2019年9月29日

2019年09月29日そらいろ日記「長和町 町民運動会」

町民運動会当日。公民館にブルーシートとテントを取りに行く。クーラーボックスと氷は友人が準備してくれる!とのことで好意に甘えることに。で、公民館に行ってみるともう「道具は運んだよ」とのこと。(ワオ!ひとこと教えてくれよ!)と思いながらも現地に向かってテントや飲み物を設置した。

運動会は終始良い天気で、次男の風邪も随分回復してたので最後まで居ることが出来た。長男はパン食い競争や椅子取りゲームやリレーに参加、どれもいまいちの成績ながら楽しんでいたようで良かった。ああいうのに参加するのが彼のいいとこだ。

中組のテントにもいつも以上に人が集まってくれて良かった。子供きっかけで繋がったお父さんも居て、孤独を感じることもなくなったかも。家族で移住してもう8年も経つんだものね。私も年甲斐もなく玉入れと綱引きに参加、「仕事やらずにこんなことしてていいんだろうか」と心にはありながらも、思いっきり楽しませてもらった。

参加賞でエノキもらったり、余ったお菓子もらったり。帰宅後に2歳児がたくさん食べてました。しばらくお菓子には困らないな。町民運動会、こうして楽しんでる人がたくさん居て予算も出せるなら続けるべきだよね。役場の人たちは大変だと思うけど、子供たちにはいい思い出になってると思う。使わないくせに管理費ばっかりかかるような変な建物建てるよりもね。

2019年09月28日そらいろ日記「夢の玄米ごはんと町民運動会の買い出し」

理想と現実。私の夢なんて小さいものばかりだ。基本的には自給自足して楽しく生きられたらそれでいい、これが理想。奥さんと子供がしあわせならそれでしあわせ、その程度の大きさだ。だけどそんな小さな希望たちですら叶わないことが多いのが現実。

今日も長男のサッカーの試合で、風邪の2歳児を連れていけないとのことで私が朝から15時過ぎまで家で子守。農作業は一切出来ず&試合も見れず。この1年間でこんな日がどれだけあるだろう。そう思いたくはないけど、小さな子供がいる&両方の両親や兄弟や親せきが近くに居ないことで人生のハードルが上がりまくってるのは間違いない。息子にはサッカーうまくなって欲しいし、試合観戦も好きだ。でも一方で私の仕事は遅れるばかり。これが現実。

例えばせっかく玄米でお米を買ってるんだから玄米ご飯を食べたいと3年間は言い続けてるんだけど、そうはならない。理由は子供たちが食べたがらないから。そう言われると何も言えない。結果、私は3年間玄米ご飯を食べてない。健康の為にかなりいいと信じてるんだけど、家族と一緒だとかなわない。家族の好きなように合わせていくつもりだけど、これでもし長生き出来なかったらなんだかもったいないなという気もしてる。私側のご先祖様に申し訳ないっていうか。ああ、まぁ血が繋がってる子供が生きていければいいのか。

夜から中組区の総代として明日の町民運動会の買い出しで上田市まで。私が参加した運動会では中組は参加者も少ないし、正直この運動会は町にために必要なんだろうかという疑問はあるけど、今年も開催されると決まったのなら、少しでもおいしいものをそろえて来てくれる人を楽しませたい。という気持ちで。

家にある汚いのはみっともないのでクーラーボックスを買おうということになり、丸子のD2の前の駐車場に車を停めるとそこに偶然中組のK一家が。おー、なんて言って話し始めて流れの中でクーラーボックス買いに来たんだよねと伝えたところ、「うちにあるから使ってよ」と言ってくれて。氷も買わなきゃと言ったら「氷もらいましょうか?」とささっと連絡して済んじゃった。ワオ!

私にとって高いハードルも彼にとっては大したことないんだ。妙に感心してしまった。

2019年9月28日

2019年09月27日そらいろ日記「菌、笑い、救い、無農薬リンゴ、チェンソーが変」


保育園を休ませた次男が昨日に引き続き熱っぽい。出来ることなら変わってやりたい。しかし自分も体が重いので熱を測ってみると36.8度。私は平熱が35.4度なので一般の方の37度の微熱ってところだろうか。この辛さを味方にしないと。次男が夜中につらそうな咳をしながら泣いてる。「ママァーママァー」って。喉が痛いんだろうな。胸がえぐられる思いがする。変わってやりたい。頑張れ抗体。

笑いが「ナチュラルキラー細胞を活性化させる」という話をアニメ「はたらく細胞」で見た。テレビ新聞雑誌、ネット上のニュースすら見ない私の唯一の情報源はPODCAST(ポッドキャスト)。そのPODCASTの番組の中で落語を話す医者の人も同じことを話してた。もっともっと笑おう。長野に来てから忘れてた私の熱源。

ブロッコリー秋作、農薬代や肥料代を入れれば20万円近い損失。手に入れるはずだった収入40万円を逃して20万円のマイナスに。くらくらする。甘かった。どうなることやら。ただ3月から準備してたニワトリ達が産卵してくれて彼らが1日50個以上の卵を産んでくれてるのが救い。数か月前の自分、ありがとう!!!!

