2011年1月25日

初めての落ち葉堆肥は積み直し後に高温状態に!

縁側から見える夏の畑の様子
縁側から見える夏の畑の様子。長野の畑もこういう感じにしたいです。
うきうき気分のあべっちです。

先ほど,薄暗い中,畑の隅で作ってる落ち葉堆肥の温度を測りに行ったのですが…,
(ただ今,奥さんが早朝のバイトをしてる関係で朝に農作業が出来ない状態なので,
会社からの帰宅後や日曜日にせっせと作業しております)

なんと,その温度が48度まで上がっていたのです!パンパカパーン!
嬉しさのあまり夫婦げんかしたばかりの奥さんに家まで走って帰って報告したほど。

この落ち葉堆肥は先週の日曜日の1月16日に仕込んだものなのだけど,実は2日後の18日に
計ってみた温度はなんと8度。偉そうにブログで落ち葉堆肥を仕込みましたとお伝えしたものの,
そう,まさかの「気温よりも低温の状態」だったわけで。うぐぐ。

書籍やネットから調べあげた多すぎるほどの情報から読み抜いた結論としては,
「仕込んでから2日で50度近くになる。そうならなければ失敗。」としているので
つまりこれは大失敗なわけです。とほほ。

温度が上がらなかった原因は何だろう?
これまでの人生で20回も使ってない新鮮な脳みそがフル回転した。
寝ても覚めても仕事をしてても堆肥,温度,発酵,水分etcのことばかり。

まず1番に考えられるのが水分不足。
ぼかし肥のときの経験から水を少なめにしたのだけど,もう少し多めなのかも知れない。
そういえば踏んだときに「ぐちゃ…ぐちゃ…」と音が鳴ると書いてあったのも思いだした。
加えて今年に入ってから全く雨が降ってなかったので同じ落ち葉でも水分含有率が
低かったことも考えられる。

お隣の畑の師匠に聞いてみるとまずは絶対量が足りないとのこと。
確かに。ゴミ袋に10袋くらい落ち葉をかき集めた割には,水をまいて踏み踏みした後には
かなりしぼんで25cmくらいにしかならなかった。
あと師匠は純粋な落ち葉だけではなく,土に密着してる部分があると良いとも言ってた。

それらのアドバイスを考えてまた山と家とを往復して落ち葉をかき集めた。
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今回の落ち葉は師匠から聞いた通り,土に密着してる部分を多めに。素直がイチバンだ。

そして1月22日に積み直し作業をした。
9月に出て来たカボチャの残渣の堆肥を混ぜてボリュームアップ。
水分を多めに追加して,米ぬかも追加で合計15kgは投入しただろうか。

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(積み直した落ち葉堆肥)

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待ちきれずに積み直した翌日に温度を測ってみると…20度まで上昇!
そして積み直して3日目の今日,48度まで上がったいう流れだったのだ。

市販の堆肥は家畜の糞や堆肥は抗生物質を飲ませている家畜からでた糞尿を使ったり,
十分に発酵させてないのに,乾燥だけさせて完熟として販売してるものばかりとあった。

そらいろ農園では堆肥も出来るだけ自作していきたい。
これも畑の規模が小さいからこそ出来る贅沢だと思う。

まだまだまだまだ,いろんな難関はあると思うけど,今回の自家製腐葉土のチャレンジと
それに1度失敗してから立て直せたことは素晴らしい経験だったと思う。
あぁ,夏よ,早く来いっ!(←もう落ち葉堆肥が完成したと思ってるアホ)

去年採れた夏野菜夏に収穫した夏野菜で作ったピザ
(去年採れた夏野菜とその野菜を使ったお手製ピザ。夏が待ち遠しい!!)

2011年1月20日

長野行き,延期!!!!!!!!!!

