2016年12月30日

そらいろ日記2016年12月27日(火)

ワインブドウを植えつける長和町和田の日向地区。開墾、植えつけ頑張ります!
2016年12月27日(火)
そらいろ日記は私たち家族や私たちの商品を応援してくださる方たちに向けて書いてます。なるべく写真を撮り、出来るだけ更新していきますので私とゆき坊と息子と猫と山羊と鳥だのの手作りとチャレンジいっぱいの田舎暮らしの毎日をお楽しみください。

朝、雨の中の運転、家から出て1分の所で水をかぶってエンスト。N島さんの家までたどり着けず自分の車で行くことに。道中雨が弱まることがなく、それからも運転中に道路で2回エンストして冷や汗をかいた。この汗がいつか結晶になる。

今日の作業は室内でのぶどうの傘拭き。自然派にワインブドウを育ててる先輩も居ていろんな話を聞けて楽しかった。ワイン作りやワインの話は心から楽しいな。もう私、ワインバカになってると思う。のめり込むものがあるなんてしあわせだなぁ。

・教えてもらった私が今飲むべきワイン。お金に余裕が出来次第少しずつ飲みたい。
ピエール・フリック(サンスフル)、シュレール、ビネール、ラピエール(2013年父死亡)、マルセル・ダイス

雪降る中、帰り際に薪を拾いに行ったらたくさん拾えてよかった。冬を暖かく過ごすんだ。私のちょっとした努力と我慢で家の中が暖かくなるなら苦労と思わない。それにありがたいのは昨日直したMP3プレイヤーから流れる音楽。踊りながら作業すれば全然苦労じゃない。なんか踊ってる感じになるから。楽しくなければ続かないってね。


 
2016年12月28日(水)
研修先の上田ファーム(東御営業所)の仕事納め。午前中は吹雪く中での軽トラ洗車。雑巾で内装を拭いて指がもげるところだったけど8か月間頑張ってくれた相棒を洗車するのは悪い気分じゃない。ありがとね。

そして午後からは仕事納め式ということでお酒やら蕎麦やらを振る舞っていただいた。そばをこんなにたくさん食べたのは生まれて初めてかも。余ったのもいただいたので10人前は食べたかも。

もちろん仕事は大変で我慢の毎日だし思うこともあるのだけど、JAでの研修は人間としてちゃんと扱ってくれるから好き。農業の研修はクズのように働かされてちゃんと教えてくれないところも多いことを実際にクズのように扱われた人たちから聞いて知ってるから。だから私や仲間たちをちゃんと扱ってくれることがうれしい。

私が魅力ある農業を死ぬまで続けることが恩返しになる。私が楽しく農業をやる姿を見て 農業をやりたいって若者が100人は増えるんじゃないかなと思います。

2016年12月27日

そらいろ日記2016年12月26日(月)

町内で農夫と農婦の研修、今年最終日。ワラかざりを作るとのことで各々の家のワラ飾りを教えてもらいながら作れることに。下手ながらに2時間も経つと少しコツをつかんで思うように指が動くようになる。すると楽しくなってきて無駄話も忘れてモノづくりタイムに突入。贅沢な時間だった。来年も作るかどうかは奥さんと子供の反応次第だな。喜んでくれたら毎年作れる。

帰り際、薪が落ちてないかなと拾って帰るが3袋くらいしかなく。それでもこれを積み重ねていくしかない。家族に暖かく過ごしてもらうためにパパは頑張る、自分のためにはやる気はないが家族のためならまだまだ頑張れる。


暗くなるまでというか暗くなっても薪割りをしてた。丸3日かけてようやく1/3くらい終わった。こんなに時間をかけてられない。冬休みに入ったら2日で終わらせないと。節があって割り切れない薪は別の用途で使うなど効率的に進めなきゃ。いくら自給自足でも無駄な時間はないんだ。


壊れて使い物にならなかったMP3プレイヤーを直した。パソコンを自作してたからか電子レンジでもアンプでもとりあえず壊れると分解して原因を突き止めたくなってしまう。動かなければどうせ買い替えなのだから開いて壊しても同じ。今回も蓋を開けてみたら接触不良だったので直ったという感じ。やってみれば意外と出来るもんだ。