完全無農薬で放置してるリンゴの樹(フジ)。実が無ければ無農薬も可能なんだよね。

今朝、区の方に切った樹を持ってっていいよと聞いたので夕方早速頂きに。こういうのはスピードが大切。自給自足の中でも燃料づくりは田舎暮らしの醍醐味なのにあまりやってる人居ないものな。木に囲まれた場所なのにもったいないね。

チェンソーの様子がおかしい。以前から左に思い切り曲がっていってたけどここまでひどくなると薪割が出来なくなっちゃう。刃なのかブレードなのか。お金が手に入ったら刃を買い替えるかな。

2019年9月27日

2019年09月26日そらいろ日記「雑穀の可能性とシャルドネ収穫はまだひっぱる」

午前中に高密植畑の株間草刈りの続きとと竜眼畑の草刈り、常用モアでの草刈をした。常用モアに乗る前に燃料メーターを見てみると、…無いねー。4日前に使ったN嶋さんが使った後、補給してないってことだ。お金というより買いに行く時間が嫌だなぁ。ったく、小さなことを気にしたくないもんだ。大きな男になりたいね。ともあれ農業あるあるなので自分は気を付けたい。

長和シャルドネ。

今年収穫出来るシャルドネ畑の様子もチェック。ゆっくり熟成してるようでまだ収穫を引っ張れそう。とはいえあと2週間以内だろうな。食べて判断してるけど、客観的にみるために糖度計が欲しいところ。そうそう、こうやってもっと高品質のものを、あと1日伸ばせるか、夜に収穫するかとか言ってる状態が面白いなと。。安心全量買い取りのJA出荷じゃそうはならないよね。

午後から雑穀研究会のバイトへ。草刈の続きとアマランサスの脱穀作業。雑穀や小麦の利用方法について奥さんと話してた。今後もっと遊休荒廃地が増えてきたらでかいトラクター買ってやってみても面白そう。農業はまずなかなか儲からないけど、可能性にはだけ満ちてると思う。


奥さんが試作した雑穀料理。栄養価も可能性もある。健康第一だもの。

夕方、38度の熱が出たとのことで急いでお迎えに。私のしあわせの塊だし、守ってあげたいし、だけど、こういうのが本当に多くてこれでいいのかとも思う。せっかくお金払って保育園に預けてるんだから、もっとガツガツ頑張りたいのに。結局預けられても親兄弟が近くに居なければ70%程度しか働けないこの現実よ。。


迎えに行ったときに「パパの車(軽トラ)どーれだ?」と聞いたら迷わずとなりの高級車に走っていく2才児。素直だわぁー。パパ頑張らなきゃ。

38度の熱があるのにアイスをがっつく次男
テンション高めでズンバボンボンボズンバボンと踊っていたらほねほねざうるすの部品を踏んでしまい、普通に踏んだだけじゃ刺さるはずのない太さのが足の裏に刺さってしまった。左手指を3本折ったとき以来の久しぶりの激痛にもだえていると、長男が痛みに集中しないようにとバナナジュースを作ってくれた。家族ってイイネ。

2019年9月25日

2019年09月25日そらいろ日記「明日の明日のために限界までは動き続けよう」

郵便畑の草刈り。ここは私の畑の中でも高密植畑。ここまでの密植を今やってる人は居ないだろう。1つの樹から収穫する房は何房だろう。こんなブドウからどんなワインが出来るかが見てみたくてやってみてる。ここにも面白い奴が居るってことが数年後に分かるか、それとも首を吊ってるか。

密植で機械が入れない畑の管理はやはり大変。でも楽しいね、チャレンジは。どんな苦労してもこれでおいしいワインに近づくならやるっしょ。息子に夢を語れるおやじっていいよ。

バイトもひたすら草刈り。巨大化した草は花粉をまき散らすので雑草アレルギーの私にはキツイ。で、今もう22時だけど鼻水が止まらない。肥満細胞がヒスタミンをまきちらかしてるんだろうか。あほだね、人間。原発事故に温暖化にアレルギー。そのうち絶滅しちまう。

静岡県のシリケカフェさんにうちの平飼い卵を発送した。うちの卵を静岡でもパンに使いたい、販売したいと言ってくれたオーナーさんの想いを大切にしたい。すごい人と出会ったとき、私はもっと成長出来ると感じる。今、自分の満足度は20点ってとこ。あと80点だけかっこいい生き方が出来たらそれでいい。

