるし。
新鮮じゃない場合には隠したい大根の葉も,自信があれば新鮮な証拠に変わるのだ。

2010年12月21日

冬の春菊はやっぱり鍋で食べるのが一番おいしい

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「今日は春菊の鍋にしようか」と言ってみたら採用してもらえた。
知り合いの有機農家さんから頂いた白菜もあるしね,なんて言って。
でも本当は早く,昨日師匠から聞いた「春菊を根から抜かない方法」で収穫してみたかったんだ。

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収穫はキッチンはさみを使ってていねいに,いや正確にはおそるおそる摘み取った。
何事も初めてのときは緊張するものだ。そしてそれは2回目からは消えて無くなるものだ。

畑の野菜達は寒さで成長が遅い。止まってるようにも見える。
そんな中でも大きくなってるのは白菜と大根とルッコラ。グングン育ってる。

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鍋の味付けはシンプルに手前味噌と日本酒と少しの醤油だけ。
味噌は気持ち,薄いんじゃないかな位にしておくと良い。
お肉も少なくて十分。主役は野菜なので,肉は出汁になればいい。

食べてみてその香りと甘みに驚いた。
これまで市販の春菊で出来ていた「春菊は苦い野菜」という方程式は完全に崩れた。
本当に甘いんですけど!苦みは無いのにあの美味しい香りは強い。

そしてちょっとほっとした。
有機野菜だ無農薬だと頑張ってても市販のより美味しくなかったらどうしようもないものね。

春菊はやっぱりこの一度寒さで凍った時期に鍋で食べるのが一番美味しい。
寒くなると凍るまいと体の糖度を上げるんだって。植物ってすごい。

春菊は来年からのそらいろ農園の野菜ラインナップに是非加えようと思います。
皆様,良いお野菜を♪

2010年12月18日

自家採種の種芋から作ったジャガイモを初収穫

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冷え込むなぁと思って畑に飛び起きてみると今朝の霜でジャガイモ(メークイン)の
地上部分が凍っていた。菜っ葉類は元気なのに,ジャガイモだけ。面白いなぁ。

調べてみるとジャガイモは凍っても地上部は元に戻ることもあるとあったので待ってみるけど,
果たして。とりあえず,今日は夜になっても直らずの状態だった。
千葉の借りてるここは,畑として使い始めて2年目で土もまだまだ未熟だからなぁ。

試しに3株ばかり掘りあげてみた。品種は秋ジャガのメークイン。
手記で調べてみるとこれを植えたのは2010年09月29日。
ということは植えてから78日目での収穫ということになる。


(収穫したジャガイモ)

サイズもおお,なかなかのものじゃない。色も綺麗だなぁ。
感動してるのはこのイモが今年の3月に千葉の畑で収穫した芋を植えた物だから。
つまり!自家採種ということ。(種を買わずに作った物から種を採ること)

自家採種の良いところはまずお金がかからないところ。
種芋だって買えば15個位で500円はするしね。

そして自分で作った種だから安心安全というところ。
お店で買える種は大抵有機農法ではないし(書いてない物は農薬使用),
例え有機栽培だとしても認められた農薬は使ってオッケーだし。

あとは自家採種だとその土地にあった成長をしてくれるということ。
アフリカの大地に住む皆さんのあの黒い肌は灼熱の日差しに耐えられるように変化したものだ。
長い時間をかけてそのときの環境にあった進化を子供へ,孫へと託していく。
これは親からの何よりの嬉しくて何よりも大切なプレゼントだよな。

野菜にもその性質があるので,自家採種を続ければ続けるほど,その土地の環境に適応し,
病気や害虫にも強くなり,自然と味も美味しくなっていくわけだ。

自家採種の種芋から立派なジャガイモが採れたことはそらいろ農園が目指す,
持続的な物づくりへの小さいけど大きな一歩だ。やったぜ!
今夜だけは浮かれることをお許し下さい。今宵はお祝いじゃ,イモ祭りじゃ~。


