2012年11月30日

秋おこしじゃなくて秋の土づくり

34歳、あべっちです。

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ただいま11:30。少し早いのですが家に休憩に来たついでに昼食を頂きました。奥さんも働きに出ている身でありながら、早起きして作ってくれてます。おいしい、うれしい、ありがたいです。ちなみに毎日の食事は出来るだけ撮って「365日の食事を大切にする家族の日記」に公開してます。良いとこだけ見せるのではなく、毎日の食事が大切だと思うからです。

私にはなんの才能もありませんが、ゆき坊さんと一緒になれたことだけは私に必要な一番の才能だったと思ってます。そんな自分の能力と運、そして産んでくれた両親やご先祖様に感謝する毎日が続きます。

さてさて、午前中は畑しごとに汗を流しました。(この時期ですが本当にぽたぽたと汗が流れました)。周りの皆様は来年のために畑を耕しておく秋おこしの作業に入ってますが、私は逆。不耕起農法を信じているので耕さずに土の上に有機物の層を積み上げて地表から土を充実させます。で、何を積み上げるのかというと…、

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まずこちら!自家製鶏糞でございます!鶏糞まで自家製してる農家はそんなにないと思います。市販されてる動物糞堆肥や肥料は抗生物質などのいろんな添加物が入ってます。それに正直、室内のゲージ飼いされてる動物の糞は個人差はあるでしょうが、私には健全とは思えません。なので自家製鶏糞に自信を持ってます。


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次にこちら!去年の稲わらです。堆肥とまでは行きませんが良い感じで腐敗が進んでます。これをビニールマルチの代わりに畝に敷き、使います。どうです、贅沢でしょう。

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それはもうぐっちょぐちょです。山羊のそらをこの辺りに放していた時期もあったので糞尿もしみこんでると思われます。ほら、写真の真ん中、シマミミズさんがいました。この重くてぐっちょぐちょな稲わらを手作業で運びました。軍手は染みるし服もびしょびしょになりました。やれやれ。

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この他にも薪ストーブから出た天然木の焼却灰や米ぬかも撒いて層にしました。これらの層が野菜の肥料に、というよりは微生物や虫やミミズなどの餌となりその糞が微量な肥料になるでしょう。そして発酵のための微量菜発熱で夜の寒さと霜から守ってくれることでしょう。多分。

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冬越しするそらまめやグリーンピースなどには風よけに北側に稲わらを張りました。本当、手しごとが多くて大変ですが循環型でおいしい食べ物を作る為です。来年には皆様にお届けできたらと思います。

2012年11月26日

山羊小屋に顔出し窓とごはんボックス

山羊さんとにわとりさんのごはんの確保、そして薪集め&薪割りでてんてこまいになっております、あべっちです。ちなみにブログ更新もペンティアム4の自作PCなので重くて大変です。でも壊れても直し続けて、直せなくなるまで使いたいと思います。それが本当のPC上級者&エコ上級者でしょう。さてさて。
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山羊小屋に穴を空け、ごはんボックスを設置してみました。下手くそなイラストは私がみつろうクレヨンで適当に描きました。(こうやって適当に描いておくと奥さんが描き直したがるのでそれ狙い♪)

そして除角で血まみれになってしまった顔もようやくきれいな状態に戻ってきました。毎日なでながら血のかさぶたを取り除いてました。そらちゃん、本当、ごくろうさまでした。そしてごめんね。


今日早速、保育園のバスで「山羊さんが顔出してる~」と園児達が喜んでました。人間の都合(お金)でしか物事を考えられなくなった政治家が作り出しているこの国の中ではありますが、地球には人間以外の生きものがいっぱい居るんだよと感じてもらいたいです。へっへっへ。最初の目的達成。

もうひとつの目的は南の壁に穴を開けることで採光して小屋の中を明るくすることでした。
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ほら、日の光が入るとこんなに違うんです。寒さに強い山羊さんといえども昼過ぎまで日光が当たらない場所での北向き解放は寒すぎますし、太陽が当たらなければ山羊さんの苦手な湿気も抜けませんものね。冬の日光は生きものならみんな大好きなんです。

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いつまでもえさ箱におこぼれをいただくのを待つそら。もらえると良いけど、なにせ人口が千葉県市川市の1/60。めったにないかもしれないね。

車でお風呂に行くときなどここから顔を出して軽く「めぇ~~」と鳴いて見送ってくれます。以前と比べると「外に放牧すると狂ったように鳴く病」は変わりませんが、小屋につないでおくだけならずいぶん静かになりました。そう、それでこそ山羊だよ。