明日も思い切り頑張ろう。夜に100点だったと言えるように。限界を超えなくていいけど、限界までは動き続けよう。自分のために、明日の明日のために。

長男が2歳児と私にブロックで作ってくれたピストル。愛してるぜ。

母が焼いてくれた器。もう10年近く使ってるだろうか。どんな器よりも価値がある。

2019年09月24日そらいろ日記「雑穀とサポニンとブドウフォーオールの理念」

卵の産卵数が大台を超えそう。売り先を考えねば。今のところ40パック/週の売り先は決まっているものの、あと40パックの売り先が決まってない。生まれて初めて嬉しい悲鳴を出せそう。なにせこれまで何を作っても生産量が少なかったからね。

ペンションの友人が卵を買いに来てくれた。ブロッコリーで失敗した今、12月までの収入は卵のみ。助かります。卵は天然のプロテイン。卵誕生の時からハンターに狙われるナンバーワンのごちそうです。生みたて卵が家には大抵あるのでどうぞ近場の方、奥さんや私に連絡して買いに来てください。


キヌアの洗浄で出てきた泡。サポニンという苦味物質らしい。
久しぶりの雑穀研究会のアルバイトは9時~17時。キヌアの洗い作業。苦み成分サポニンとやらで泡泡になるのがおもしろい。クサネムの種が浮いてくるのでそれを流す。また水を入れて流す、また流す。また流す、5,6回地道に水洗を続ける。真面目だと自分で思う。

私はワインだけで収入を得られたら成功ってわけじゃない。いろんなものを自給自足して生きていくのが私の人生設計であり価値観。農地をほっぽり出して遊休荒廃地にする先輩が増えてる。そんな中、農家として農地で何かを作っていきたいという強い想いもある。

▼農地を持つ人が農業をやらない理由とその対策
・何か作っても儲からない →儲かるものを作る、手間のかからないものを作る
・獣害がひどすぎる →獣害にやられない作物、もしくは獣への対策を練る
・中山間地の傾斜&広い畔草刈りが大変すぎる →草刈の手間を減らすからくりを仕込む

こうやって書くのは簡単だけど、どれも一筋縄じゃいかない。だからみんなやめちまうんだ。何か考えなきゃいけない。で、そこで出てくる雑穀。雑穀は原種に近くて病気に強い、日本の風土に合ってる、手間がかからない、連作できる、獣害に会いづらい、などなどね。将来的に雑穀はやってみたい。自分の健康の為とブドウでこけた年の収入源として。

ブドウ栽培に関しては、
全てはよそ様と違うワインを作るために。オールフォーブドウ、ブドウフォーオールの畑。病気が出づらく、出てるんだけど広がらなくて、子供も喜ぶ、そこで一か月でも生活出来たりする、くれば何かしら小遣いが稼げる畑、人がおもしろがって来たくなる畑、誰よりも私が来たくなる畑。ははは、すごいでしょ。

こんなことを考えてる&実践してるから3年後、私はブドウ畑で膝から崩れ落ちてるかもしんねー。声出して泣いてるかもしんねー。でも声出して笑ってるかもしんねー。これだけやればどこかは成功してどこかは失敗するはずだから、それを見定めたい。
 
帰り際に薪をゲット。冬に向けて薪を集めておかないと。雪が積もるまでの時間勝負。現在欲しい量の1/20くらいかな。 薪ストーブの掃除の掃除もしなくては。寒いけど暖かい冬が来る。

2019年9月23日

2019年09月23日そらいろ日記「ああッ!雲が砂漠だ!携帯貸して!」

青原ユーカリの植え替え。地主の方が物を燃やすエリアの確保ということで定植した苗の移動をすることになっていたんだけどようやっと出来た。他に急ぎの作業はあるんだけど、地主さんの要望には何より先に答えなくちゃいけない。長男にも手伝ってもらって1.5時間ほどの作業。

定植したユーカリは1/5は枯れた感じ。一度は根付いたので根腐れなのか鹿害なのか。石だらけで痩せてる土の畑なので根が伸びなかったのかなと判断してる。もしかするとボルドー液が良くなかったのかなとかいろいろ考えちゃう。でもま、種から蒔いて66点なら合格点じゃないかな。

畑に落ちてた栗を少し頂いた。家の裏の栗もあと5日くらいで熟しそうな感じだし今年は収量が多そう。母親に聞いてみたら送ってほしいとのことなのでバケツ1杯くらい送る予定。少しでも親孝行しないとね。

