2011年11月7日

乳搾りを体験したくて千葉県富津市のマザー牧場へ

東電が「原爆炉」の再臨海を今になって認めただとか,野田政権がTPP交渉に参加だとか,この国の政治家の人類を滅ぼす勢いのダメぶりが身に染みる日々が続いております。こんな状態を信念と命を燃やして時代を切り開いてきた祖先達が見たら悲しむでしょう。

でも今回はそんな怒りと悲しみに満ちた話題はひとまず置いて,息抜きを。
そんなわけで先日,千葉県は富津のマザー牧場へ行ったときのお話をさせて下さい。


天気の良い先週の水曜日,ちょっとご近所までと行く当ても決まらないまま家族で家を飛び出し,そのままの勢いで80km離れた富津市のマザー牧場へ向かっていた。うちはいつもこうなのだ。

普通に動物を見に行くだけなら近場の市川市動植物園でも千葉動物公園でも良かった。しかし私には牛の乳搾りがしたいという目的があった。移住してからヤギ飼いになるためにどうしても早いうちに乳搾りを経験しておきたかったのだ。


▼私が山羊を飼いたい理由
始めにどうして私がヤギを飼いたいと思ったかを話しておこうと思う。実は理由は単純で,田舎暮らし情報を集めてるときに読んだ「それ系の本」にはことごとくヤギが登場していて彼らと共生している生活の豊かさとヤギさんの可愛くさに引きつけられたからだった。
(牛の乳搾り会場までの道中でヤギに枯れた草をあげる息子)
それに加えて有機農法での堆肥の自給も視野に入れたとき,勉強すればするほど私のこれからの生き方にはいろいろな動物の助けが必要不可欠であることも分かった。こうしていつしか私はニワトリとヤギは是非とも飼いたいと思うようになったのであった。

鶏はとても優秀な生き物だけど,ヤギさんしか出来ないことだってある。例えば剪定した太い枝ですら食べてくれる。鶏は狩った草しか食わないがヤギは生えたままの雑草も食べてくれる。なにより交配させれば貴重な山羊ミルクを出してくれる。ほ乳類で癒しキャラで可愛いしね。

ほらほら,貴方も飼いたくなってきたでしょう?


▼牛の乳搾りだけはやりたい!…でも
マザー牧場には13時に到着したのだけど,楽しみにしていた牛の乳搾りの最終回が13:30~ということが分かって焦った。お昼時でお腹は減っていたけど,ここで食事を取れば,広いマザー牧場だ,2歳児も居るので乳搾りの会場に間に合わなくなる可能性が出てくる。(実際,乳搾り会場へは歩いて15分はかかった)

奧さんに乳搾りだけは体験したいと伝えても「んー,まずはご飯かな」と話を聞かない。どうでも良い話なのだけど,私のワイフは腹が空くと機嫌が悪くなるお方である。それでなくてもうちでの私の立場は他人が聞いたら胸が締め付けられるほど貧弱で,私の要望が通ることはまずない。

今回も結局「でもまずはご飯かな」と食べ物屋しか探さない奧さんに負けてレストランに入った。ならば速攻で食べ終わってダッシュで行ってやろうと私は観念した。…難しいだろうけど。

しかし奇跡は起きた。私がレジに居た店員さんに「クレジットカードは使えますよね?」と聞いたとき,「現金だけなんです」と返ってきたのだ。ここで私の脳みそはフル回転した。本当は右ポケットに現金はあったのだけど(私はひったくり対策で財布に大金は入れない),財布に400円しかないフリをし,「えー!なんて残念だろう!」と店を出たのである。

これにがっかりしたのは奧さん。その分かりやすく落ち込んだ表情は目も当てられなかった。始めて私の給料を知ったときくらいのがっかりぶりである。

財布の400円で買える食材と持って来た柿の種をみんなで食べててもまだ苦笑いをしてたので,そんな奧さんを励ますためにごめんねと心で思いつつ,「だって仕方ないだろう!」と逆ギレした。

とまぁ,それだけ乳搾りがしたかったというそれだけの話である。
(ちなみに乳搾り後に奥さんには後でネタばらしをして,ご機嫌を取った。)


▼いよいよ牛の乳搾り体験!
そんなわけでヤギならぬ牛の乳搾り会場へ到着。

小学生達が学年レベルで来ていて自由行動だったので牛の前は長蛇の列だと思っていたのだけど…あれれ,意外に人が居ない。待ち時間0分。ありがたいと思う反面,やはり今の子どもは食に興味が無いのかなとも思ってしまった。



(乳搾りをしながらインストラクターの方にコツを聞く私)
1つの乳首を2回も絞るともう出なくなる。若い女性のインストラクターの方がこっちを絞ってみて下さいとアドバイスをしてくれた乳首を絞るとピューと出る。何が違うのか私が見ても分からない。なんとも悔しい。

変な話,人間の男は女性のおっぱいが大好きで,思春期ともなれば24時間のうち3時間はおっぱいのことを真剣に考えている。いや本当に。海沿いにボロボロのエロ本が落ちてたら拾ってきてアイロンがけしてでも見たり,ベッドの下やパソコンの奥の真面目な名前のフォルダに隠してまで見てるんだから。それなのにいざというときにどの乳首からミルクが出そうかすら分からないなんて…面目ない話だ。

ちなみに牛のおっぱいは4つあった。てっきりヤギも4つだと思ったのだけど,帰宅後に調べてみたらヤギは2つだそうで。2つなら交互に搾れば迷うことがない。少し安心した。

手先が器用な奧さんもチャレンジ。私よりもマシなものの,それでも映像で見てたあんな感じでは出ない。ビューーー,ビューーって感じね。あれにならない。

いやー,良かった。これを今すぐに飲みたいところだけど,今のご時世,病原菌に弱いクリーンな人も多いのでそれも出来ないのだろう。残念だ。

ともあれ今日はあの感触を体験出来て良かった。そして搾られてるときの牛のおとなしいこと。
本では知っていたけどあれは本当だったらしい。良い経験が出来た。
 
移住してからヤギさんをどうやって手に入れてどんな小屋を建てて,どうやって交配させるか,
オスが生まれたらどうするかなどはまだまだ未定。だけど想いは膨らむばかり。

その日を夢見て,私達は今日も北海道産牛乳をありがたく飲むのであった。

(牛さんにいいこいいこをさせてもらってる親子)

(記念撮影。牛さんはやっぱり大きくて息子は強がってもやっぱり怖い)
(こちらは肉食用に改良されたヤギさん。犬みたいで可愛い!)

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