そして夕樹が去年に続いて絵画コンクールで佳作に入賞したとのこと。半分の人はもらえる賞で人寄せのためのコンクールではあるけど、みんなが貰えるわけじゃない。祝福してあげようじゃないか。

そらいろ日記2016年12月25日(日)

クリスマスの朝。ゆうちんが起きたときに動画の撮影に成功。クリスマスプレゼントを見つける動画を撮影出来た。千葉や函館の両親にDVDにして送ろう。あ、YOUTUBEにアップしてリンクを送ってもいいな。
大きな動かせるロボットは千葉の家族からのプレゼント。3年前から息子が欲しがってた「歩くロボット」、今年ようやく手に入ったね。良かったね、感謝。

私たちからのプレゼントは奥さんに何か買ってくれとお願いしていたらなんとここで「バスケットボール」を買ったそうで。サッカーに熱が入ってきてサンタさんにサッカーのミニゴールがプレゼントされてる中でのバスケットボール。…いつどこで使えるんだ!?(笑)。

ロボットを猫に見せるけど予想通り反応がいまいち。

世界一おとなしい猫なのでロボットにチョップされるまで待ってます。

昨日の奥さんからのサプライズプレゼントのお返しで外食をごちそうすることに。月5000円のお小遣いが吹っ飛びました(笑)。やれやれ。でも喜んでくれたからいいや。それにしてもいつも家で食べてる鹿肉の美味しさを再確認したかも。

クリスマスケーキは2日目が不思議と抜群にうまい。どうしてだろうと話し合った結果、おそらくスポンジは生クリームの水分が吸われてしっとり、逆に水分を吸われた生クリームは濃厚になるという感じだろう。絶品。来月の私の誕生日にも食べたい。買うよりずっとおいしいし安いしボリュームもあるんだから作る苦労はいとわない。あーまた食べたい!

今日も3食おいしかったー!

2016年12月26日

そらいろ日記2016年12月24日(土)メリークリスマス!

奥さんが焼いた丸パン
クリスマスケーキの型紙?を作ってとのことで直径21cmのクッキングシートを円周の長さにカットすることに。ロゼワインのような淡い色のような学生時代の脳内情報からなんとか「円周=直径×3.14」を絞り出したもののやはり不安なのでネット検索したら正解で良かった。使うこと余りないものね。
ピザ作りを手伝う父子。記事はママがこねました。
クリスマスケーキつくりを手伝う父子。いちごは千葉からおいしいのを贈ってもらいました。
ケーキやピザなどを家族で手作りして。自分たちで作るからたのしいおいしい!

じゃじゃーん!3段の21cmのショートケーキ!買えば6000円するでしょう。
ワインを飲んで乾杯!料理はおいしいし楽しいし。函館の両親が贈ってくれた毛ガニもおいしいし。から揚げもピザもうまい!今日が人生で一番楽しい日かもしれないぞ。ありがとう家族!

さてそろそろ子供が深い眠りに入るころ。世界中の小さな子供を持つ親達は今このときに全神経を集中させてるはず。プレゼントをセットしたらすぐに消灯し、その場から離れなければいけない。彼らが朝起きるまで絶対に気づかれてはいけないのだ。失敗は許されない。あぁ緊張してきた。

そして私にも奥さんからクリスマスプレゼントがあった。ずっとずっと欲しかった最高のプレゼント。流石、私の一番欲しいもの分かってるわ。ありがとう。

そらいろ日記2016年12月22日(木)待ちに待ったワインぶどうの講習会


今日は待ちに待ったワインぶどうの講習会。なにせ研修先のうえだファームに去年は3つあったワインぶどうの圃場、先輩方に持っていかれて残ったのはたった1つだけ。で、このたった1つを7人のワインブドウ研修生で管理してるわけだから手持無沙汰にもなる。