 古町の森田屋さんに卵の納品に行ったのだけど、外に農夫と農婦で作られたシードルで作られた安曇野ワイナリーのシードルが高評価を受けたとのポスターが張ってあった。あちらさんには2年間、週に1回、研修に行かせてもらったんだけど、いろんな圃場を見てた中でも、良いリンゴを作ってると思ってた。きちんと仕事してるところの商品がきちんと評価される仕組みはイイネ。

お隣のお隣さんから今年も頂いたナガノパープル。大粒でおいしい。そしてハウス栽培だとこういうあじわいになるという勉強にもなる。私のピオーネ、フジミノリ、デラウェアも早く成木になると良いな。鹿害さえなければ2年後から獲れるんだ。

家族で図書館に出かけて、その時にホームセンターでとても魅力的なグッズを見かけた。存在は知ってたけど手が出なかった一品。3000本も苗があるとこういうのが必要になるだろう、とは分かってるけど実際に圃場で使えばそんなにうまくいかないだろうと敬遠してたけど、使ってみたら作業のキツさが変わるかもしれない。東御市のヴィラデストでも使ってたよな。迷う。でもまだ買わない。ブロッコリーで失敗したからさ。


   17時過ぎから息子二人とマルコの公園でサッカー。こんな自由に遊べる平らな公園が長和町にあったらもっと上達してた子供は多いだろうな。真っ暗になってからは公園でブランコしたりウンテイしたり。ブランコ乗ってた長男がさかさまに空を見て、「ああッ!雲が砂漠だ!携帯貸して!」と写真撮影。たしかに空が異物に見える。

帰宅後は密造酒(といってもアルコール1%未満で止めてるので酒税法違反じゃないんだけどね)を毎日ピジャージュ(かき混ぜる)をしてる。どれだけスキンコンタクトをするべきか。試したいことはやまほどあって。


2019年9月22日

2019年09月22日そらいろ日記「息子はこれから成長する」

奥さんが息子のサッカーの試合観戦とウイスキービアキャンプでの出品で私は農作業を中断して4時間家で子守りをすることに。こんなことをやってるから私の仕事は後手後手になるんだけどうちではサッカーの応援は農作業より優先。その辺の価値観は真面目な私としては正直、少し理解出来ない。でもこれがうちのスタイルなのだから、波風立てたくないし従うしかない。こういう日は私の作業は早朝と夕方にやるしかない。



15時から青原果樹園にボルドー液をまき、ブロッコリー畑の腐った株を蹴り進んだ。ブロッコリーは今のところ0/14000本。笑えないけど一生涯のネタになりそう。金融機関で借金しようかな。

ここ2、3日で長男が急に成長したと夫婦で感じてる。今まで何度伝えても気が付かなかったことに気付くようになった。例えば「お風呂で自分の体を洗ったタオルと干す」は5年間も自分で干したことが無かったんだけど、今日初めて、自分の+私のを干した。

靴は揃えて脱ぐし、今日のサッカーの試合も動きが良かったらしい。友達の年頃の娘さんの前で鼻血が出てることを指摘したらいっちょ前に恥ずかしがってたのを見て確信した。本人が気づかないところで脳のシナプスが繋がったんだ。彼はこれから成長するぞ。

密植畑の草がどえらいことになってるだろう。早くブロッコリーを片付けてそちらに進まなきゃ。もう疲れたけど止まることは自分が許さない。ゆっくりでも前に進みたい。

中嶋さんからモアを貸してくれと連絡がきた。こないだ壊されてしまったので正直、150万円する機械を人に貸したくないのが本音。壊れたらもう買えないものね。なんとか自分のを見つけてくれないかなぁ。やれやれ。ちょっと胃が痛い。

鶏の産卵数が増えてきたので卵を久しぶりに直売所に出品した。地域の人に食べてもらってこそのものづくり。卵を1日1つ以上食べてもメタボリックとは関係ないことが分かったしね。

近所の方から頂いた生食用ぶどうのナガノパープル。いいなぁ、私もこういうの早く作りたいなあ。ピオーネとフジミノリの苗が早く成長してくれることを願ってそれまではワインブドウとデラウェアとナイアガラで我慢しよう。


2019年09月21日そらいろ日記「ウイスキービアアンドキャンプ」


待ちに待ったウイスキービアアンドキャンプに参加。町内のイベントだし、私はワインでお酒の人だし、正直ウイスキーはあまり飲まないんだけど参加してみた次第。2人で5000円の入場券を払って入場、中でも贅沢に楽しんだ。(もっともっと稼がなきゃな。)

おいしかった800円のチーズバーガー
友人が息子にクレープやチーズバーガーをごちそうしてくれて贅沢が好きな長男はご満悦な様子。私的にはオードリーファームの「山ぶどう+甲州ブレンドのワイン」をゲット出来て、作り手の奥山さんとひさしぶりに話せたので良かった。


