2015年12月30日

雪国暮らしのパートナー、チェンソー大活躍!

あべっちです。田舎暮らし、古民家暮らし、百姓生活、、ドタバタな雪国生活も4年目になります。しょっぱなから野菜も米も卵もミルクも薪生活も家直しもあれもこれもの欲張り自給生活に加えて極寒の山暮らしときたもんで。本人たちは夢中で気づきませんでしたがよそ様から見ればそれはもう大変そうだったと思います。

でも厳しい環境の中で出来るだけチャレンジし続けたこの4年間は、私と家族をぐっと成長させました。最近では本当の意味で北国の自給生活を楽しめるようになってきたと感じてます。


さて、本題へ。雪国での田舎暮らし。はい、何を想像するでしょう。そう、正解!薪ストーブですね。では薪生活の必需品はなんでしょう。…そう!冴えてますね、そうなんです、チェンソーなんです。
 
私のチェンソー(ハスクバーナー336)
 田舎暮らしを決意してからサラリーマン時代に買っておいたチェンソー(ハスクバーナー336)。でも実は2年近くまともに使ってなかったんです。それというのも途中から切れ味が悪くなりまして、丸ヤスリで研いだりしてたのですがやり方も切れるようになったのかもよく分からず。。

OREGONのヤスリホルダー
ですが先月1400円で購入したこのOREGONのヤスリホルダー(4mm用)が届いてからはモノクロームだった世界が一転、一気に16色カラーくらいになった感じです。これ、とても簡単に研げて、とてもよく切れるようになるんです。最高っ!あぁこれ当時ケチらずにすぐに買えばよかった~。


 長いのだって玉切りしてしっかり乾燥させれば割らなくても薪として使えます。さらに、こういう生木はDIYの材としても活躍してくれます。上の写真くらいの材を買えば5,000円しますし、こういう木ならではのかっこよさがありますしね。

軽トラに積まれた竹
チェンソーで竹も切れます。専用の刃があるそうなのですが取り換えも買うのも面倒だったのでノーマルの刃で一度やってみようとやってみたら、普通に切れました。やってみるもんですね。


チェンソーで玉切りする私
今は灯油とガスの時代、山に入って薪集めしてる人も減ったと思います。なかなかの重労働だしこういうライフスタイルを望まない方にお勧めは出来ません。・・・でもここのような寒い雪国こそ、本気で薪集めが楽しめる場所だと思ってます。だって必要なんですもの、心からありがたいんですもの。正直、千葉県より南の地域では薪ストーブなんてお部屋のお洒落アイテムでしかありません。雪国だからこそなんです。

・・・なんて書いても今はお金稼いで灯油をたくさん買える収入のある男性がカッコいい時代なんですけどね。はははまぁ人は人ってことで。

ともかく今年は冬の日々も楽しんでおります。夫婦で北国育ちでその大変さは分かっていたはずなのに、どうして千葉県からの移住先に寒冷地の雪国を選んだのか、それが今なら分かる気がしてます。ではまたっ!


2015年12月28日

田舎暮らし4年目はこんなクリスマスでした

そらいろ農園にゆかりのある皆様、お世話になっておりますあべっちです。先日、姉がついに40歳に。自分の年齢には実感がないのですが親兄弟が年を重ねるとその現実感にびっくらぶっこきます。そりゃ私も年を取るはずだわと。私ももう人生半分折り返し。これからも毎日の食事をはじめとしたいろいろなものを大切に生きていこうと誓いました。

さて、うちの今年のクリスマスはこんな感じでした。
コンセプトはいつも通りになりますがお金をかけず手間暇かけて楽しもう、です。

まずクリスマスツリーですが息子と軽トラに乗って山に行き、チェンソーで切りだしてきました。山に行きなんて書いてますが時間は往復時間も入れてで30分程度でした。なにせすぐ裏が山ですからね。モミの木ではなさそうですがそれっぽいからいいかなと。 気の長さは3mあったのですが家に入らなければいけないので190cmにカットしました。

