2012年8月14日

鶏さんの今の様子

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(夏は豊富に手に入る雑草を食べまくるひよこさん達)

あべっちです。移住した10日後に勢いでひよこさんを飼いはじめて今日で135日位。
最初は近所をうろつくネコさんや得体のしれない夜行性動物にやられたり,水で水死させてしまったり、それはもう涙無くては語れない悪戦苦闘の毎日でしたが,このごろは安定してきました。
何事も経験です。

鶏達にとって雑草の多給は健康の秘訣です。事実,米や玄米よりも雑草を好んで食べます。最初の頃は逆だったんですけどね。それに気が付いてからは毎日出来るだけ与えるようにしてます。問題は冬場ですね。サイレージとか作れたら良いのですが。


■今の鶏小屋の様子を動画撮影しました(2012/08/13撮影)

小屋の中は世間とはかけ離れた鶏達の世界。鶏達を眺めてると時の流れ早いです。ぼーと眺めていつの間にか20分経ってるとか。畑を掘ったら出て来た石がごろごろちらばってます。

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オスも2匹います。(3匹でしたが1匹は亡くなりました…)。
私は中学3年生(思春期ど真ん中)のとき,進学する高校を「元女子校で来年から共学になる高校」にしようと思ったのですが,勇気が無くて諦めた人間ですので,今のハーレム状態の彼らは羨ましい限りです。

さて,左側の「鶏さんが卵を産むまであと○日プログラム」は生後5ヶ月を基準にしてます。 今日現在であと18日とありますが,それはきっと難しいでしょう。栄養の詰まった市販の配合飼料を与えていれば早く産ませることは出来るでしょう。でも早く成長させて早く産ませればそれだけ産卵寿命(寿命)が短くなるという情報を書籍で得てます。

なのでそらいろ農園の養鶏では出来るだけ粗飼料を与えて成長を遅らせてきました。先輩の放し飼い養鶏家は産み始めたのは結局,11月頃だったとか。いや~,先は長いですね。

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雑草よりも劣るとは言え,米ぬかとおからを発酵させた自家製発酵飼料も人気です。完全に発酵させたものより良い香りのする状態の物の方が食いつきが良い気がしてます。どちらにせよ,朝にあげたごはんは昼過ぎには全て無くなってます。

そんなわけで卵を産むのはまだ先の話になりそうですが,ずっと夢見てきた鶏さんとの生活を楽しみ,その日を気長に待とうと思います。あ,産卵箱の準備もぼちぼちしなきゃですね。 ではではっ。

2012年8月4日

中玉トマト初収穫!だけど収穫量が…

いやーこん○○わ、そらいろ農園のあべっちです。

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先日やっと、中玉トマトが収穫出来ました~。品種は中玉のホーム桃太郎です。それにしても3月に種まきをして以来、ここまでの道のりはなんと長かったことでしょう。6月、7月はあまりの成長の遅さに、奇跡が起こってこの畑だけ時が止まったかのように感じてました。

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「トマト赤くなったかな?取りにいく?」と誘うと「ゆうちゃん行く!」と畑まで一緒に来て収穫してくれます。月22000円の保育料を支払うのもヒィヒィ言うような生活ですが、食育はしっかり出来てると思います。

■収穫したときの動画■



20120803_173144s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
2つばかり夕ご飯で早速いただいたのですが、1口ごとに「パパが作ったトマトおいしいね」と言ってくれました。最高に嬉しかったです。草を敵としない、肥料も与えない自然農法は確かに害虫が付きづらいです。益虫が明らかに活躍してくれてます。(ジャガイモだけはかなりやられてしまいましたが)。

ただ…。
収穫量に関してはちょっと商売でやっていけるレベルではないと痛感してます。


結果、としてまとめるのはまだ早いかもしれませんが、今現在の収穫量は一昨年まで実践していた有機農法の1/10位になってます。いや、規模(株の数)が20倍なのに収穫は1/10ですから、1/200と言えるでしょう。いや、本当なんです。

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このミニトマトの写真は当時、庭の2坪の畑で育てていた2株のアイコから収穫したものです。ご覧の通り1日50個は採れてましたから。堆肥と有機肥料で土作りをしました。(2009年8月撮影。) →当時の日記はこちら

初年度からうまくいくとは思ってませんでしたが、では来年からは急に土が良くなって収穫が10倍、100倍、200倍になるのか。いくら前向き思考の私でもそれほど夢見がちじゃありません。それは難しいでしょう。


今年は4月に移住したために落ち葉堆肥が作れなかったことに加えて、放射性物質を避けるために、堆肥を買うことも出来ませんでした。(※ 1)。それなので土を耕さない、草を抜かない、肥料も堆肥も与えない自然農を試してみる(それしか道がない)絶好の機会となりました。

自然農の手応えは感じてます。ただ自然農も植えて終わりというわけではなく、それ相応に手間暇がかかります。種から大切に育てたわけですから、やはり収穫量もしっかりと欲しいのです。来年以降どうするかは、ちょっと考えたいと思ってます。

畑によって分けても良いですね。遠くの畑は自然農、近くの畑は自家製鶏糞堆肥を使った有機農法とか。百姓になるための勉強と模索は続きます。

※1 長野県長和町、上田市のホームセンター売られている堆肥、土のほとんどは栃木県産か群馬県産でした。安心と思えるかどうかは個人の放射性物質に対する危険度により異なります。