深夜1時に起きて諏訪湖めがけてドライブ。キャンプのときと比べてうってかわってチープな牛丼を食べたりしながら野郎二人が雑な話をする。昔の恋愛話から今後の長和町のことまでいろいろ。これも青春だなと。明け方に見た諏訪湖の眺めたるや。長和町にこんな水たまりがあれば人が来てくれるのかな。私は微力ながら私の作るいいもので人を呼びたい。

2019年9月20日

2019年09月20日そらいろ日記「えさ箱自作と東御市民病院」

老鳥たちが早朝から8個を産卵。何があったんだっ。




昨日、古株たちを処分する覚悟を決めたのだけど(時間がかかってでも)、なんと今朝、それを受けて古株のニワトリ達が11個産んだ!私の表情からソンタクしたのだな。まだ頑張れるぞと。
鶏のエサ箱。
 餌を入れる容器が欲しくてタライでも買おうと思ったんだけど、アルミ製は高いしプラスチック製は冬に割れてごみになる。ならば木材で作ったほうがいいということで自作。重さがあるから乗っかっても倒れないし、廃材で作れば廃材を処分出来るし。

鶏小屋の鳥たちの入れ替え作業をしてたところに「体にぶつぶつが出来たので病院で見て来てほしい」と保育園から戻されてきた次男。これで原因不明のぶつぶつは今回で3回目。またかよ…。

明日のウイスキーアンドビアキャンプでおいしいプレッツェルを出品するために昨日から仕込みに入ってる奥さんに頑張ってもらうために私が農作業を中断して出動。

今回こそぶつぶつの原因が知りたくて今回は東御市民病院まで足を延ばして血液検査をしたのだけど、結果はオール陰性。ただの「しっしん」みたい。お医者さん曰く、例えば鼻水のような感じだと。確かにどこにあるんだか分からないくらい薄くなってた。うーん。


アルがカレーパン、そして夜はキーマカレーを食べた。辛いものに目覚めてきたか。兄貴が1歳から食べてたようにこの子も柿の種の柿だけ食べるし、からいもの好きだな。一緒に歩いてて楽しい。可愛い。あー、100点。
結果、農作業は進まず。小さい子供がいると駄目ね。軽トラには液肥入りの500Lタンクが積まれたまま。これをなくさないとブロッコリーの収穫も出来ない。明日はウイスキーアンドビアキャンプだ。あーあ。

2019年09月19日そらいろ日記「鶏への感謝と覚悟とブドウに囲まれた暮らし」

4年目のにわとりたち

4年目のニワトリ達。最近は産卵率は3%を割ることも。いくらなんでもこれじゃあ赤字。愛着あるけどペットじゃないんだ。次の子たちに入れ替えるべきだ。若い奴らにこの小屋を使わせてやるべきだ。今日こそ処分しよう!と心に決めて小屋に入るも。。

どうしても出来なかった!砂浴びしてるこの子たちを殺せない!あからさまに産んでないサインの出てる一羽だけは殺せた。でも次が続かない。小屋の中で20分動けなかった。4年間卵を産んでくれたこいつらを、役に立たなくなったからって殺すってか。いやしかし、やらなきゃ。家畜に無駄な優しさは要らない。私にただ覚悟も勇気もないだけだ。また先延ばしだ。。
ワインブドウ畑の中の赤い葉っぱの樹
葉っぱが異常に赤いメルローの樹。こういう樹は株本を見てみると、、、

株本に大穴。糞が排出されてる。
 やっぱり虫が入ってるわけですわ。コウモリガかな。やれやれ、致命傷。食って食われては自然の摂理だろうけど、枯らしてはいけないよ。自然派だからってなにやっても怒らないだろうなんて思うなよ。お前も生きるためにやってるんだろうがそれはこちらも同じ。殺虫剤を使わないってだけだ。見つけたら手でつぶすぜ。そのときでいいから食ったものを大地に戻してもらうよ。

私にとって初めてのメルローの実。うれしいなぁ。まだまだ熟せる。こちらの畑はいくつか食われてるから対策が必要だ。ネットを張る?そんな時間もお金もないから、今年はそのままで、来年春にパーマカルチャーを叩き込んでやる。


定植されたピオーネの苗
遅ればせながら生食のピオーネの株を定植。いくらなんでも遅すぎたかな。でも秋植えって技法もあるからなんとか冬を超えてくれますように。自作苗なんで枯れたら枯れたで仕方ないしね。


2019年9月19日

2019年09月18日そらいろ日記「去年2018年のシャルドネで仕込んだワインの試飲」

昨晩、倦怠感がひどいのでもしかするとと図ってみると36.8度。平熱が35度しかない私にはなかなかの熱。

小5の息子が貰ってきた社会科見学の資料が農業関係だったので見てみると、まぁ農業が盛り上がってないこと。どんだけ社会からかっこ悪い、儲からない職業と思われてるんだろう。楽しいんだけどね、確かに私も儲かってない。