去年は数十日行けたというワイナリーヴィラデストへの出張研修も今年は草刈などの雑用が多くて10日も行けなかったし。嗚呼、どうして我々だけ(泣)。そんなわけでワインブドウの研修は貴重なんですわ。
講習会は基本的な剪定方法ということですでに知ってることが多かったのだけど実際にワインを作ってる方の口から現地で聞くと説得力があるというか。新しく知れたこともいくつかあって大満足。しっかりと誘引、整枝しようと思った。

午後からは巨峰の剪定。2日目ともなれば慣れたもの。昨日のJAの剪定研修でコツは掴んだ。まだまだ上はあるのだろうけど基礎を掴んだことで切るときにいろいろ思考を張り巡らせるようになったのは大きい。この状態になればやればやるほど成長していくことを知ってるからね。

夜から土砂降り。雨音を聞きながらこんなときはブドウの裂果のことを考えてる。裂果しやすいと言われるブドウがあるけどそれは対策をせずに栽培した状態ではなかろうかと考える。水分をコントロールできる状態、例えばビニールハウス内で栽培すればまず裂果しないはずだ。それが出来ないのなら水を吸わせなければいい。

とはいえビニールマルチは永年使えないし防草シートは水を通す。マルチを敷けばその下は水気たっぷりという話も聞く。ではどうしたらいいか。アイデアを試してみよう。

2016年12月22日

そらいろ日記2016年12月21日(水)巨峰の中梢剪定についての講習会


JAの巨峰の中梢剪定についての講習会があり参加させていただいた。

先輩や指導員の方に丁寧に教えていただき、よく分からなかった中梢剪定の基本とちょっとした応用が理解出来た。人それぞれいろいろなやり方があるから複数の人にやり方を聞くのが一番いいと思ってる。講習後にも質問させていただき疑問だった箇所も解決出来たしね。

思った以上に巨峰の種無し中梢剪定はバッサリいくのだ。
私が疑問に思っていたところは指導員の方も疑問に思っていた箇所とのことで、そうですよね!と嬉しくなってしまった。結局、分かりやすい完全な方法などないのでその場その場でその圃場や樹冠の状態で考えていくしかないようだ。ただ悩む回数を減らす剪定方法があるのでそれを実践していきたい。

ちなみに私が育てる品種は今の所、ナガノパープル、巨峰、シャインマスカット、あとは何をやろうかな。リクエストあったら教えてください。育てますよ♪

ナゾが解けたところで晴れて巨峰の圃場の剪定だ!と喜んでいたら私たち新入生への指示は「要らなくなったブドウの木の伐採」だそうで。。うむむ。かわいそうだけどバサバサとナガノパープルや藤稔(ふじみのり)の木を切り倒した。これが私の家の近くの圃場だったらいただきたいのだけども、片道25kmはあまりに遠い。東御は恵まれてるなぁ。

帰り道に職場で伐採した薪を拾って帰る。山に入って切り倒す手間が省けるのはありがたい。

今日も3度の食事に感謝。おいしい食事は既婚者の特権だ。

2016年12月18日(日)リンゴの木からクワガタの幼虫


グランクリュのワインが飲めるしあわせ。2日に1杯でいいからおいしいのをゆっくり少しずつ飲みたい。夕食に奥さんとワインを1杯飲むだけでその1日が素敵になるから不思議。皆様もぜひお試しください。

自分の圃場で育てたぶどうだけを使ってワインを仕込むワイナリーをドメーヌという。よそ様からの買ブドウや契約栽培して作ってもらったりしてないワイナリーということなんだ。ハードルは高くとも私はドメーヌでいきたい。

薪割りを頑張らねば。まずはオノの刃を研いでやってみよう。効率悪けりゃ10000円の割りやすい斧を買わせてもらうけどそれで1年分の薪が作れるなら灯油代と思えば安いもんだ。

チェンソーの刃、研げばある程度切れるようになるけどあくまである程度。新品のころのあの食い込み感はもうない。とはいえ3000円近くするからなかなか買えない。年一回ってとこだろう。我慢我慢。

研修先のリンゴの木を200本切って出てきた薪をコツコツ薪割りしてるのだけど7割はフラン病。
たまにこんな幼虫(おそらくシロスジカミキリ)が中から出てくるので息子に伝えると・・・
薪割りの手伝いそっちのけで木の中を探し出すわけで・・・で、探してるとなんと!
まさかのクワガタの幼虫発見。生えてるリンゴの木にも産卵するんだ!コクワかなミヤマかな?