もうすっかり家族の一員。大変だけど可愛いやつです。



2012年11月22日

家族で山へ薪集めハイキング

こん○○わ、あべっちこと阿部健史です。
今のうちに出来るだけブログを更新させてもらってます。なにせスキー場のバイトが始まったら朝6時に家を出て夜6時に帰宅するという、「それ以外に何も出来ない毎日」が始まってしまいます。そうなればブログ更新はもちろん、山羊や鶏の餌も集めることだって難しいでしょう。うーん、どうするんでしょうね(笑)。

信州長和町は本日も秋晴れ。気持ちよい陽気でした。日中も寒さで指がかじかんでしまううちの古民家ですが、1歩外に出ればポカポカ暖かいわけでです。そんなわけで元気に外に出かけることにしました。

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どこに行ったかというと、車で5分の裏山です。この山の中にはうちの土地もあるので気軽に入山することが出来るというわけです。

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これまでも何度か来てますが人に会ったことはありません。家も無ければ果樹園も畑もありません。自然に出来た広葉樹の雑木林なら歩いていても楽しそうですが、ここには植林された松か杉くらいしかありません。森林組合に切り倒された木が利用されることなくごろごろと道にまで転がっていました。こんなところに来るのは私達くらいでしょう。

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道をふさいでいた木を家族みんなで集めます。3歳で風邪っぴきの息子も手伝ってくれました。家族みんなでやるから楽しいっ。自分で集めた枝を使うからこそありがたみがあるんです。きっとこの子は将来、地球にやさしい男になってるでしょう。

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20分も頑張ればこのくらい集まります。今回はチェンソーも無かったので太いのはありませんが、細い枝だって立派に資源になります。燃やして暖をとったり、小屋の修理に使ったり、オブジェを作ってみたり。

薪の利用はCO2を排出して緑を減らすから辞めろという人が居ますが、こうやって落ちてる材を燃料として使えば電気利用も石油利用も減らせるわけで、間違いなくエコだと思います。

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お菓子や暖かいミルクティーを持ってきてくれました。こういうのが楽しいです。ここに絵本も持ってくるのが奥さんらしいというか。

固定資産税年間2000円の誰も欲しがらない山林ですが私達からすれば地球の恵みがいっぱいの里山でした。スローライフを選んでちょっとばかり体と時間を使えばそのときからゴミが資源に変わる。そんなことを確信した1日でした。

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息子が大きな葉っぱ(とちの葉でしょうか?)を見つけて穴から覗いてる様子。
それにしても大きい葉っぱです。いろいろ発見があるなぁ。

2012年11月20日

私達が大切にしてること


ゆき坊さんと一緒になって以来私のエコ&節約魂とゆき坊さんの天然生活的な考え方が融合し、刺激し合って進化していきました。奥さんが買っていた「オルタナ」や「天然生活」などの本を読んだり、いろいろ話し合ってひらめく日々は私を良い方向へ導いてくれました。

知識が入るにしたがってあらためて気がつくことがたくさんありました。
政府が発がん性物質と認めている物質が毎日使うものや食べ物に当たり前のように添加されているとか、薬物まみれな育て方で生み出される今の牛乳や卵の怖さとか。図書館でどんどん本を借りました。今まで知らなかった、日本にありふれてる物のダメさ(笑)を知りました。

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(左:奥さんの手作りシャンプーとコンディショナー。手を洗う石けんはもちろん、体、髪の毛、お皿洗いまで、全て手作りのを使用。 右:夏に収穫した無農薬野菜。)

そういうありふれた安物を避けて生きようと思うようになり、話し合ってルールも決めました。

・ 合成着色料、保存料、発色剤の入った食べ物は買わない
・ 中国産は食べ物は悪いけど買わない、食べない
・ なるべく地産地消を心がける (…これは311福島原発事故以来、逆転)

面倒だと思うでしょうか。消費者行動は選挙では変えられないこの世の中や企業を変えられる可能性のある唯一のアクションです。なにせ良いものを選び続け、悪い物を買わないという消費者行動は「売り上げ」という形で直接、企業に伝わりますから。安くて粗悪な物を買い続ければそれを応援することになるんです。

でも良いものは当然、お値段も高いです。価値を考えれば当然のことなのですが、私の安月給では応援しようにも限界がありました。例えば有機野菜は3倍のお値段でした。更に、有機野菜と銘打ったものですら団体が認めている数十種類の農薬は使ってOKという、私からすればとんでもない情報も入ってきてしまいました。

