2018年6月28日

パパとぼくがワインブドウを作る絵

自然派ワインの造り手を目指す長和町のあべっちでございやす。ここ10日くらい、毎日ブロッコリーの収穫に終われてましたが、よーやく昨日から収穫に丸1日かからなくなりまして、ぶどうの作業が出来ました。やったネ!

とその前に9歳息子がタッチパネルで書いてくれた絵を見てください。おいしそうなブドウが出来てにっこにこの私。葉が1枚もないので収穫をひっぱって完熟させたのでしょう。真ん中のブドウには貴腐も出てるから糖度が上がりそうだなぁ。下にはワインボトルもありますね。昼間っから飲んじゃったのかな?
うれしいなぁなんて思っていたら、なにやら描き足してて・・・



あ、ぶどう畑にゆーきくんも加わりました!10年後、一緒に作業出来たらたのしいなぁ。こんな絵をもらったパパはあと10年でも20年でも頑張れるよー。ありがとう!
 
ぶどうの仮植畑。こういう耕せる石の少ない圃場は重宝します。
さて、正気に戻って。昨日はお借りしている仮植えの畑に大雨の中、黒マルチ張りの続きをしました。張ったのは右側の2列。雨だと土は重いけどその分、最初の水遣りをしなくて良いので。息子くん、ノートにメモっておくように。

長和リースリングの苗
こちらは一ヶ月前に仮植しておいたぶどうの苗(リースリング)。7割くらいは展葉してきました。この時期に葉が出てないのはもしかするとここいらの厳しい冬を越せないかも。去年のも山ほど死に絶えたしね。。

2年目の仮植ピノノワール(台木101-14)の誘引もしました。ずっと地べたをはいずっていたのでかわいそうなことをしたけど、それでもボルドー液を2回散布することで去年のような悪夢の黒とう病やべと病は回避できてます。


健康的なピノノワールの葉。健康的で樹勢もあります。自然派といっても、いや自然派を目指すからこそ、病気が出さないための対策をしっかりしなくてはいけません。

ちらほらとコガネムシがやってきてましたが殺虫剤をまくわけにはいきませんので手で取りました。全滅しなきゃそれでいいんです。


2018年6月19日

ブロッコリ収穫開始しました!

最近のブロッコリ畑
いえーい!4月半ばに定植したブロッコリーの収穫が始まりましたー。5日前は3個。昨日は60個。そして今朝は240個近いブロッコリーを収穫し、JAに出荷させていただきました。


2年間の研修中にブロッコリーの出荷は毎日体験してましたが、頭の中で「これが自分の作った野菜だったらなぁ」と思ってました。そしてついにその瞬間が来たわけですよ!そりゃテンション上がりますわ。ちなみにこの日のお値段は1コンテナ(20個)で2600円でした。悪くない。

野菜収穫用の包丁
収穫用の包丁も買わせてもらいました。本当は2年間の研修中にブロッコリ収穫の際に使っていた刃が曲がっているのが良かったのだけど無かったのでこれで断念。それでも2800円、お高いなぁ。


1作やってみてとても勉強になりました。写真のかさぶたのような痕は「ホウ素欠乏症」とのこと。どうして欠乏したのかを考えて、次回では出なくなるように改善策を考えるのが楽しいです。

明日から収穫量が増えそうなので午前4時起きして本気の収穫モードのスタートです。それまでに鶏とヤギの世話を終わらせておかなきゃ。一人でこつこつ作業してますのでお暇な方は顔を見に来てくださいね。いやー、農家は楽しいです!

2018年6月11日

カベルネフラン、定植完了!

ゆきちゃん、昨日はお弁当を届けてくれてありがとう。元気でたよ。メルローに続いて、合計4日かかった1反ばかしのカベルネフランの畑の定植作業が終わったよ。狭い山道の畑だけどああやって少しずつ駐車場も整備してるので気軽に遊びに来てね。

和田中学校裏のカベルネフランの圃場。粘土質。カヤと石だらけ

 今回も石とカヤが強烈でクワが何回も曲がっちまった。カヤにはクワも入っていかないね。これでもバックホーで2回、根っこを取ったんだけどな。石が多いと草刈時の管理も大変だよなぁ。だから草をあまり刈らない方法を考えたいね。

カヤの中に植えられたカベルネフランの苗。
場所によってはカヤの根の真ん中に定植するしかなくて、根性でクワで穴を開けたところに植えたけど果たして根付くのか、カヤは2mにもなるから守ってやりながら観察していきたいと思う。

ここで私の認識するカベルネフランについて。間違ってたらスマン。
フランス、ボルドー地方では「右岸」ではメルロー、「左岸」ではカベルネ・ソーヴィニヨンが育てられてて、ボルドーのあのなで肩ボトルにつめられてるワインはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのブレンドになる。そこに数%入るのがこのカベルネフラン。

カベルネフランが日本でも作付けを始めた栽培者も多い。去年1年間管理してみた感じ、強い樹勢で病気にかなり強い、栽培が容易なので日本の風土に合ってると思う。ただ大切なのはこれがどの程度の品質のワインになるかだけど。まぁやってみるしかない。


ブレンドも楽しみだね。自分たちで最高においしい比率を見つけようね。海外のシャトーでは年によって比率も変えてるしね。

さて、残ってる苗を植えるぞー!ガルバンゾ(豆)!ル・ブリゾー(パタポン)!

休憩中に練習してる消防団のラッパ。音が出ると気持ちイイよ!