体調の悪いこういうときでも薪割りしなくちゃ風呂に入れない。廃材や米袋のごみや息子が貰ってくるプリント、回覧板で回ってくる要らないごみなどを燃やして火力に換える。運ばれて処理場で燃料かけて燃やされる「燃えるごみ」が今ここでお湯になる。
 
長野県長和町産初となるシャルドネのワイン(ジュース?)
去年2018年のシャルドネで仕込んだワイン(といってもアルコール度数が1%に満たないジュースなんだけど)を試飲する。収穫出来たのが数房だけだったので仕込めたのはこの1本だけ。貴重だわ。

豆的な味わいと香り。これをオフフレーバーとする講師さんも居たけど私はこのうまみの延長線上にある香りが嫌いじゃない。亜硫酸無添加だからか、無添加だからなのか、嫌なニュアンス(苦味、嫌み)が無い。もっと熟した果実を使えばワンランク上に行ける。良い経験になった。

10歳が2歳に寝かしつけの本を読む様子
 寝かしつけたんだけど30分経っても1時間経ってもベッドからベッドへ飛び跳ねてばかりで寝ない寝ない。長男が本を読んでくれる姿はキュンとしたけどまぁそれでも寝ない。
 

2019年9月17日

2019年09月17日そらいろ日記「鹿柵張りな1日」

08:00から鹿柵張りのバイト、と書きたいところなんだけどお金は一切出てないのでボランティアってとこ。(今日も町から給料もらってんじゃないの?と言われたので書いておく)。お金と時間に余裕があるときは良かったけどこうしてブロッコリーで大失敗して貯金がゼロになる中で、今月の健康保険料26000円や町民税19000円、年金32000円が払えない中での無償での8時間は大切すぎる。お金稼がなきゃ!ってのが正直な気持ち。

この地のシルバーのおっちゃんたちは全員軽トラを持っている!

だけど、この土地の後世のために大人たちのやっておくべき作業、誇り高い作業でもある。ようやく終わりも見えてきた、長かった~。14日くらいやったんじゃないだろうか。面識もなかったシルバー人材の先輩方にも少しずつ認めてもらえてきた空気も感じるようになったし、私側から見える「長和町で生活する先輩方の見え方」も変化したと感じる。移住して7年、たどり着けない壁はあれども、たどり着けられるところまでは行けたのかなと。

昼間に汗だくになったシャツを着替える。洗い替えも持参するとこうやって生き返られるからイイネ。加齢臭や草の種まみれの衣類を洗濯してくれる奥さんが居てくれることに感謝。で、昼休みの間にチェックしたブドウ畑では、べと病が結構出てた。仕方ない、もう一回防除するか。。しかし弱いな欧州系、その中でもシャルドネは特に弱い。


昨晩、友人宅のペンションにお泊りさせてもらった息子を迎えに。楽しいことがたくさんあったんだろう、帰りの車の中で彼自身から成長した言葉を聞けた。彼はこれからどんどん大きくなって花を咲かすだろう。私はもう花は咲かせられないかもしれないけど根なら張れるかなと。土の中でもくもく成長しよう。

やりたいことなんだったっけなぁって。それを実現するのって大事だよなと。自給自足。体にいいもの生活。果物いっぱい。子供と遊ぶ父親、おいしいワイン造り、海外旅行。これらを実現するためにやらなくちゃいけないことを重ねていくしかない。

海外旅行、はお金次第だから後後。

2019年9月16日

2019年09月16日そらいろ日記「ブロッコリー失敗とにんにく収穫失敗を活かす」

無残に病気が広がったブロッコリー畑をつぶしてる様子

5時半から作業開始。久しぶりにこの時間に起きれた。ようやく疲れから解放されつつあるのか。しかしブロッコリー壊滅は一晩明けても現実で、夢じゃなかった。ゴージャスに失敗してもうた。苗代も1本10円かかってるのに1000本は潰した。すげぇ。一人暮らしなら貧乏生活でどうとでもなるけど、4人家族だと、プレッシャーが半端じゃない。困った。ハゲる。

奥さんは気にしないでと言ってくれる。苦楽を共にしてきた夫婦だから成田離婚も3年目の浮気も10年目のジンクスも無かった。例え離婚したってもっといい人には出会えないって分かるしね。終わったことより前を見よう。

お持ち帰り用のブロッコリー残渣。
で、転んでもただじゃ起きないぞ。鶏たちにあげるためのブロッコリー残渣を持ち帰る。雑草よりおいしいのか飛びついて食べてくれる。これが卵に代わる。これぞ循環生活の強みなり、ってか。