これはもう、田舎暮らしをしていろんなものを手作りして自給するしかない
と決意することが出来ました。そういう意味ではダメになった世の中に感謝してます。

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(左:山羊のそら。 右:鶏2羽)

今、私達は収入は低けれど、豊かな生活をしてます。
山羊を飼い、鶏を飼い、毎日、当たり前のように作ったりもらったりした有機野菜を食べてます。まだまだ収穫は先の話ですが柿の木も栗の木もクルミの木も梅の木も植えました。ブルーベリーの木は10本追加しました。 まだまだ豊かになっていくんです、多分(笑)。

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毎日の食事が楽しみもおいしくてしあわせです。写真は野菜をいっぱい使ったピザ、ペペロンチーノ、ある日の夕食。食材が豊かだと奥さんも料理するのが楽しそう。無農薬なので、皮や種などを山羊や鶏達にも安心して与えられます。

自分たちで食べるものだからこそバカ正直に、本当に安心安全なものを作っていこうと思います。未来は希望にあふれてます。これからも私達の等身大の悪戦苦闘ぶりをブログで発信していこうと思いますので、どうか私達そらいろ農園を応援して頂けたらと思います。

2012年11月18日

友人の大豆脱穀作業のお手伝い


田舎暮らし、楽しいです。いいことばかりじゃないです。田舎だからって特別に違うことなんてないです。だけど毎日おいしいご飯を食べてます。自分が今生きて呼吸をしてることがうれしくてたまりません。日々を重ねるたびに命を繋げてくれた両親に、ご先祖様に感謝が深まります。うちの家族が大好きです。

さて、今日は家族みんなで友達の有機農家の大豆の脱穀の手伝いをしました。


大豆の脱穀のお手伝いの様子
(大豆の脱穀作業中にずっこけてストイックに笑いを取ろうとする息子)

私達夫婦は歩き始めたばかりのひよっこ農家。声をかけて頂けたら出来る限りお手伝いには行こうと思ってます。例え報酬がなくても大抵、得るモのはありますからね。


大豆の脱穀のお手伝い
株を手に持ってビニールシートにパチンパチンパチンと強くたたきつけます。1つの株で20回は叩くわけですがそれでもまだ豆がはじけないさやがある…。j結局、手でさやから取り出すしかありません。大人3人で8時間頑張って、脱穀できたのは60kg程度。大豆は育てるのは簡単でもその後が大変なんですね。

ゴミを吹き飛ばすとうみ
今回良かったと思ったのは現役の「とうみ」を見られたこと。ふむふむ。(とうみは家の蔵にも眠っているのでそれをいつか直して使えたらいいなと思ってます)

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やり方が悪かったのか正直、思ってたよりもずっと使えない機械だったわけですが、でもそれでもいいんです。効率ばかりが全てじゃない。

そらいろ農園でも大豆は作りましたが第2の畑で育っていた大豆は害獣に食われて全滅、結局収穫はバケツ1杯くらいでしょうか。来年は土作りもかねて大豆をいっぱい作りたいと思ってます。
豆腐に味噌に醤油におから。作るのが今から楽しみです!

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そしてこちらが山羊のそらのためにもらった大豆がら。

2012年11月14日

薪ストーブ生活、始まってます

長和町の秋の紅葉
長野は今晩、いよいよ雪の予報です。あべっちです。
今、あちこちで降り積もっている紅葉がとてもきれいなのですが、
これも雪が積もるまでのお楽しみ、ですね。風情があります。

自分で設置してみた薪ストーブ
さてさて実は先週、薪ストーブが完成してました。(本当は最後の煙突の部分(106mmのL字煙突)がこの辺りのホームセンターで売ってなくていまだ実装備のまま)

レンガはちょっとカラフルにしすぎた感があって反省しております(笑)。でもきっと使ってるうちに味が出てくるでしょう♪ストーブは4000円もしない激安のアルミ製。いつかちゃゃんとした薪ストーブかロケットストーブを設置するその日まで頑張って欲しいです。

薪ストーブで調理中のカレー
蓄熱が弱くすぐに煙突に煙が上がってしまうエネルギー効率の悪いストーブですが少しでも熱を有効利用しようとストーブ調理を実践してます。お湯や湯たんぽは毎日沸かしてますし、奥さんも煮物やご飯炊き、味噌汁に至るまでほぼ全ての調理をなら薪ストーブでこなしてくれてます。ありがとうっ!