山から生木を切りだしてツリーにするメリットは以下のようなものがあると考えます。
・使い終わったら薪や山羊のえさになる(薪ストーブ使用者と山羊飼いの人限定)
・ 嫁と息子に自分のワイルドさをアピール出来る(効果的)
・買わなくて済む(経済的&エコ&無駄に消費税を払いたくない人向け)
・大きいのでも小さいのでもサイズを選べる(生木なのでカットも簡単)
・来年まで1年間保管しなくても良い

なかなかでしょ?まだツリーを持ってない方にはおすすめです。ただもうすでにクリスマスツリーを購入済みの方はそれを大事に壊れるまでお使いください。 それが一番のエコですから。

ツリーのかざりつけは息子の恐竜や昆虫のおもちゃ(カブトムシ、カマキリ、ハエ、ゴキブリetc)を針金でかけたり、羊毛でチクチクして丸いのを作って下げました。こんなシンプルなかざりでもなかなかきれいです。なにより、オリジナリティがあって好きです。

電球は買おうと思ったら2800円もしたのでこれは無駄だと。ならばと100円均一のUSBの豆LEDライトを4つ購入し、USBハブから電源を取ってピカピカしてもらいました。来年も使えばもとはとれるでしょう。

 
ケーキももちろん手作りです。今年は私がクリーム塗りをして息子がイチゴを置いてくれました。手作りだとおいしいし、安いし、楽しいんですからやるしかありません。だって材料代は1,000円程度。こんなの買えば3,400円とか平気でしますからね。

 サンタさんの帽子も家族分を奥さんが縫って作ってくれました。(猫にも作ってました・・・)。かぶるとちくちくするので長時間つけていたくはありませんが気分は盛り上がりますね。

クリスマスのディナー
メインディッシュのピザも焼きあがってようやく食事です。千葉のばあちゃんが送ってくれた焼き鳥や北海道のじいばあが送ってくれたカニもムードを盛り上げてくれます。送ってくれる気持ちがうれしいじゃないですか~。

来年からはワインぶどうを作る生産者としても頑張るのでこの頃は積極的にいろいろなワインを飲んでるのですが、もちろんクリスマスにもいただきました。でもワインってこんなにおいしかったのかと今更ながら気が付きました。若いころは赤ワインなんて苦いだけだったのになぁ。

そんなわけで2015年の阿部家のクリスマスは平和に終わったのでした。

おまけ:サンタさんからもらったラジコンカーを走らせる6歳息子。この時期、田舎の農道には誰も来ないので走らせ放題です。おっさんには骨にしみる寒さですが、子供は元気ですねっ。

2015年12月15日

軽トラの荷台シートに水たまりが出来なくするための作業

そらいろ農園もついに軽トラを買って9か月、日々私の愛車として頑張ってもらってます。19万円で車検込、20年前のボロな中古車ですが私には身分相応。移動のたびに廃材や米ぬか、はたまたおからや山羊をなどを乗せたり。自給自足にはもってこいの車ですね。

そして2か月ほど前、ずっと欲しかった軽トラックの「荷台シート」も買うことが出来ました。Amazonで送料&消費税込みで2800円とリーズナブル。これで荷物を雨から守ってもらえるなら本望と興奮していたのですが、結果としては全然ダメでした。雨が降るたびに大量の水がシートの上に溜まってしまい、ちょっとしたプールが出来てしまいます。その水を捨てるときに荷台もビシャーっとなっちゃうわけです。これはいけません。

得意の鋭い思いつきで麻ひも&ゴムをシートに下に張ってみましたが、ダメでした。最初は少しの水でも溜まっていくとその重さでシートが下がり、またそこに水が溜まっていくという終わりなき悪循環。もっとしっかりしたものを作らなくちゃ。もちろんお金をかけずにね。

そこで2時間使ってこんなものを作ってみました。結局、高低差があれば水は流れるわけですからね。真ん中を高くするための棒を渡せば良いのです。
後ろのあおりの高さのままだと低くて高低差が取れないので15cmほど高くしました。棒がずれないように横にでっぱりがついてます。棒の素材は半割にした竹。軽くて丈夫なので良いかなと。(ここは今後、鹿罠用で鉄の棒にするかも)