2016年12月17日

そらいろ日記2016年12月17日(土)しばらくはオノで行こうと思った

山から取ってきたのとJAからいただいてきたリンゴの木の山。2tありそう。
移住者のみなさーん、田舎暮らしを満喫してますかー!土日の仕事が山ほどあってうれしいです、ええ、うれしいです!(涙)そしてサンタさんはどうかこのあわれな38歳のおっさんに中古の薪割り機を恵んでやってくださいまし。

と思ってこの際に薪割り機について調べてみたのだけど、油圧で手動のものから電動、エンジン式のものまでお値段もパワーもピンキリ。私が買えるような2万円のものは大して役に立たないことが分かったのでしばらくはオノで行こうと思った。

その勢いでお店で薪割機や良いオノや今まで使ってなかったクサビをチェック。クサビは有効だと思うけどねじりが入ってるのは1つ4400円もするのね。高すぎて不要です。ネットで良い斧を検索してみるとやはりあるみたいで欲しくなるのだけど、とりあえず今は今持ってるホームセンターで買った安オノの刃を研いでみてそれからかなという結論。

今日は昼に温泉に入ってしまおうということで家族で楽しんだ。お昼の露天風呂は最高。風呂上りに脱衣所で鏡に映る顔。太陽でそばかすだらけだし美容院なんて5年も行ってないけどいい表情をしてる。強くも優しくもなった人の顔。田舎暮らしを始めて引き締まった腕や体も悪い気はしない。疲れても頑張ってくれてこの体にも感謝。

思い切ってアルザスのグラン・クリュのリースリングのワインを購入。数千円だけどそれでも私たちが人生で買ったワインの中で最高のお値段。靴買えるよ靴。奥さんに相談したらいいよいっぱい勉強しようって。いい嫁さんだ。そう、品種選びも最終段階、出来るだけ良いワインを飲んで決めなきゃ。さぁリースリングの実力はいかに。好きな方いらっしゃったら熱い想いをご一報ください。作付けしますよー。

そらいろ日記2016年12月14日(水)事件です、シャトーマルゴー1983です

毎日のことを日記に書いておくのって大事だ。いつもは振り返らない過去をいつの日か振り返ることが出来るもの。今しか思えないことがあるもの。楽しいことも辛いことも未来になれば笑い話。今日も楽しいことがありますように。ってそれが今日は最高の日だったんですよ!

JAの研修は連日リンゴの木の切り倒し。チェンソーで7時間半、とにかく倒しまくり切りまくる。切り倒すべき木は110本。倒したら輪切りにして運ぶ。中には樹高5mのものもあり正直、危ない思いも何度かした。常に危険と隣り合わせ。それなのにこっちに倒すなとか注文までしてくる(笑)。あの、私たち研修中のド素人ですからね。

それでも楽しんじゃう自分が安くて嫌になる。まぁこんくらい歌いながら出来なきゃ10000本のワインブドウの管理なんて出来ないだろうってことか。体は更にマッチョになってるし根性もまた更についたしね。何でも自分を成長させる鍛錬だと思ってる。

仕事後はワインブドウについての打ち合わせ。長和町役場の方は私とN島さんが長和町でワインを作るために本当に頑張ってくれてる。こんな人たちが自分の町の役場に居ることがうれしく誇りに思う。

応援してもらえると心が熱くなる。これが私の一番の原動力。でもこれで失敗したら申し訳がない。だから失敗しないし、例え何度失敗しても成功させますから。最初からそのつもりだったけど高品質のものを作るためにそれなりの栽培方法をするしかない。私が親戚も友達もいないこの町に移住したのは運命だったのだ。私の情熱もあなたの情熱も、無駄にはしませんから。きらりと光りますよ。

