2014年6月24日

キジの卵を温め中です

先日の6月19日に、草刈り中に何かを見つけました。
ビーバーで草刈り中に「んんっ!?」と。

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…卵?

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うっすら緑色。おそらくですがこれはキジの卵じゃないかと。
(分かる方教えて下さ~い!)

 ヤブの中に卵を産むとは聞いていたのだけど野生の鳥の卵を手に取ったのは初めてです。今まではせいぜいツバメの卵くらいかなぁ、肉眼で見たのは。待ってみても母親は来ませんでした。触ったときにはすでに冷たかったしもうダメな卵かもしれません。

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とりあえず、鶏小屋の産卵箱に入れて温めてもらってます。生まれたらどうするかはまだ決めてませんが、命をほってはおけませんもんね。21日経過しても生まれないようなら処分したいと思います。

でもいつも思うのですが私達人間は生きるために野菜や肉を食べるくせに、苦しんでる動物を見るとどうしても助けてしまうんですよね。私も今までに犬、猫、鳥、キツネなどなど。でも皆さんもそうですよね、助けますよね。 これは優しさなのかエゴなのか。でもとにかく、ほっておけないんですよ。

しばらく温めてもらって様子をみたいと思います。烏骨鶏の時のように生まれたとたんに鶏たちに食べられなきゃ良いけど。

噂が大好きな田舎で嫌になることもありますが、ここにしかない自然を楽しんでます。

2014年6月22日

山羊の子たちがもらわれていきました

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(もらわれていく直前のニコ。ママのそらとピットリ。)

先日、2頭の山羊の子たちがもらわれていきました。
3月18日に生まれてから元気いっぱいに跳ね回ってきた子達ですが
3ヶ月も経つと大きくなったものです。

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(こちらはもらわれていく直前のイッコ)

名前はイッコとニコでした。でも今のうちの現状ではこれ以上は
飼えず、最初から譲ることを決めていたので名前はあまり呼びませんでした。
新しい里親さんが新しい名前をつけづらくなりますからね。

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最後の2週間は親子で出来るだけ畑に放牧させてました。
野菜をかじることもなく、とても助かりました。

そして2頭はとても感じの良いご家族にもらわれていきました。
お嫁の行き先では良い子にしてるそうです。
さびしがりっこたちなので心配しましたがとりあえず一安心。

私達が譲っていただいた命が新たな生命を生み出し、
別々の場所に巣立っていったわけです。命ってすごいです。

母山羊の方は子供達が居なくなったので、この数日、また搾乳を開始。
居なくなったとたんにおっぱいが張ってパンパンです。
さすが日本ザーネン種ですね。

子山羊たちを引き取っていただいた里親の皆さま、そして
元気に育ってくれた子山羊と産んでくれた母山羊に感謝です。
ありがとね。末永く幸せにね。

2014年6月9日

「ほっとステイながわ」で長和町にいらっしゃ~い♪

あべっちです。毎日合わせて12反(多分)ほどある田畑をかけずり回ってます。去年1年間でうちの鶏と山羊の糞でおいしい野菜が出来ることが分かったのでもう迷いはありません。36歳ですが青春まっただ中,出来る限り早く手足を動かすだけです。(自分の手の残像が残ってるイメージ)

 さて,長和町では「ほっとステイながわ」というイベントがある行っているのですが,今年から弱小農家のそらいろ農園も受け入れ農家として参加させていただいてます。こちらは都会に住む小中校生が授業の一貫で「長和町内の民家にて農村体験をする」というもので,時間も朝9から夕方3時半頃までと長時間で本格的です。

では,そらいろ農園のほっとステイで実際に子ども達にどんな体験をしてもらったのかご紹介しましょう。

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とある日(2014年5月22日)のほっとステイでは山羊たちの山への放牧を手伝ってもらってから,草刈りをして山羊たちに草を与えました。野菜の定植を手伝ってもらった後は男子と女子に別れて男子は薪割り,女子は山菜の収穫をしました。薪割りは男子のウケが良かったですね。男のロマンですね。


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先日(2014年6月5日)は私が無農薬でやらせてもらってる小さな田んぼ3枚(合計1.6反)の田植えをしました。 手植え体験はなかなか出来るものじゃありません。2名の生徒が縄を張る役,残る11人が植え進んでいきました。

無駄口してる仲間にある友達が「しゃべるなよ」と言ったのを聞いた私は「いやいや,みんなでやる農作業は無駄話が楽しいんだよ,どんどん話して」と伝えました。そう,手仕事は楽しいんです。それを証拠にカエルやオタマジャクシを見ながらワーキャー言いつつもみんな笑顔なんですね。

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手植えだと曲がってるのも味。機械化されすぎて農薬も便利になりすぎて,農家達ですらありがたみが薄れてる今日日のお米づくりですが,頑張った子ども達は明日から食べるお米への感謝の気持ちが大なり小なり,変わることでしょう。



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こないだ(2014年6月8日)のほっとステイでは薪割り→野菜収穫→火起こし→調理→収穫したばかりの野菜で豚汁を,収穫したばかりの有精卵でソーメンを食べるということをやりました。ただ作業的に薪割りをやってもらうのではなくて,「うちはガスを契約してないので,薪で調理をする。なので君たちに薪を割ってもらって,その薪で豚汁を調理するから」と流れを伝えてやってもらいました。自分たちがこれから使う薪と確信したことで勢いが増したように感じました。

女子チームに調理を担当してもらい,男子に火をおこしと火の強さ調節を担当してもらいました。わざと細かい指示はしません。そうすると彼らは自分達で話し合って一番効率が良く無理のない感じで動いてくれます。そんなこんなで食べた豚汁も,収穫した産みたて有精卵でのソーメンも大好評でした。こんなのもうちならではの体験だと思いますよ~。

そんなわけでなかなか楽しい時間を過ごすことが出来ました。休憩時間はトーク的が盛り上がりました。食べ物作りの現状を知ったもらった上で,そらいろ農園がやってることもしっかり伝えましたし,彼らの夢を聞いてみたりもしました。頑張れ少年少女。どんな結論を出しても良いけど,ちゃんと自分の頭で考えて生きていこう。

忘れてしまうだろうけどそれでもこの体験で何かを感じてくれたと思います。