2016年11月19日

そらいろ日記2016年11月17日(木)息子がマラソン大会で1位、ありがとうヒーロー!

早いもので7歳になった息子。
7歳になった息子が小学校の2年生のマラソン大会で見事1位になった。1.1kmのコースでこれまでの歴代ベストタイムは4分46秒。これを彼は新記録の4分33秒で駆け抜けた。

私の結果をママからメールで知った。「最初転びそうになって抜かれたけどそこからがんばって1位!感動した!」場所はワインの勉強をしているワインアカデミーの建物の中。おっさん、教室の中でうれしくて涙が出てきて、ちょうど昼休みだったので外に飛び出した。彼がどれだけ頑張ったか、どれだけ辛かったかを知りたくて坂道を駆け上がった。

走り出して30秒で息がつまり、足が止まろうとした。頑張れと口だけで言ってきた。ゴールを過ぎたら休めるから最初から全力で行けと熱く彼に語った。実際に走ってそれがどれだけ辛いか分かった。根性だけではどうしようもないなこれは。

おそらく5分で足が止まった。喉から血の味がする。それでも「ゆうき、がんばったな」と独り言を連呼してまた走り出し20分走った。彼は一度も止まらなかったんだ。すごいぞ。

3月28日生まれなのに7歳男子にして145㎝、靴のサイズ24.5。小学校1年生にして小さい6年生より大きかった。何歳の時も誰が見ても年相応に見てもらえなくてつらい思いばかりしてきた。何度大人にバカ扱いされてるのを見たことか。どれだけ子供からいじめられたことか。見た目だけで判断してすぐ口にするんじゃねぇ!生まれたのが1番遅かっただけだ!誰よりも大きかっただけだ!と父親は心の中でずっと思っていた。

お祝いに由紀ちゃんが夕ご飯にお寿司を買ってきた。それをおいしそうに食べる息子。
撮影した動画を見ながらいっぱいいっぱい褒めた。どれだけ褒めてもまだまだ足りない。
ヒーロー!と呼ぶと照れくさそうに笑う。

この1か月、父として先輩としていろいろ話した。
伝わらないかもしれないけどパパの話を聞いてくれとこんなことを話し始める。

どうせやるなら1位を目指せそう、最初から2位を狙うな、5位になるぞ。
今日がんばった体をほめな。頑張ったねってなでな。湯船で温まれば体はよろこぶよ。
全部が細胞なんだよ。頭の脳みそは君だけど各々で生きてるんだよ。なでたげな。
長い手足を使うんだ。地面を強く蹴って大股で。腕を大きくふるといいかもよ。

親の言うことなんて聞くことないと私は思う。でも彼は素直に聞いてくれた。
・・・ありがとう。
忘れない、辛くなったら私も君の走りを思い出す。私も走る。

私も走る!

2016年11月8日

そらいろ日記2016年11月08日(火)

昨日はJAの研修先のお泊り会。東御市のすごい古民家にお泊りし、豪華な夕食と朝食バイキング、そして上質な温泉を楽しんだ。それにしてもみんなお酒強いな。私は少しで酔うようになった。酔っぱらってスーツ姿で水道橋の噴水に飛び込んでいた頃が懐かしい。

関係ないけどうちのネコ。こんなひとなつっこい猫はみたことない。たまに思い出す。
朝は玉ねぎの定植とワインアカデミーでの勉強。ワインで酔うと次の日気持ちいい二日酔いになる。それでも仲間がいるから頑張れる。みんな二日酔いの状態で頑張って農作業してるってだけで笑えるんだもの。



関係ないけど7歳になった息子。恐竜で遊びながら寝ちゃった。こんな光景をふと思い出す。
アカデミーの授業は面白い。疑問が解決されるとまた疑問が生まれる。自分なりの答えを見つけ出すべく、聞いたこと思ったことをノートに書き込む。頭を隅から隅までフル回転させる。二日酔いだからぐらぐらするけどね。

授業中の私の「4年後に価値が出そうな品種は?」の質問に対するヴィラデストの小西先生の解答は「難しい品種より実績のあるヴィニフェラ種をおすすめする。」とのこと。ワインブドウに関しては品種より出来栄えということか。今日は授業を聞いて4つの閃きがあったぞ。調べなきゃ。


1日会ってないだけで家族は何してるかなぁって考えちゃう。
我が家に帰宅するまでの道中、早く家族に会いたくて車を飛ばしてしまった。そんな自分に気が付いて自分はなんてしあわせな状態なのだろう。おいしいの食べたら家族に食べさせてやりたいなと思うし、楽しい体験をしたら今度家族を連れてきたいと思う。もう私は100%パパなんだな。

 
日本の土中の深さごとの水分濃度を知りたくて情報を探してます。5cm、10cm、15cmとで水分の濃度はどうなっているのか。(あまりにも大差ないならそれもOK)。それによりワインブドウやその他果樹の栽培方法が多少変化する可能性が出たためです。ご存知の方は教えてください!