薪は…夫婦で山に入って頑張って少しずつ集めてます。

里山で集めてきた小枝
小枝はいくらあっても重宝します。大きな枝は鶏小屋や建材にも使えます。

里山で集めてきた薪
1年前に森林組合が「杉山の保全」の為に切り倒した間伐材は良い感じで乾いていて、チェンソーで玉切りしてオノで割ったらサクっと割れてくれまして、なんとそのまま使えました。ラッキー!

そんなわけで今のところ薪を買わずに 自給出来ております。ただ山で落ちてるのは杉材なので燃えるのが早い早い。1日にバケツ4杯くらい使っちゃってますもの。本格的に寒くなってきたら足りないだろうなぁ。というより雪がつもりと取りに行きづらくなりますものね。どなたか譲って頂ける方がいらっしゃったらよろしくお願いしますっ。

薪ストーブで燃える薪
3ヶ月前の悩んでいた私、見てるか~?ほら出来たぞー。そんなわけで夢にまで見た薪ストーブがただいまポカポカをおうちを暖めてくれてます。地球が作り出すエネルギーにも感謝感謝です。

2012年11月10日

季節外れのカブトムシ探し

ただいまの所、石油ヒーターを使わずに過ごせております、あべっちです。

さて、息子(3歳7ヶ月)がただいま、空前のカブトムシブームです。この夏はカブトムシの幼虫をおばちゃんから2匹もいただいたのですが1匹はキリギリスに食われてしまい、もう1匹は自然死滅してしまい,成虫を見ることはありませんでした。。

でもそれからも息子が保育園から借りてきたり図書館で借りたりプレゼントされたりする本はカブトムシの図鑑や絵本ばかりでした。両親はもちろん,保育園の先生も叔母さんもこの子のかぶとむし好きを知っているのです。

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本当に本当にカブトムシが大好きなこの子のためにネットで購入することも考えましたが、お金で解決してもそれは私達が目指す方向としてなにか違う気がします。

そこで、「カブトムシを探しに行こう!」といつも言ってる息子の誘いに乗って、山にカブトムシを
探しに行くことにしました。季節は11月だし、さらにこちら長野県は寒冷地です。果たして出会うことが出来るのでしょうか。

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裏の山を登る息子。年間10人も歩かないような荒れた山道です。足下は折れた枝や大きな石がゴロリゴロリ。大人でも足をくじきます。よくもまぁ3歳児が歩けるものです。しかも親子でサンダルなのに。この足首,将来はフェンシングで金メダルを取れるでしょうか。(やらせる金が無いっつーの)

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小一時間歩いて結局、最初の山にはカブトムシは居ませんでした。植林された杉ばかりの山だったので当然でしょうね。…普通ならここで終わりそうなものですが、息子の熱は冷めません。

「あっちのあったかい山にカブトロシ居るんだよ」
「パパも呼んでねカブトロシさーんって」

私も強い想いに惹かれる人間なので覚悟を決めて今日は息子の情熱に最後までつきあってやることにしました。週に一度くらいそんな日があっても後悔はしないでしょう。

さて,2km歩いてお隣の山へ移動です。まさに山あり谷あり道路あり。途中で草の種が全身に付いたり,バラのとげがパパに刺さったりという痛い思いもしましたが、事前に「かぶとむし探しに行くなら大冒険になるよ、痛い思いや怖い思いをするかもしれないけど、それでも行くかい?」と話していたのでそれでも冒険を続けることが出来ました。

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なんとか次の山に到着しました。次の山から最初に登った山をパチリと撮影。

でも次の山は鹿のフェンスに囲まれていて中に入ることが出来ませんでした。息子が疲れと眠さと草の種の傷みで歩けなくなったので、だっこして引き返すことにしました。

たった2時間足らずの冒険でしたが息子に「カブトムシは冬には居ない」ということを分かってもらうことが出来たようです。ママに「カブトムシさん居た?」と聞かれたときに「カブトムシさんあったかくなったら居るんだよ」と教えてましたもの。

田舎ならではだと思います。来年は春に幼虫を、夏に成虫を探してみようね。

2012年11月5日

山羊のそらが鼓張症に

日々の労働で顔が老けてきました、あべっちです。
さて、今回は10月7日にやってきてそろそろ1カ月の山羊さん「そら」のお話を。

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(河原など散歩がてら拾ってきた落ち葉を食べるそら)

