2017年2月16日

2017年02月15日(水)千曲川ワインバレーに恋したワインアカデミーの授業はミサワワイナリー雨宮先生とメルシャン安蔵先生


この月曜日は千曲川ワインバレー恋するワイン会というイベントに参加させてもらいました。千曲川ワインバレーの「各市町村のワイン」と「ワインに合う本当においしい料理」がずらりとならぶ、たのしく美味しいワイン会。長和町の料理もワインもすべて完売、うれしいなー。

同い年で元SE関係のお仕事で自然派で家族経営、やたら共通点が多いということで勝手にあこがれている東御市のドメーヌナカジマさんともお話出来て大満足。カベルネフランも美味しかった。ワインが出来たら送りつけるので飲んでくださいという得体のしれないお願いもしてきたし、思い残すことはもうあまりない。

ここでワインプチ情報。日本でワインが飲まれてます。2014年現在の国税局の調査ではここ30年の国内のお酒の消費量では清酒が42%に減少しているのに対し、ワインは566%まで増えてます。2019年のデータでは更に倍増していることでしょう。ブームではなくお酒の時間を楽しみたい男女に定着してきているのです。

そしてこの火曜、水曜のアカデミーの授業は中央葡萄酒ミサワワイナリーの雨宮先生とメルシャンの安蔵先生が講師。お二方とも著名な方々で本で名前を何度も見かけていてイメージはあったのだけど実際にはどんな方なのだろうと思いを巡らせていた。

まずは中央葡萄酒ミサワワイナリーの雨宮先生。樹勢の強い甲州種を雨の多い日本で垣根栽培して成功した経緯から私はミサワワイナリーに大注目していた。

大注目のミサワワイナリーの前で2017年2月5日
実は今月頭に仲間たちと一緒に何か1つでも勉強になればと山梨の明野まで例の圃場を見に行った。ええ、ワイナリーは冬季なので完全に閉まっておりました。

実際に授業でお話を聞くとシャイそうながらもきさくでとにかく経験豊富。実践経験からくる醸造の話はワイナリー開設時にすぐに使える技をいくつも紹介していただいた。ご自身が授業の前に「皆さんをライバルだと思ってます」と宣言されていたのにありがたい話だ。なにかお礼しなきゃと思ったくらい。

授業後に栽培に関して気になっていた点を質問してみた。明野の12haの圃場では高畝を採用してなかったからだ。ズバリ「高畝はどうなんでしょう」とぶつけると高畝には樹勢を抑える効果は期待出来ない、と。おおー。ふむー。ゲゲゲ!やれやれ1つ困ったぞ。

二日目の安蔵先生はウスケボーイズにも登場する知らない人は居ないだろうというメルシャンの重鎮。フランスメドック地方のシャトーレイソンでの経験談をいろいろ話していただいた。ボルドーでも暗渠排水をガンガン入れてたなんて。テロワールとは人間が作り出すものだったんだ。

質問コーナーでも気になっていた仕立ての高さ問題をテーマに出してくれ(これはおそらくN島さんが授業の前に質問していたから)、参考にさせていただいた。

外国の圃場のキャノピーは軒並み低い。
外国のキャノピーはどうして低いのか。どうして日本では高いのか。見晴らしわるくてかっこ悪いじゃないか。だれもやってないならチャレンジするのかしないのか、帰りの車の中でもN島さんとの議論は続いた。

まだ植えても居ない、私なんぞのために知識を分けてくれるお二方には私のワインを飲んでほしいなと思った。きさくな方はとても好きだ。

アカデミーのお仲間たちの存在もありがたい。特にもう先陣を切ってぶどうを育てている先輩の話や助力はとてもありがたく。私も力になりたいと思う。だから力をつけたい。5月から始まったワインアカデミーの授業も3月で終わる。それまでにしか出来ないことを今は一生懸命にやります。


そんなわけで現状報告!
現在、欲しい穂木(剪定枝)を探し回っております。白:リースリング、シャルドネ、ケルナー(またはミュラートゥルガウ)、ピノ・グリ、ゲヴェルツ、竜眼。赤:メルロ、ピノノワール。この他、試したいのはシュナン・ブラン、シラー、ネッビオーロ。剪定枝をゆずって頂けるかが勝負です。いくつかは手に入りました。諦めず探します!

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