ポイントは後ろの支柱が着脱可能なところ。支柱を抜けば出っ張ることはありません。抜いたこのパーツに鏡餅でも飾れたら良かったのですが今のところこいつに使い道はありません。今後の課題ですね。

 シートを被せたところ。これでどこまで水たまりを防げるかどうか。施工してから雨は降ってないのですが大雨洪水がほんのちょっとだけ楽しみです。てるてる坊主をさかさにして雨乞いしちゃおうかな~~。

★ご報告(2015年12月16日)
昨晩、早くも大雨が降りましてうちの荷台シートの効力が早くも試されました。自信はちょっぴりありましたが逆にこれでダメだったらちょっと頭を抱えるなぁと布団の中で思いました。

で、今朝見てみましたところ・・・オッケーです!集めても小さじ1杯くらいしか水たまりはありません。私もやれば出来るものですね。これからも軽トラのパワーアップはどんどんやっていきたいです。

2015年12月11日

そらいろ農園、冬の準備を進めてます

「死ぬまで生きられたらそれでいいじゃん」のフレーズでお馴染みの信州そらいろ農園、あべっちです。奥さんのゆき坊さんがあちらこちらのお店やカフェなどを営む素敵な友人が出来てるようで納品や商談ついでにランチして来ます。ええ、うらやましい限りです。

さて、忙しかった秋も終わり、こちら信州にも冬がやってきたわけですが、どうも今年の冬は暖冬らしく、12月11日現在まだ雪が積もってません。積もってしまうと車の事故を避けるため、なるべく運転したくねぇなぁという雪国の人特有のマイナス思考が命を守るために深層心理に組み込まれます。なので雪が積もるまでのこの数日間はそれなしで動ける奇跡の時間なのです。大切に使わなくちゃいけません。

薪。その上に乗るネコ。
そんなゴールデンタイムに頑張っておかなくちゃいけないことの代表格が薪集めです。雪が降る前にどれだけ集めておけるかが冬の私たち夫婦の笑顔の輝きを決めます。うちは近所の材木屋さんから廃材を頂いているラッキー家族なわけですが、この秋は廃材が思ったより出ず。そしてそんな状況でも薪や灯油をお金を出して買う気などさらさらないわけで、これはピンチ!!

でもそうです、思い出したんです。去年の秋に木こりの師匠から「山に伐採した木が転がってるからもちていいよ(持って行っていいよ)」と言われて運んで置いた薪があったことを。細くて存在が薄いので完全に忘れてましたが細い分、乾燥も早いんですね。燃やしてみると・・キャー、ちゃんと燃えます。 頑張った過去の自分に感謝です。

うちの6歳息子と枝を切る剪定ばさみ
忘れちゃいけないのが柿を使った保存食づくり。今年もお米の師匠の家の柿や師匠のご近所の柿を取らせていただきました。
うちの庭の柿の今年の収穫
加えて定植して4年目になるうちの庭の柿もいよいよ育ってきまして去年は5個、そして今年は25個位の収穫になりました。柿8年とはいいますが100個くらいなら5年でイケそうですね。ありがたいなぁ。取った柿は今年も干し柿や柿酢や焼酎漬けにしてみました。楽しみだなぁ。

雪国の代表格 スタッドレスタイヤ
雪国ではもしかするとパスポートよりも大切なスタッドレスタイヤ
雪国での冬の準備で忘れちゃいけない、というか誰でも絶対に忘れないのがスタッドレスタイヤへのタイヤ交換です。これは関東にはない文化ですよね。これを怠るとそれはもうツルンツルン滑ります。実際私たち夫婦も移住した初年度にノーマルタイヤでツルンツルンに滑り、最後には車を降りて100mほど押した経験があります。大事です。

タイヤ交換は私も慣れてきたおかげで20分ほどで出来るようになりました。最初は1時間くらいかけてたんですから。というかボルトを逆につけてしまって運転中にゆるんだこともあったんですから。成長してます。


薪ストーブとかまどの2台体制になってから、室温が20度を超えるようになりました。息子の耳が凍傷になることもありませんし、はんてんを着こんで寝ることもありません。寒い寒い長野の古民家生活ですが、苦労した分いろいろ対策も進んだんですね。

よーし、冬よいつでもこい!