 打ち合わせの後、お隣り町で就農して来年春にワインぶどうの苗木を植える先輩の家のワイン会へ。うちなんて家族でお邪魔させてもらったのに手作り料理にワインやグラッパなどなどなどいろいろごちそうになり。
みんなが持ち寄ってくれたチーズやトリュフと牛フィレやらもそのどれもがストレートに美味でしてワンランク上のものを楽しませてもらってなんでしょうこのお得感は。(うちの奥さんのキッシュも美味しかったよ♪)



シャトー・マルゴー(CHATEAU MARGAUX)の1983年

中でもボルドーのシャトー・マルゴー(CHATEAU MARGAUX)の1983年を開けて飲ませてくださり。それが信じられない価値がありまして。(高島屋では1本140400円!というかお金出しても買えないくらい希少!)。33年物!グラス1杯いくらなんだっ!!私が生涯飲むワインで一番高いものでしょうしそうなることを願います。特別にしたいですもの。

その上、このワインをいただいた感動秘話まで聞かせてもらいジーン。その味わいは私なんぞのコメントをここに書く必要はなく(もちろんメモしました)、それはもう最高なのでした。

そしてなんとなんとなんとですよ!余った(余らすなって話なのだけど)マルゴーを、頂けてしまいました!ワーーーーーーーーーー!!分かりますか!!どうしましょう!!すぐに飲んだほうがいいとのことなので土曜日に!感謝!というより恐縮です!

なんかいろいろ考えさせてもらった。人を引き付ける魅力とはとか。成功者は成功するべくして成功していくのだ。私もいつか自信が無い自分を乗り越えなきゃいけない。今後のワイン生産者たちが巻き込まれていくであろう戦国時代。そう、キーワードはやはり「個性」や「テロワール」だ。選んでもらえるのを作らなくちゃいけない。少なくても息子の代まで70年、ワイン農家として生き続けるにはね。

ともあれ、ご馳走様でした!同じ県内の生産者として今後ともよろしくです!お手伝いにいきます。

2016年12月13日

そらいろ日記2016年12月13日(火)自給自足の特権でやんす

毎日のお弁当に感謝。コンビニで買えば300円はするものね。
 JAの研修では棚栽培の前からやりたかった巨峰の剪定。雨の中頑張りました。しかしワインブドウに必要な短梢、長梢は分かっても中梢剪定というものがピンと来ない。(一緒にやってた社員の方もまだいまいち分からないそうでホッとしたけど)

ぶどうでいうと今年伸びた新梢に次年度新梢が生えてくる。でもこれをベースに考えて棚を新梢で埋めようとするとそうじゃないと言われる。やり方は一人ひとり違のだから今はJAの今の指導員のやり方に慣れよう。いろいろな人のやり方を見ることで道が開けることがあることを私は知ってる。

そうそう、コンコードの買取価格が100円/1kg、メルローは200円~300円/kgで山梨のコンコード農家がこれが後継者不足の原因だと嘆いているという信濃毎日新聞の記事を読んだ。3倍違えばそりゃ大変だと思う。

ちなみに県内のいくつかのワイナリーの方や関係者の方に長和町でコンコードかナイアガラを育てるとのことなので買ってくれないかと尋ねたらやんわり全て断られた。品種で差別してほしくないけどそれが今のワイン業界の現実ってことだよね。塩尻でも100円/1kgなんだもの、300円/1kgなんて夢のまた夢。(ちなみに山ぶどうには興味のある方もいました)。

軽トラで会社まで行ってリンゴの木をカットした薪を乗せこむ。これも自給自足の特権でやんすよ。私から見たら宝物だけど薪ストーブかかまどか薪お風呂のない人から見れば処分してほしいごみでしかないんだもの。

タイヤがへこむほど積んだので車は重いけど気分は軽い。これが来年の暖房になるんだもの。去年頑張った分で今の暖房になってるのだけどこれがもうあと7日でなくなる。来年の分を今から集めておけば毎日普通に暮らしてるだけでどんどん乾いていって使えるようになる。