2016年11月5日

ひまわり収穫しました!

阿部タケシでごわす。2016年のひまわりプロジェクトの全作業が終わりました。今年は果樹の研修が始まるので大した栽培は出来ないと思ってましたが、そんな中でも出来そうな作物を考え抜きました。そしてひまわりを選び、結果、こうして最後まで育てることが出来て良かったです。

ちなみに、私がひまわり栽培イチオシなのには以下の理由があったりします。

収穫時期のひまわり畑1。すっかり種だけの姿になりました。
・個人的にひまわりのあの堂々とした花が好きだし、景観にも◎だろう
・栽培の機材、資材が最小限で済む(黒マルチ、支柱、トンネルなど不要)
・農薬を使わない栽培が可能
・管理が楽(脇芽かき等が不要)
・一度に収穫できる (毎日収穫の手間がかからない)
・収穫がカンタン(必要な道具はハサミだけ)
・採種もカンタン
・油にすれば加工品として秀逸(保存性、価値等)
・絞ったカスは油かすとして再利用出来る(買ったらやたら高い油かす)


夏は本当にきれいだったなぁ。通りすがりの方が写真を撮りたくなる畑ってなかなか無いですよ。私がもしこの夏に高校生だったら、きっとここに好きな女子を呼び出して告白してますね。「僕と付き合ってください!」なんて…恥ずかしくて無理ですね。相手が「きれいだね…」と口にしたところで「…いや、君のほうがきれいだと思う」が限界かなぁ。

まぁそのくらい妄想しちゃうわけですよ、うれしくて。(あほ)

そして花が散った後も収穫の楽しみがあるわけですね。種の皮を剥いて食べてみたのですが火を入れなくても…おいしーーい!!これは焼き菓子やタルトにも使えそうです。そんなことを考えながら、友人とたあいない&しょーもない話で盛り上がりながらハサミでチョキチョキと収穫しました。

脱穀?は来年になるそうでどのくらい獲れたかなどはその時に分かるそうです。今年の経験からもっと安定して大ぶりな花を咲かせるために出来ることがあることもわかりました。なんでも経験、なんでも勉強ですね。おかげさまで日々成長しております。そんなわけでまた来年です!


2016年11月4日

リンゴ栽培も勉強してます

2年間の果樹の研修も7か月が経ちました。あと17か月で就農になるわけですが、それまでに栽培方法を体得し、経営準備も進めていかねばいけません。とはいえ研修は実際には指示された作業を繰り返す単純作業、教えてもらうのを待つではなく、自ら積極的に調べて聞いていく姿勢が成長につながります。

研修先のリンゴ園
写真はリンゴ園の様子。摘花、摘果、草刈、除葉、支柱立て、病気の枝切り、収穫、いろいろ繰り返し体験しました。最初は初めての作業でも繰り返すことで動きが変わります。目が見えるようになります。自分で成長を感じられるのはとてもうれしいことです。

こちらは「芯食い虫」(ガの幼虫)にやられてしまったリンゴ。小さな穴が開いているは幼虫が食い荒らして出て行った跡。混み合った園地で防除がうまく作用しなかった年に大発生するとのこと。

たまにJAが企画してくださる勉強会にも参加させてもらえます。東御市や上田市の技術指導員が直接教えてくれるのでとても勉強になります。今回はリンゴの選果についての意識合わせ。近隣農家の皆さんが集まります。

買取価格も変わります。収入を上げるには細かく選果すること。なんでもかんでも加工(ジュース)にまわせば1kg30円になっちゃいますからね。出来る限り選果するんです。

自信作は1コンテナ10000円以上出せるとのことでもしリンゴも作る機会があればこれはチャレンジしたいですね。(とはいえ東御市とは違い長和町では手に入るリンゴ園はないのでちょっと先の話です)。どうせやるならてっぺん目指して価値あるものを作りたいです。
ワインブドウと同じで品種選びも重要です。標高の高い園地でもしっかり赤くなるフジも開発されているそうです。あー、リンゴもやってみたい!