(2011/01/19日の3食。元気づけてくれるのはいつでも毎日の食事です)
この2週間,毎日息子と格闘しながら妻と話し合い,決断したことがあります。
それは2011年4月(あと3ヶ月)で引っ越す予定だった長野行きの延期です。
年賀状には新住所も掲載し,「4月からいよいよ新生活のスタートです!」なんて大きく
書いてしまい。職場では1年以上前に恩のある上司にその旨を伝え,引き留めて貰ったりも
したのに「それでも行きます!」なんて言っておきながら…。
ゆき坊さんも友人達や教室の生徒さんたちや教習所の皆さんに伝え,
これが千葉県での最後のレッスンですなんて言っておきながら…。
恥ずかしくて情けなくて大きな穴があったら入りたい(もしくは堆肥を作りたい)気持ちで一杯です。
33年間生きてきてこれほどみじめな想いはしたことがないかもしれません。
決断までの経緯は以下「2011年4月の長野行きを延期した経緯…」をご覧下さい。
明るく楽しいそらいろ農園のブログにこんなことを書きたくはないのですが,
4月からの長野行きを応援して下さった方々や心配して下さっている方々のために,
以下に記しておきます。(そのうち消すかも知れません)
幸い,先日,職場の校長室で校長と教頭に話を聞いて貰うことができ,
「もしまだ可能であればもう1年,私を雇用して頂けないでしょうか!?」と
悲痛の表情で伝えることが出来ました。…はぁ。。
まだ先の見えない私たちの「手作りいっぱいの自給時的な古民家暮らし」ですが,
最後には誰もうらむこともなく,みんなが笑顔になれる結末がやってくると信じてます。
とにかく今は1日1日を大切にしながらやれることをしっかりやりたいと想います。
最後まで読んで頂き,ありがとうございました。
「2011年4月の長野行きを延期した経緯…」
嫁さんがブログで告白している通り,予想外の出費(愛犬入院,息子食べ過ぎ,不動産取得税,車が買えずETC買えず…etc)でお金が足りず,それが4月の田舎暮らしを断念した理由です。
しかし。
それでも年始めに発覚したあの不動産トラブルが発覚するまでは引っ越す予定でした。
それだからこそ,4月から新生活をするために,畑の堆肥と薪を作る必要があるということで,
危険を承知で,子守を買って出てくれた母を引き連れてノーマルタイヤで長野に向かったのです。
薪は切ってから使えるようになるまで時間がかかりますし,冬に切っておけば乾燥も早くなります。
長野の寒冷地で過ごすために必要な薪を買いそろえるとなると数十万円かかると聞いていたし,
うちは隙間だらけの築100年の古民家ということもあり,薪の最低限の確保は必須字項でした。
それと広葉樹のある元果樹園の土から作る腐葉土作りも目的の1つでした。
落ち葉から作ると1年かかる落ち葉堆肥も,もう出来ているものなら数ヶ月で済みます。
これを4月からの苗の植え付けに使おうと計画してました。
今回の長野行きに合わせてチェンソーをオノを新規に購入し,
親切な森林協会の方とアポをとり,うちの土地の木を伐採するときに作業を見せて貰いたいと約束を
しておきました。それはプロの方の作業を見て,薪作りのヒントを得るためでした。
しかし,森林協会の人と見に行った土地は歩いていけないどころか,針葉樹で,
行くのに4WD車が必要で,完全な杉林で,更に急斜面の土地でした。
唖然としました。
仲介者のI氏を呼んで話をしたところ,夏に案内した場所と違ったことは認めたものの,
「自分は不動産ではない。仲介しただけで,自分に責任はない」と言い切りました。
物件のキャンセルになるかもしれないこの事態に,作業をする気にもならず(他人の土地だし),
翌日には帰ることにしました。…この1年必死に頑張ってきたことは何だったんだろう。
私たちはとても愉快な家族なのに,帰りの車の中は長野の家のことは誰も口にしませんでした。
結局,4月からの生活のために薪と腐葉土を作るために行った今回の長野行きは無駄になり,
薪も腐葉土も作ることが出来ませんでした。
そして今(2011/01/20)現在も交渉中でまだ土地がどうなるか分かってません。
相手次第ではこのままだと物件のキャンセルも可能性として残ってます。
(そうでも言っておかないとはした金で解決されそうなので…)
こんな状態ではとても安心して飛び込むことは出来ません。
そんな理由で4月の長野行きは延期することに決めました。
ここ5日で奥さんが作ってくれたお菓子。家族でモリモリ食べてます。
いつも楽しみに拝見しています。
返信削除魔法亭あべっちさんのブログには、もうずっと(5年以上・・もっとかな?)はげまされてきました。
ありがとうございます。
今回のこと、とても大変でしたね。
今のお2人のお気持ちを思うと、前に進むことよりも、踏みとどまることを選ぶ方が、ずっと勇気がいったのではないかと思います。
ましてお仕事先に戻られることまで決意なさったとは、男としては、本当に大変な決断でしたね。
このブログ書くことひとつも、とても勇気がいったと思います。
ありがとうございます。
けれどあべっちさんなら、この体験をきっと必要だったと思えるところまで、また後で頑張って行かれると思うのです。
今までずっとブログを拝見してきて、それだけのお力のある方と感じています。
今はまだ、いろいろなお気持ちがあると思いますが、今までずっと階段を精一杯登っていらしたからこそ、ご家族みなさんのこころと身体が、おどり場で小休止のような時かもしれないと思うのです。(外野の勝手な意見ですが。)
こころと身体の小休止・・・どうぞご自愛くださね!
まだまだ時間はいっぱいありますし、一緒に歩めるステキなご家族もいらっしゃいますものね!
これからも楽しみに、拝見させていただきます。
いつもありがとうございます。
市川のおばさんより
>市川のおばさん
返信削除記念すべき,一発目のカキコをありがとうございます♪優しい言葉にこちらこそ励まされました。
自分にはおっしゃるような力なんて無いんです。若い頃こそ,自分はスゴイ奴だと思い込んでました(思い込もうとしていた)が,年を重ねるごとに実は何も出来ない自分を情けなく思うことが増えてきました。
特に市川のクリエイターさん達と会ったり,嫁さんと出会ったりした頃からは,自分も無性に誇れるものを作り出したくなり,人生を模索するようになりました。
今回の一生をかけた長野でのチャレンジは今後の自分の人生そのものだと思われます。吉と出ても凶と出ても,アドバイス通り楽しみながら前に進んでいきたいと思います。
そんな様子を楽しみに見て頂けるととても嬉しいです。今後もよろしくお願いしますっ。