そうそう、卵にひびが入ってる事例が続出。下手すりゃ1日5つはヒビ。産み落とした時に産卵箱の床にぶつかって出来てるんだとすると、と予想して段ボールを床面に貼ってみた。改善されたらうれしいし、されなかったら別のアプローチだ。

卵は姫木のペンションさんに買ってもらったり、古町の酒屋さん森田屋さんで扱ってもらってる。直売所にはまだ出してないけどそのうちもっと産卵数が増えたら、なんだけどそのまえに冬が来て数が減りそうだなぁと。米ぬかメインじゃあ栄養になりゃせんか。
 

遅ればせながら時間が取れたのでニンニクの収穫。って、もう9月なので今年分の種まくレベルなんだけど、忙しくて収穫出来なかった。もう根っこが生えちゃってるけど奥さんがまだ使えるというので2時間かけて1/4ほど収穫。もしまた時間がとれなかったら今日収穫した分を食べる分にして残りは芽を生やさせて春に植え替えるかな。

夕方は風呂の薪を調達に出かけた。1年の間で360日は家でお風呂を沸かすわけで木材の使用量は半端じゃない。でもそこから出た灰をブドウ畑に戻したりして地道な循環をさせて有効利用してる「つもり」だし、うちならではのブドウづくりの一環なので続けたい。このエネルギーや労力は無駄じゃない。

失敗が多くて悪夢が続くけど希望もあるから地道にやってくしかない。
ちなみに希望は以下の通り。

・卵の産卵数が少しずつ増えてるからうちでも我慢せず食べ放題
・生食ブドウ、その他果樹を定植したので来年以降が楽しみ
・にんにくの苗がたくさん出来そうなので来年の植え付けで利用できる
・ユーカリが成長中なので来年収穫出来るかも?
・試作を続けてきた奥さんのプレッツェルがいよいよおいしくなってきた
・子供たち二人がすくすく成長してる

ほらワクワクいっぱい、楽しむぞ。

お昼のたらこパスタ。日々おいしく、命を頂く。ごめん&ありがとう。

2019年9月15日

2019年09月15日そらいろ日記「奥さんとワインでの成功、どちらを取るか?」

長男のサッカーの公式リーグ戦の日。試合は11時からと13時からで、金曜日サッカーのコーチ陣がバーベキュー会を開いてくれるとのことで、今日も仕事はサボりDAY。こんなことをしてて良いんだろうかと心苦しい感じはある、正直。でもね。

隣町のドメーヌナカジマの中島豊さんにワイン会でお会いした際、私は彼が海外のワイナリーで修業した経験をうらやましがった。私にはもう奥さんと子供がいるからこれから研修に行くのは難しいよなぁ、と。すると豊さん「ははは、奥さんとワインとどっちが大切なんですか?」と返してきた。私はそれに「そりゃワイン取らなきゃですよね~」と返すことが出来なかった。笑い話なんだけどね。

私は正直心の中で、「奥さん」と「ワインでの成功」だったら奥さんを取っちゃうなと思ってしまっていた。 おいしいワイン作りは人生をかけた目標だけど、決して、家族や奥さんより大切なわけじゃない。そんな私だから、自分の農作業が遅れようとも息子のサッカーの試合を応援してやるのだろう。ある一方から見ればとてもおバカに見えるだろうね。

そうそう、リフティングの練習がなんだかおもしろい。これまではせいぜい3回だったのが、4回、5回と回数が増えてきた。頭もボウズにしてからヘディングも上手くなった気がするし。今年中に息子の練習用のサッカーゴールを完成させたい。一緒に遊ぶんだ。

薪集めもスタートさせなきゃ。古いにわとりたちの処分もぼちぼち始めなきゃな。

古いにわとりたち。なんと4年目。

2019年09月14日そらいろ日記「祖父母参観とトレセン狩猟免許更新」

祖父母参観からのブラスバンドの発表。よく練習してうまくなってた!
 本日は息子の学校の祖父母参観、息子のサッカー(トレセン)の送り迎え、奥さんの狩猟免許更新口座への送り迎えを次男とこなして、その後も奥さんも足となって19時まであちこち運転した1日だった。

長男のサッカーの練習(トレセン)の2時間をアイス食べながら待つ次男

周りが大自然な私のブドウ畑。
さて。帰宅後は眠い頭で私のやりかたで本当にブドウの実がおいしくなるのかを調べてた。ワインブドウ栽培に関して、いくつかオリジナルな技をぶっこんでるんだけど、それらが正しいのかが知りたくて。「そんなのでワインの味が変わるわけないじゃん」と自信を持っていう人には「あの、どうして変わらないとそんな自信ありげに言い切れるのですか?」と聞いてみたい。