(こちらが9月29日に植えた種芋。命が受け継がれていくと思うと感動…)

2010年12月17日

あの日,長野の古民家は圧倒的に寒かった

こんにちわ,あべっちです。
カッ!という間に12月も半分が過ぎました。
いや~,後3ヶ月と17日後には長野での生活がスタートしてるわけです。
現実を帯びてくると期待と同時に不安も高まるから面白いです。

さて,寒冷地での古民家暮らしを始めるに当たってオーストラリアのエアーズロック,
いやいや,マウント・オーガスタスのような巨大な一枚岩のような巨大な不安が
「寒さ対策」(taisaku of samusa)であるのは間違い無い。

友達が居なくて孤独で耐えきれないや,仕事が無くて困っちゃうよねなどの問題は
「寒さで明日まで生きられない」という生死に関わる大問題の前ではチープだ。

断熱材が気持ちよいくらいにゼロ,そして隙間だらけの古民家の圧倒的な寒さを
始めて味わったのは2010年2月。初めてこの家に泊まった日のこと。

寝ていても布団から外に出てる耳や鼻が冷たくて痛くて目が覚める。
たまらずに夜中に起きてガムテープで1部屋分だけでも隙間を埋める。
たった1cmの隙間なのにそこから冷風が絶え間なく吹き込んでくるから不思議だ。

一応,私は新潟生まれの新潟育ち,嫁さんは北海道函館市育ちということで
比較的寒さには強いという自信がどこかにあったのだけど,んなもんはぶっ飛んだ。

そんな中でも生後11ヶ月の息子はお構いなしに布団から手や足を出してしまう。
夜中にそれに気が付いて布団に入れるのだけど,もう芯から冷えきっていて
こすろうが息を吹きかけようが冷たいまま。凍傷にでもなりやしないかと怖くなった。

長野の古民家での赤ちゃん
(そのときに古民家にて撮影。指は平気大丈夫でした~)

標高700メートルという高さもあるだろうけど,この寒さの原因はやはり大正元年築の
101年の古民家だからだろう。他の家ではクーラーとストーブだけで快適に過ごしてるし,
天井も床も左も右も,あちこち穴や隙間が空いてるからだ。


(昼間は太陽さえ当たっていれば温かかったり。寒いのは家の中!)

あの冬の体験から,私は「住みはじめて最初の冬が来るまでにちゃんと対策をしよう」と
強く心に誓い,同時にあの「一発逆転のアイテム」への憧れと期待が強まったのであった。

つづく

→2010年02月の長野へ行ったときの日記はこちら
http://ta.yukiboulife.com/nikki/2010/201002.html#2010.02.13

2010年12月15日

コラム「手作り石けんのある毎日は気持ちイイ」

うちのお風呂で今使ってる手作り石けん
これ,朝,撮影したうちのお風呂で今使ってる手作り石けん。
(左上:生徒さんから頂いたシコン石けんとやら  右上:嫁さん作の新作もみの木石けん
 左下:私の姉が作った石けん  右下:嫁さん作のお日様石けん )

嫁さんは石けんを毎日のように仕込む。
それは結婚してから毎日,家族全員で手づくり石けんやシャンプーを使ってるから。

うちでは体も,髪の毛も,食器洗いも,固形や液体の手づくり石けんで洗う。
生後5日の赤ちゃんの産湯にも安心して使ったし(↓動画参照),
生後1年半を過ぎた今も,毎日髪も体も洗っている。

手づくり石けんってのは不思議なやつだ。
最初に使うときは新品で使うのが勿体ないくらい嬉しいのに,
小さくなっていって最後まで使い終わったときもまた嬉しい。
子供の頃の鉛筆や消しゴムみたいなものかな。無くさずに最後まで使うと嬉しかったもの。

