2015年8月30日

うれし涙は息子がくれました

うれし涙。
悲しいときや悔しいときに涙が出てくることはあります。でも息子の成長にじーんとして涙ぐむことはよくあれど、うれし涙ってのはそうそう流せるものじゃありません。

私は37年の人生で3回だけです。

1度目は奥さんの妊娠が分かったあの日。場所は当時住んでいた千葉県市川市の借家の小さな家の台所のコンロの前。奥さんから報告を聞いたあと、ひとりで夕食を料理を作っていた時に嬉しくて泣きました。正面の窓から夕陽が差し込んでいたのを覚えてます。命をつないでくれた今は亡き親父に「ありがとう」と口にしてました。

2度目は息子が生まれた6年前のあの日。夜22時過ぎに病院に呼ばれ、分娩室に移動する奥さんを見送り、1人病室で奥さんの痛みと苦しみを想像して息苦しくなり震えてました。

うれし涙が出たのはその30分後、分娩室で彼が生まれるのを見守り、1人で病室に戻ってきたとき。「がんばったね、ふたりとも…」なんてことを小声で言いながらうれし泣きしました。これから始まる新たな人生に心の温度が上がりました。


そして3度目は今日、2015年8月29日でした。
息子の描いた絵がコンクールに入賞したとのことで長野市まで見に行きました。えんやこら片道60km。奥さんからカブトムシの絵だと聞いていて大好きなカブトムシをどんな風に描いたんだろうとワクワクしてたんです。

でも会場で先に見た奥さんが 「カブトムシじゃなかった。パパもびっくりするよ」 って。

そこには人の絵が。タイトルは「おとうさん」。私のことを描いた絵でした
なんてサプライズでしょう。周りに人が居るのに、涙があふれてきました。
頭は真っ白なのに心が満たされていっぱいで、どんどん目からあふれてるこの感じ。
とびきりの、6年ぶりの、うれし涙でした。

時間を置いてからよく見ると周りには私が頑張って作ってる野菜の絵が。
好きなものを書いていいよと言われたのに無限のモチーフの中からを私を選んでくれたこと。


あぁ、世界一の幸せ者です、私は。

携帯で写真を撮影したのですが、今、それをちょっと見ただけでじわわわっと涙がこぼれます。
今日のことを10年後も50年後にも少しでも鮮明に思い出せるように、忘れないように、書き残しました。


▼これまでの息子の作品(6歳)









2015年8月20日

2015年8月の畑の様子その1


常連さんは毎度あり、初めての方ははみでまして、37歳、長寿県長野県にお住いのあべっちです。移住後、いろいろな人たちと出会いました。絵にかいたような人口減少、若い人が少ない限界集落のこの町を、農業を、観光をなんとか盛り上げようという想いを持った人たちが動いてます。誰が何をやろうとも誰が成功させようとも、未来の子供たちが笑顔でありますように。

さて、今回は2015年8月のそらいろ農園の野菜畑のご紹介です。

私の背丈を超えて2m近く育ったトウモロコシ。生まれて初めて収穫まで行きまして、味もまぁまぁの80点でした。今までは背丈が1mほどで止まり、葉が黄緑になって 実もつかないで命を終えていたのに。。この3年で土が変化してきたとしか考えようがありません。でもこれで今度は窒素過多なんてことになっていくのかなぁ。その点は要注意ですね。やるなぁ自家製発酵鶏糞とボカシ。

こちらは3つありますトマトの畝の1つ。竹とはざ棒で支柱立ててます。まぁ無謀ですね(笑)。よく倒れたり折れたりします。雨の日は要注意。もっと補強しないとダメですね。

こちら世界一トマト。トマトは毎年、よくできるのですが今年は特によく出来てます。味も良いです。
種取ももう今年で4年目、一生大事にしたいです。

こちらは黄色いトマト。自家採取2年目です。形も丸いのやら変なのやら多種多様ですが、幸い味にはばらつきがありません。この中から好きな形のを選んで自家採取し、来年に向けたいと思います。栽培する側の注意点としては雨が降ると裂球しやすいことです。路地で黒マルチもしてないのでひとたまりもありません。雨が降る前に収穫することですね。

 カボチャは全体的にいい感じです。去年まで茎葉が全然伸びなかったのになぁ。ちなみにカボチャは他の畑でもかなり植えてるのですが日持ちもするし除草も比較的楽なので作り手としてはねらい目の野菜なのです。…が、いかんせん田舎の直売所だと単価が安すぎて(1つ300円指導)。私の農法では1株で1つ程度なので、お小遣い稼ぎにはなってもとても商売にはなりません(泣笑)。

 こちらはサツマイモ。おととしは大成功、去年は大失敗、
今年はどうなるかな??お願いします、神様!(神頼み貝っ!)
 
  こちらはパプリカの畝です。路地で作付けするのはとても難しい野菜らしく、無農薬ですと1つの株から1シーズンに2つくらいしか採れません。ピーマンと違い完熟しているので保存できる時間も短く、そらいろ農園の代表的な赤字作物となってます。でも奥さんが喜ぶので。

 こちらはししとう。毎年大爆発する野菜の一つです。香りがよく、本当においしいです。支柱のさし方も私のオリジナルです。時間と支柱の余裕のない方に有効な手法です。

今年うまくいった野菜(人参、玉ねぎ)、まだうまくいかない野菜(さといも、しょうが) などありますが、なにせ自家製ぼかしと自家製鶏糞と山羊糞が肥料ですのでばらつきもあるのでしょう。カボチャとトウモロコシなどは逆に成長しすぎて驚きました。読めないなぁ。

今回のお食事写真。私作、固焼きそばのアンです。野菜がおいしいと何を作ってもうまいです。

ではその2で。お会いしましょう。