結果としては上々、悪くない。方向は間違ってない。ただし、糖度は上がらないかも。他のものは上がる。ふむ、つまり私が作るへたくそ野菜と同じってことね。F1種のようにあんまり甘くないけど、しょっぱさがあるあの味。それでいい、それがベスト。

本日のニワトリ達の産卵数は30個。明日の180日目で45個が目標だったんだけどな。あぁ眠い。

2019年9月13日

2019年09月13日そらいろ日記「ブドウは良い感じでブロッコリは大失敗」


ブドウ畑の樹間のビーバー草刈作業。3.5町歩こればっか。これだけで夏が終わっちまった。タイミングが少し遅れるだけでつる系の雑草が絡まり、花粉でくしゃみが出まくり、ブドウの葉が病気になるリスクが高まり、いいことはひとつもない。この判断ミスが今後、ブドウ畑が倍の広さになれば倍の遅れになる。うー、おそろしい。

シャルドネの粒が透明になってきた。熟してきた証拠。灰色カビ病もおそぐされ病も今のところなし。毎年こんな房が作れたらいいな。

ブロ畑の様子見へ。この連日の長雨で病気がびっしり。うわー、やっちまった。。友人に電話して情報を聞くと6回防除やっても病気が出た人が居たって。頭痛がしてきた。

うちの野菜もこれが最後かな。今年は忙しくて管理しきれずで30点かな。


フードロスの話
朝のクソ忙しい時間の中、奥さんにフードロスの話をした。私は賢い消費者として物を買うときに原材料表示や賞味期限を見て新しいものを買うようにしていた。そのほうが新鮮で長持ちするし。でも本当に地球のことを考えるなら、実際にやるべきは古いものから買うだった。私が古いものを選んで買えば他の人が新しいものを買うことになり、お店の廃棄が減るからだ。牛乳などまだ出来ない商品はあるけど、出来ることから始めてみてる。


2019年9月12日

2019年09月12日そらいろ日記「11回目の結婚記念日は諏訪で」

結婚記念日。今日は仕事は置いておいてデートしようということで奥さんと諏訪方面へ。11年前の今日、入籍したんだ。あっという間な気もするし、積み重ねてきた時間のような気もする。年下A型男と年上O型女の組み合わせ。2人の間から元気な子供たちも生まれてくれた。奥さんには感謝しかないッス。


私がまだ諏訪をしらないこともあり、今日は奥さんが行きたいお店に行ったのだけど、ひとつだけ心に誓っていたことはいかなることがあっても今日は牛丼屋に行かないということ。結婚記念日がくれたこの休日、素敵な1日にするんだ。


▼太養パン店
オープンして70年以上が経過している諏訪で一番古いパン屋さんとのこと。手に汗を握りながらも1つ400円のパンなども買い込ませてもらった。今日はリッチにいくんじゃ~い。
ピンボケするなんて。

どれもワンランク上のおいしさで、明日の朝もコーヒーと合わせるのが楽しみ。


▼ReBuilding Center JAPAN

奥さんがずっと行きたかったお店とのことで。うちの古民家にありそうな小道具や家具がたくさん置いてあった。長年を経過して使い込まれた道具は見てるだけでしあわせな気分になる。でももう欲しいものはそろってるのでうちはむしろ断捨離の方向。無理に買うことはせずに雰囲気を楽しませてもらった。しかしコンセプトがイイネ、このお店。


▼多国籍バルガドガド
諏訪湖近くのモスバーガーの隣にある雰囲気の良い多国籍料理のお店。メニューが多いのでどれを注文しようかテンションが上がる。諏訪湖に来たらまた何度でも通いたい。


▼グラスリー ぺぱん
 
通りがかったジェラート屋さん。通り過ぎたけど180度ターンしてやってきた。デートにジェラートはつきものなんだ。

アイスは2種類選べてお値段そのままってことで。長和町名物「だったんそば」があったので長和町民としてはもちろん注文。あとはブドウ農家として「ナガノパープル」も注文。うん、おいし~い。今度は子供たちに食べさせてあげたいなー。

▼午後の森

 奥さんがどうしてももう一度食べたかったというクルミのケーキを食べに入ったお店。素敵な時間を過ごさせてもらった。

帰宅後、レッツパーティ!
姫木のぽいんせちあさんでお惣菜を買わせてもらって、家でパーティ開始!

 奥さんがこの日のために買ってきてくれた東御市のドメーヌナカジマさんの「ペティアンナチュールロゼ2018」を開けて乾杯っ!このワイン人生、楽しいね。

子供が何も言わないのに書いてくれた今日のパーティの看板。ありがとなっ!平凡だけど、うちは家族のしあわせを優先しますってことで、今日も家族に感謝な1日なのでした。