使えるようになるまでの最低1ヶ月の熟成期間が必要なのもなんだか可愛い。
手作り味噌もそうだけどこの長い熟成期間が大切に使おうと思わせてくれる。
その間,こちらとしてはただ待つしか出来なくて,待ち遠しくて困る。

手作り石けんの良さは合成の界面活性剤じゃないから自然を(比較的)汚さない,
泡立ち泡切れが良いなどなど,良いところはたくさんあるけど,私はこう言いたい。
洗い上がりがただ気持ちよく,シンプルなのだ,と。

市販のグリセリンを抽出しちゃったり,粗悪な油を使ってる石けんやシャンプーは
いろんな添加物を追加しちゃってるから洗い上がりは一瞬,すべすべだと感じる。
でも石けんの自然な洗い上がりを覚えて慣れてしまうと,
市販のものはゆすいでも肌に残る感覚が気持ち悪く感じてしまうのだ。

野菜も人間も,外部に何かを塗ったくって健康ぶったり綺麗ぶったりするのではなく,
何もせずに生き物が本来持ってる葉や肌や髪の抵抗力を高めた方が健康だと思う。

そしてそれには自然のままが一番なのだ。
配合,添加されてる成分が例え良い成分だとしても,それがないと駄目な肌は,
一生,それが無いと駄目なのだ。

今ではお泊まりの際には必ず,「お風呂セット」の石けんとシャンプーを持って行く。
長野の古民家には風呂がないので,毎日通った温泉にも必ず持って行った。

でも流石にたまに泊まらせて貰う実家には持って行きづらく,
しばらくは置いてあったボディソープを使わせて貰ってた期間があったのだけど,
風呂から上がった後に,肌に匂いと前述の気になるすべすべが残ってて,
よく流したのにまだ足りない気がして,どうも落ち着かなかった。

数年前まではここでオレも使ってた大好きなボディーソープだったのにな。

でもある日,実家で手作り石けんの作り方教室を開いたところ,母と姉がとても楽しんでくれ,
(母はもともと廃油石けんを作ってた人だし),その日以来,実家でも切らさずに作るようになった。
なので実家にはもうセットを持っていく必要は無くなった。これってなんて嬉しいことなんだろう。

そんなこんなで,私はゆき坊さんの作る手づくり石けんが大好きだ。
男性諸君にどうか想像してもらいたい。
自分が選んで結婚した最愛の人が作った石けんで毎日体を洗うお風呂の時間を。

まだの方は嫁さんに手づくり石けんを作ってみるように促してみる価値はあると思う。
石けんづくりは思ってるほど難しくない。最初の一歩が踏み出せないなら,
「お金出すから行って来なよ」とやさしく嫁さんをゆき坊さんの教室へ送り込んでみても良い。

とにかく私は夕食の後の家族みんなで入るお風呂が楽しみで仕方ない。
今日はもみの木石けんで体を洗おうかな。手作り生活は贅沢なり。

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※ここで連呼されてる「手づくり石けん」とはコールドなんたらで作られた石けんのことです

▼生後5日目の息子の沐浴で手づくり石けんを使った動画

2010年12月14日

初めましてのご挨拶

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初めまして,そらいろ農園の阿部健史(あべたけし)と申します。
平成22年12月現在32歳の妻子持ちでございます。

詳しくはプロフィールをご覧頂きたいのですが,普通と言えば普通,変わっていると言えば
変わってる人生を歩んできた平均年収280万円以下の普通のサラリーマンです。

どうしてそんな男が不満のない今の仕事を辞めて,農業を始めようと思ったのか。
野菜作りとの出会い,自給自足への憧れ,続いた食への不安,そして子供の誕生などなど…。
この辺りは面白いエピソードがたくさんありますので,また後に書きますね。