これ、今年の12月の薪棚の様子。うちの完全薪生活だとこんなのがあと2つ必要でした。
薪風呂。夏は1時間半、冬は3時間で焚けます。

そらいろ日記2016年12月12日(月)

本日の長和町での研修は午前中は生食ブドウのワラ巻き、午後はコンコードの予備剪定とマンズレインカットの錆びたパイプを外して運ぶ作業。勉強になったのはワラを巻くときのワラでの縛り方。農業であまり使うことはないだろうけど誰かに自慢したいテクニックだ。

それにしてもコンコードの予備剪定(新梢を一番上の番線から少し下あたりで切断し取り去る作業)は何のためにやるのだろうと疑問に思い、聞いてみたのだけど聞いた方もどうしてやるかは分からないとのこと。おそらく剪定の時に気持ちよくやるために誘因テープや巻ヅルを取っておくための作業なのかな?いつか聞いてみたい。

このところワインのことばかり考えてる自分が居る。ワインのことを書いてる人を見るとうれしくなるし、ワイン売り場が広がる様子を見てるのも楽しいし。私も十分ワインバカになってきたな。そうこなくちゃ格別なワインなんて作れないだろうから私の脳内は望むべき方向に進んでる。

にわとりたち、今日はたまごを26個産んだ。うこキチ(烏骨鶏)も頑張れ。

2016年12月10日

そらいろ日記2016年12月10日(土)とつぜんのどじょう鍋

リンゴの木の薪割りは昨日の夕方にヘッドライトつけて終わらせたので今日はそれを薪棚に運び入れる作業。そんなときも息子と猫が付いてきてなんか周りに居たりする。ははは、ありがたいよ。で、薪棚がまた1/3埋まってきた。とはいえ使えるのは1年後。じっくり乾いてください。

時計を見ると16時過ぎ。まだひと仕事出来ると思って一人で山へ芝刈りに。必要なのはチェンソーと軽トラと手袋とメガネのみ。すぐに使いたいので倒されてる倒木にしたのだけど切ってみると切り口はまだ湿ってる感じで重さもある。こりゃ燃やせるまであと3か月かかるな。。

ともあれ1時間半足らずで軽トラ1配分の薪を調達。これで一週間分の調理と暖炉とお風呂になる。田舎暮らしの百姓暮らしの薪生活は大変だと人には言うようにしてる。おそらく100人いたら100人がやらないし続かないだろう。ただ私は土日に進んでやるし5年も続いてるのだから好きだろうし続けられるのだろう。10年続けないとダメというならあと5年待ってほしい。

今日もヘッドライトつけてオノで薪割りをしてると貴重な長和町の農家友達の若者が「阿部さん、どじょう要りませんか?」というので聞き間違いだと思ったら本当にドジョウだった。なんとこれから届けてくれるというのでお言葉に甘えてお願いすることに。で、コーヒー飲みながらお互いの農業の現状なんぞを情報交換してるうちに・・・。
酒をかけられてあばれるどじょうたち。わお!
お湯に入れられた瞬間、またあばれたどじょうたち
奥さんのどじょう料理が出来上がったのでみんなで食べることに。これはいわゆる柳川鍋なんだろうか。食べたことないから分からんけど、ちょっとこれは鮮烈な感じがするぞ。


結果、味はとてもおいしかった。のだけどなんだろうこの呑み込めなさ感は(笑)。ちょっとミミズぽかったかも。。というか卵よりどじょうが多かったんだもの。気を抜くとおぇってなる感じ。それすら笑いながら楽しめる人ってのもこの町じゃ貴重だ。ありがとうね!

