2017年8月27日

赤ちゃんとカイテキ草退治

産まれた我が子
 2017年8月9日に待望の第二子が産まれました。51cm、3270g、男の子です。私は3人兄弟、奥さんも2人兄弟で子供は2人以上欲しいねと話していたのに1人目以降、長野県移住後に3回妊娠するも、全て流産。もうダメなんだろうとどこかで思い始めて2年経過した去年のクリスマスに妊娠を告白されるというドラマチック具合でした。

弟にミルクを与える8歳息子
奥さんもきっと最後の妊娠出産だろうと妊娠期間中の日々を楽しんでました。8歳年が離れてしまった長男の本当の心境は分かりませんが、私たち3人家族に来た新たな命を、大切に繋げていきます。

出産祝いやうれしい言葉や電話やメールをいただいた友達や目上の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。サンキューです!



レンタルしてきた乗用モア
さて、ブドウ栽培で変わったことと言えば。乗用モアを始めて自分の畑で使ってみました。車に乗りながら通ったところの草が刈れるという優れものです。除草剤を使わない果樹園をするなら重宝すると思われます。

今回は東御市の信州うえだファームからお借りしたもので(ありがとうございやす!)、軽トラに積み上げて往復2時間、なかなか骨が折れる作業でした。しかも気を使って古い型式の方を借りてきたので使い始めて5分で消耗品のベルトが切れて修理に行ったりバッテリが落ちたり、、もうイヤン。(はやく自分のが欲しいー)。
乗用モアで草刈り中の長和町日向地区の柿の畑
で、修理から返ってきたモアちゃんを使ってみた感想は…!?…「コレスゲー!」でした。気分的には草刈払機の10倍のスピード。思わず二度見したり、残像が残ってると感じるような速さです。(実際には3倍くらいでしょうか。)。それに意外と刈残しが無いんですね。

とはいえここは中山間地、乗用モアで刈れない斜面も広く、そんなところは手作業でやるしかありません。N嶋さんが乗用モアでスマートに刈ってる間、対照的に私は斜面でビーバーを振り回しながら草退治をしましたとさ。


元気に育っている苗木の圃場
苗木もすくすく、というよりじっくり育ってる感じです。葉が落ちるまであと2か月、今は冬を越すためと来年の春に萌芽するための養分を溜めているのでしょう。標高850mのこの地で寒冷地の冬を越せるかどうかが見もの&腕の見せ所ですね。


努力は惜しみません。家族や生まれてきた命を守るためにも、頑張ります!
全ては幸せのお手伝いをしてくれるおいしいワインのために。

2017年8月5日

立科町のいざわさんのワインお披露目会に参加しました

 
本日2017年8月5日(土)は長和町のお隣、立科町のたてしなップルさんでアルカンヴィーニュの1期生である(私は2期生)いざわさんのファーストヴィンテージのお披露目会がありました。美味しい料理とワインをごちそうさまでした。

最初にいざわさんがワインの説明をしてくれたのですが、彼がこの日のために費やしてきた努力と時間を想像し、涙がにじみました。同じ作り手として苦労や不安が分かるからです。私にもこんな日が来るのでしょうか。その時に私にはこれだけの人を集めることが出来るのでしょうか。魅力ある作り手にならなければいけません。
 
いざわの畑のファーストヴィンテージ
Le Coteau des Chevrettes, Sauvignon Blanc enfant, 2016。糖度12%。
一瞬、樽を使ったのではないかと感じたほど果実味のある香りが心地よく、しっかりと完熟させた果粒を想像させてくれました。ワインは味わいもさることながら、香りもとても大切です。

2016年の長野県は収穫時期直前の長雨がひどく、(30日中、25日以上降ったエリアも)、更に3年~5年目の若い樹からの収穫ということでしたが、それでこのポテンシャル。天候に恵まれれば来年以降はすごいことになりそうです。隣町で作る自分のワインもちょっと期待できるかも、なんて妄想したりもしました。
 
立科町の地域おこし協力隊の方や立科町でワインブドウを栽培している方とも新たに話せてとてもワクワクしました。まだまだ素敵な方がいらっしゃるんだなぁ。またお会いできたらと思います。
醸造した320本のうち1本買わせていただいたので飲むのがとても楽しみです!

2017年8月1日

ぶどうの葉食害の犯人指名手配中

長野県のワインの作り手、阿部っちです。
今回は畑で見つけた2つのフィールドサインから相手(虫)を特定したくて写真を撮りました。

 

こいつは誰の仕業だその1.ブドウの葉の丸い食害

今日の圃場の草刈作業中に、見慣れぬ葉の食害跡を見つけました。
道具を使って穴を開けたようにきれいな円形の穴がポッカリ。


草刈り後から飛び跳ねるキリギリスやバッタをみたもので私はバッタ系だと思ったのですが、8歳の息子曰く、幼虫系とのことです。画像検索してみても見つけられませんでした。さぁ真犯人は誰でしょうか。分かる方、教えてください。

コオロギ、こいつも怪しい。


こいつは誰の仕業だその2.くるくる葉っぱとたっぷりの糞

葉っぱがロールしていてもしかしてリーフロール(ウイルス)かと思って開いてみると・・

中にはたっぷりの糞。虫や幼虫のようなものは見当たらない。もう飛び立った後なのか!?それともまさかこれ自体が糞ではなく卵!?謎が謎を呼びます。私も全力で調べるのでそのうち分かると思いますが、どうか分かる方教えてくださいませ。


「ワインの味を下げる殺虫剤(農薬)を使わない」という覚悟を貫くためにはまず敵を知ることが大切と考えてます。なので畑に行くたびに虫が残したフィールドサインに気を配って観察してます。知らないことがあるとどこかワクワクします。

そしてこの作業、ちょっと楽しいです。こういう作業なら子供も興味を持ってくれそう。
私たち親子が虫博士になればなるほど、うちの畑の食害は減っていくことでしょう。
全てはおいしいワインのために。