来年2011年4月から長野の古民家へ家族で移住し,本格的に農的生活を始めます。
準備期間としてこの夏は1ヶ月のお休みを頂いて(感謝!),古民家の修理をしました。

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生後1年と4ヶ月の赤子が居て作業はなかなか進みませんでしたが,友人も手伝いに来てくれ,
漆喰を塗ったり家中の隙間を埋めたり水道管の漏れを直したりしました。
古民家の修正はまだまだ時間もお金もかかりそうですが楽しんでやりたいと思います。

野菜作りは有機農法,そして無農薬栽培を貫いていきますが(自然農も試す予定!)
少ない品目を効率よく大量に生産する農家を目指してはいません。

もちろん野菜は一生懸命作って販売させて貰いますが,大型機械は導入せず大規模にせず,
クワと鎌とでいろいろな種類の野菜を作り,いろいろな生き物の助けを借り(生物多様性),
小規模だからこそ行き届く手間暇と愛情で,身の丈に合った本物の百姓を目指したいのです。

作った無農薬野菜の残渣(ざんさ)はゴミになることなく鶏や山羊のごちそうになり,
彼らからは卵やミルク,鶏糞などを提供して貰い,これをまた畑に戻して野菜を作る。

そらいろ農園ではそんな新鮮で美味しい野菜や農産物や果物や加工食品を手作り販売します。
このブログではそんな手作りを楽しむ阿部家の生活をお届けできたらと思ってます。

家庭菜園4年目の素人が,とんでもなく高い理想を書いているとは思います。
それでも来年から実際に残りの人生をかけて頑張るので,応援して頂けると嬉しいです。

また,この挑戦に付き合ってくれ,喜んで古民家生活&田舎暮らしを始めてくれる家族には
心底感謝してます。いつもありがとう。でも絶対,最高の未来が待ってるからね。

ではでは,またです。

そらいろ農園ネットショップ
http://shop.yukiboulife.com
恥ずかしながら自己紹介ページはこちら ~阿部一家はこんな人たちです~
http://ta.yukiboulife.com/profile/index.html

ネットショップ、オープンです♪


「そらいろ農園」、ネットショップをオープンしました。
http://shop.yukiboulife.com

このショップの準備にあたり、石けんの仕込みに始って写真撮影。
そして夜なべしてがんばって作業してくれてたダンナさんに感謝。

今後はリキッドソープ(液体石けん)や廃油を使った石けん、生活雑貨や
長野へ移住してから作るお野菜など、ラインナップを徐々に色々増やしていきたいと思う。
 自分達が日々の中で取り入れていきたい、そんな大切な物をひとつひとつご提供できたらな、
と思っています。

配送方法や料金の支払い方法など、まだまだ不完全ではあるけれど、 (これがよくわからなくて結構時間がかかってしまった)
野菜作りもネットショップも私たちも、これから一緒に成長していきたいと思っていますので
どうぞどうぞ、よろしくお願い致します。

ちなみに、クリスマス限定の「もみの木石けん」を昨日の夜解禁してみんなで使ってみました。
やわらかい質感と泡と、そして深ーーーいウッディーな香りに身も心もウットリしながら深呼吸。
自分で言うのもなんなんですが、オススメです。

2010年12月12日

ご挨拶。

はじめまして。そらいろ農園、嫁のゆき坊と申します。
おいしい水と空気がある自然豊かな場所で、手作りいっぱいの毎日を過ごしたい!との想いを胸に
この度長野県に築101年の古民家を購入しました。
たくさんの物、情報にあふれるこのご時世だからこそ、自分達に必要な物を厳選し、作りだし、
日々手や体を動かし自然の恵みに感謝しつつ暮らしていけたらなと思っています。

少なくとも自分達に必要な食べ物や日用品は、できるだけ安全な物を使いたい。
そんな思いで始める田舎暮らしですが、今後はそんな私たちが作り出す様々な物を
ささやかではありますがご提供していけたらな、と思っています。

これからも、そんなひよっこ農家な私たちではありますが、どうぞどうぞ、よろしくお願い致します。