2012年5月18日

信州での苗作りは遅霜との戦いです

こにゃにゃちわ。あべっちです。いよいよ、今度こそ暖かくなってきましたね。千葉県ではGWには夏野菜をの植え付けが終わっているところなのですが、1日の寒暖の差が大きいこちら信州では判断が難しいところではあります。目安としては20日前後らしいのですが。

長野県では5月に入ってからも2日に一度くらいは全域に「霜注意報」が出てます。実際、この記事を書いてる今現在(2012/05/18 16:20)も県全域に霜注意報が発令されてます。



もう何十年も野菜作りをされているお向かいの方も霜でダメになったと教えてくれましたし、他にも霜で苗をダメにしたという話を何人かから聞いてます。早く植えたいわけですが、早く植えれば植えるほど博打になってしまうわけですね。

先週の5月12日の運命の分かれ道で今思い出してもぞっとする日のことをお話します。
あの日、夜中に2度まで落ち込むという話を奥さんから聞きました。そしてやはり霜注意報が出てました。でも霜注意報は毎日のように出ていたけど大丈夫だったし、外の寒冷紗苗床に置いてある苗たちをこちらに運んでくるのも一苦労なわけで、迷いました。

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こちらが苗を育成してる寒冷紗トンネル。風よけに15cmほど掘ってあります。

もしここまで頑張ってきた苗たちが死んでしまったらと思うと…。面倒でしたが苗を屋内に移動しておきました。 しかしものは試し。今後のためにどのくらい寒さなら凍るのかを知っておかねばいけません。

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「逆ノアの方舟」と名付けて試してみることにしました。トウモロコシ、つるむらさき、カボチャ、バジル、レタスの苗を寒冷紗トンネルに残したままにしてみました。可哀想ですが…さてさて、凍るのでしょうか。


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そしてこちらが翌日の13日の朝です。カッキンコッキンに凍ってます。夜中に-1度まで下がってましたのでそりゃそうでしょう。ご近所のご老人から日の出前にすぐに水をかけると持ち直す場合もあると聞いていたので日の出前の5時に水をかけて氷をとかしてやりました。

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しかしながらまた翌日の14日にはこのように再起不能になってました。。生き延びたのはレタスだけですが、それでも凍傷の後が残りました。今後の育成に大きく影響するでしょう…。

5月の半ばでもこのような状態になるわけです。いや~、恐ろしいです。

今現在の私の対策と判断の基準です。今後、経験が増えたり環境が変わることでどんどん変わっていくと思います。間違っていたら情報ください。長野県長和町でのオリジナル寒冷紗トンネルでのポット育苗の場合です。)

・夕方に地温が15度あればまず大丈夫 ・午後に雨が降り、夜明け前に止んだ場合は要注意
・夕方に水をあげてはいけない!(そのために午前中にあげる)



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遅霜が降った翌日に嬉しくて撮影した苗たち。その後もすくすく育ってます。
定植はいつしようかな。。怖くて出来ない。。

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