2010年12月18日

自家採種の種芋から作ったジャガイモを初収穫

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冷え込むなぁと思って畑に飛び起きてみると今朝の霜でジャガイモ(メークイン)の
地上部分が凍っていた。菜っ葉類は元気なのに,ジャガイモだけ。面白いなぁ。

調べてみるとジャガイモは凍っても地上部は元に戻ることもあるとあったので待ってみるけど,
果たして。とりあえず,今日は夜になっても直らずの状態だった。
千葉の借りてるここは,畑として使い始めて2年目で土もまだまだ未熟だからなぁ。

試しに3株ばかり掘りあげてみた。品種は秋ジャガのメークイン。
手記で調べてみるとこれを植えたのは2010年09月29日。
ということは植えてから78日目での収穫ということになる。


(収穫したジャガイモ)

サイズもおお,なかなかのものじゃない。色も綺麗だなぁ。
感動してるのはこのイモが今年の3月に千葉の畑で収穫した芋を植えた物だから。
つまり!自家採種ということ。(種を買わずに作った物から種を採ること)

自家採種の良いところはまずお金がかからないところ。
種芋だって買えば15個位で500円はするしね。

そして自分で作った種だから安心安全というところ。
お店で買える種は大抵有機農法ではないし(書いてない物は農薬使用),
例え有機栽培だとしても認められた農薬は使ってオッケーだし。

あとは自家採種だとその土地にあった成長をしてくれるということ。
アフリカの大地に住む皆さんのあの黒い肌は灼熱の日差しに耐えられるように変化したものだ。
長い時間をかけてそのときの環境にあった進化を子供へ,孫へと託していく。
これは親からの何よりの嬉しくて何よりも大切なプレゼントだよな。

野菜にもその性質があるので,自家採種を続ければ続けるほど,その土地の環境に適応し,
病気や害虫にも強くなり,自然と味も美味しくなっていくわけだ。

自家採種の種芋から立派なジャガイモが採れたことはそらいろ農園が目指す,
持続的な物づくりへの小さいけど大きな一歩だ。やったぜ!
今夜だけは浮かれることをお許し下さい。今宵はお祝いじゃ,イモ祭りじゃ~。


(こちらが9月29日に植えた種芋。命が受け継がれていくと思うと感動…)

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