実は数日前からお腹が張ってしまって心配続きの数日間でした。症状は食欲が落ちる、反芻(はんすう)しなくなる、あからさまに元気が無い。横っ腹に私が頭突きしていたほど元気で私が離れれば3時間でも鳴き続け、暴れ馬のように暴れて杭を引き抜いてしまう子だったのが、今は座ってばかりで首はうなだれて、あくびばかりしている…。

このまま死んでしまうんじゃないかと気が気じゃありませんでした。毒草を食べてしまったのかそれともお腹の張る鼓張症か。

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思えば山の草ばかり生えてる第2の畑にはわらびもたくさん生えてます。とあるページではこのわらびも毒草とありました。考えれば考えるほど分かりません。座ってばかり居るので腰麻痺も疑いましたが、以下の2つの理由からそうではないと判断しました。

・立つことが出来てる。 走ることも出来る。
・腰麻痺の蚊を作り出す牛を飼っている長門牧場までは山を挟んで7kmある。

でも2日経っても症状が回復せず(とはいっても食欲もあるしよく分からないのですが)、たまらずご近所で山羊を飼われている方にヘルプしました。かかりつけの獣医師などを紹介して貰えたらというわらにでもすがる思いでした。

お話を聞くと顔のむくみなどから考えて「鼓張症」ではないかとのこと。ふむふむ。考えられる原因は豆のついた枝豆の株と、さつまいものつるを与えたことでしょうか。そんなに多く与えたつもりはありませんでしたが、この子は100%草原で育った野生児。初めての食べ物に胃がびっくりしてしまったのかもしれません。

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そして現在、鳴くようにもなったし、食欲もすっかり戻りました。これでめでたしめでたし…のはずなのですが。…ただ1つ回復してないものも戻ってないものがありまして、それは彼女の「荒々しさ」です。暴れ回ることが鳴くなり、優しい性格。扱いやすくなったのは嬉しいのですが、これで良いのかなぁ。


息子と並んでパチリ。弱体化するまではこんな風に横に座るのも怖かったのだけど、今のしおらしいそらなら可愛いもの。こんな様子なら除角することもなかったねと奥さんと話してます。

今、そらは発情してます。でも今回は病気の回復と除角のダメージを考えて、妊娠はまた次回にしようと思います。よくばりなので山羊乳は1日でも早く欲しいけど、でも、1カ月くらい(もしかしたら12ヶ月後だけど(笑))、待ちましょう。それが工業製品との違いですからね。

これからもそらとの生活はずっと、続くのです。

2012年11月3日

薪ストーブ設置作業してます

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今朝は今年初めての霜も降りてました。これで野菜は甘くおいしくなりますね~。11月に入っていよいよ寒くなってきたこちら長野です。現在、室温7.5度。夏は天国、冬は地獄の長野の古民家暮らし。冬の寒さを覚悟してきたつもりでもやっぱり寒いものは寒いですね~。

そんなわけで生きもの達の世話や野菜の世話の合間に薪ストーブの設置作業を進めてます。

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合板を買ってきたタイルとレンガの大きさに合わせてカット。目地の長さも忘れずに考慮します。それを壁に貼り付けた状態です。壁と壁に貼り付けた合板の間には2.4mmの空気層を設けてあります。この空気層があることで暖められたレンガが熱を逃がすことが出来るので、木材や壁材の劣化を抑えられるそうです。

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試しに床のタイルを置いてみました。奥さんは8枚では狭いというけど安物の薪ストーブだし、空気層もあるのでこれで大丈夫じゃないかなと。途中から手先が器用な奥さんも一緒に作業を進めてくれました。

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レンガの接着には耐火モルタルを使いました。熱で固まるタイプなのでちゃんと固まるか若干の不安はありますが、周りは結構熱くなるはずだし、人が乗るわけではないのでゆっくり固まってくれてもいいし。テープで養生したのにあちこち汚れてしまいました。まぁこれも作業が終われば味になるでしょう♪

レンガをカットする道具がないので今日の作業はここまで。友人が買ってきてくれるそうです。なんといっても最寄りのホームセンターまで10km以上ある土地(なんと町内に1件も無い…)なので助かります。

夫婦で「どうしてこんなことをやってるんだろうね」とか「本当にオレのこと愛してる?」とかくだらない話をしながらの作業は楽しいです。息子もおとなしくしててくれたし、感謝。もうすぐおうちが温かくなるよ~。