息子とすもうを取って本気出して2回も負けた。疲れてたので早く終わらせようと100%の力を出したのに。当たりと押しが信じられないくらい強い。さらに私が言うことを聞いていろんな技を学習してる。無駄に太る必要のないスポーツだったら相撲をやらせたい。

必要な苗木の本数は16反で1万本近い。すごい数だ。不安がある。でも調べて調べて調べ抜き、考えに考え抜いた結果だ。頑張った自分を信じるんだ。ちなみに今日もぶどうについての新しい発見があり、アイデアが生まれた。植えつけ1つとってもまだ進化出来る。

頑張ってるときや少し不安なとき、この曲が聴きたくなる。走ればいいって思える。大丈夫だと思える。未来の自分もきっと頑張ってるって分かる。Thanks!
東京事変 - 閃光少女 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=5jsdarfpsLk

2016年12月9日

そらいろ日記2016年12月09日(金)最低3300本の苗作り

研修先の信州うえだファームで来年から育てる品種や面積などの面談があった。話しを聞いてくれるF常務は元農家で農家目線で会社を動かしてくれる私たち研修生の味方だ。ブロッコリの収穫にも来てくれたり自分でもビーバーで草刈りやったりする。そういう姿を見るだけで下の人間は力が湧いて来たりするんだわ、いや本当に。

私としては来年春に最低3300本の苗木を植えること、希望の品種などを伝えた。手に入れば8000本植えたいけど無理はしない。台木が入ったらの話。あとはリンゴや生食ぶどうにも興味があることなど。東御市ならもう植えられてる果樹がたくさんあるのにおらが町にはどうしてないのだろうとかね。上田の丸子あたりの近場でいいのがあったら教えてくださいと伝えた。

白ならゲベルツ、ピノグリ。アルザス好きならリースリング。ドイツが好きだしミュラートゥルガウ。定番のシャルドネ、メルローは基本か。世界のカベルネ。赤で個性を出すならシラー、ネッビオーロ、サンジョベーゼ、香り重視ならガメイかタナーか。憧れのピノノワール?それとも日本の竜眼かな。迷う。


信州うえだファームの忘年会ということで午後からはまれっとゴルフ大会に参加。18ホール回って93となかなかの成績だった。今度は子供も連れてきたいな。ゆるいけど気が張って疲れてたからこういうのが嬉しかったり。会社に感謝だな。

帰宅後、ツイッターでこのワインが美味しかったーという書き込みをいただいた。他人のワインが美味しかったと聞くだけでこんなにうれしいなんて。自分の変化が新鮮。うちも今夜は夫婦で安ワインで乾杯。たのし。
今日は珍しく研修仲間と上田市のゆいやで外食。丁寧に作られたラーメンがうまかった(800円)
奥さんの町内の友達が焼いてくれたキッシュ。絶品。すごい特技だよこれ!

そらいろ日記2016年12月08日(木)



JAの研修は大変だけど自給自足で山羊や鳥を飼ってる人にとってはプラスも結構あったり。例えばくずカボチャや傷リンゴなどの売り物にならないくず野菜をたくさんいただけること。普通なら埋めなきゃいけないゴミがありがたいエサに変わり、更に良質なたい肥になり畑に返せます。ありがたいです!こちらは鶏たちの様子。

そしてここに山羊か羊が居るとパーフェクトです。彼らは鶏が食べない木の枝や葉っぱ、口に入らない大きいものを噛んで食べられるからです。明日はくずカボチャをもらえます。「あべさん、くずカボチャ要らない?」なんて声をかけてくれるのも嬉しくて。こうやってお互いに助かる感じが好きです

JAの研修はリンゴ苗の引き抜き作業。支柱を抜いたり束ねたり抜いたりしばったり。なにせ1万本の苗木、10人以上で数日かかるわけですな。でもこれが1本1500円とかで売れるわけで。農業ってやりようだよな。

午後からは東御のワインぶどう研究会に参加、皆さんの熱い意見の中から為になる話をインプット。長和町を盛り上げていけるのはもしかしたら私たちワインの作り手だ。熱く提案してぐいぐい引っ張っていかねばと決意を固くするのであった。

しあわせだなぁ、ワインって。酔うためじゃなくて味わうために飲んでる。焼酎だと酔うためだけに飲むしこうはなってなかったもんな。私たち夫婦は一生楽しめる素敵な趣味をみつけました。

毎日作ってもらってるお弁当。白米と玄米もち米、卵が自給物。うれしいね。