…年明けからいろいろあって精神的なアップダウンが激しいあべっちです。
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(2011/01/19日の3食。元気づけてくれるのはいつでも毎日の食事です)

この2週間,毎日息子と格闘しながら妻と話し合い,決断したことがあります。
それは2011年4月(あと3ヶ月)で引っ越す予定だった長野行きの延期です。

年賀状には新住所も掲載し,「4月からいよいよ新生活のスタートです!」なんて大きく
書いてしまい。職場では1年以上前に恩のある上司にその旨を伝え,引き留めて貰ったりも
したのに「それでも行きます!」なんて言っておきながら…。

ゆき坊さんも友人達や教室の生徒さんたちや教習所の皆さんに伝え,
これが千葉県での最後のレッスンですなんて言っておきながら…。

恥ずかしくて情けなくて大きな穴があったら入りたい(もしくは堆肥を作りたい)気持ちで一杯です。
33年間生きてきてこれほどみじめな想いはしたことがないかもしれません。

決断までの経緯は以下「2011年4月の長野行きを延期した経緯…」をご覧下さい。
明るく楽しいそらいろ農園のブログにこんなことを書きたくはないのですが,
4月からの長野行きを応援して下さった方々や心配して下さっている方々のために,
以下に記しておきます。(そのうち消すかも知れません)

幸い,先日,職場の校長室で校長と教頭に話を聞いて貰うことができ,
「もしまだ可能であればもう1年,私を雇用して頂けないでしょうか!?」と
悲痛の表情で伝えることが出来ました。…はぁ。。

まだ先の見えない私たちの「手作りいっぱいの自給時的な古民家暮らし」ですが,
最後には誰もうらむこともなく,みんなが笑顔になれる結末がやってくると信じてます。
とにかく今は1日1日を大切にしながらやれることをしっかりやりたいと想います。

最後まで読んで頂き,ありがとうございました。



「2011年4月の長野行きを延期した経緯…」
嫁さんがブログで告白している通り,予想外の出費(愛犬入院,息子食べ過ぎ,不動産取得税,
車が買えずETC買えず…etc)でお金が足りず,それが4月の田舎暮らしを断念した理由です。

しかし。
それでも年始めに発覚したあの不動産トラブルが発覚するまでは引っ越す予定でした。

それだからこそ,4月から新生活をするために,畑の堆肥と薪を作る必要があるということで,
危険を承知で,子守を買って出てくれた母を引き連れてノーマルタイヤで長野に向かったのです。

薪は切ってから使えるようになるまで時間がかかりますし,冬に切っておけば乾燥も早くなります。
長野の寒冷地で過ごすために必要な薪を買いそろえるとなると数十万円かかると聞いていたし,
うちは隙間だらけの築100年の古民家ということもあり,薪の最低限の確保は必須字項でした。

それと広葉樹のある元果樹園の土から作る腐葉土作りも目的の1つでした。
落ち葉から作ると1年かかる落ち葉堆肥も,もう出来ているものなら数ヶ月で済みます。
これを4月からの苗の植え付けに使おうと計画してました。

今回の長野行きに合わせてチェンソーをオノを新規に購入し,
親切な森林協会の方とアポをとり,うちの土地の木を伐採するときに作業を見せて貰いたいと約束を
しておきました。それはプロの方の作業を見て,薪作りのヒントを得るためでした。

しかし,森林協会の人と見に行った土地は歩いていけないどころか,針葉樹で,
行くのに4WD車が必要で,完全な杉林で,更に急斜面の土地でした。
唖然としました。

仲介者のI氏を呼んで話をしたところ,夏に案内した場所と違ったことは認めたものの,
「自分は不動産ではない。仲介しただけで,自分に責任はない」と言い切りました。

物件のキャンセルになるかもしれないこの事態に,作業をする気にもならず(他人の土地だし),
翌日には帰ることにしました。…この1年必死に頑張ってきたことは何だったんだろう。
私たちはとても愉快な家族なのに,帰りの車の中は長野の家のことは誰も口にしませんでした。

結局,4月からの生活のために薪と腐葉土を作るために行った今回の長野行きは無駄になり,
薪も腐葉土も作ることが出来ませんでした。

そして今(2011/01/20)現在も交渉中でまだ土地がどうなるか分かってません。
相手次第ではこのままだと物件のキャンセルも可能性として残ってます。
(そうでも言っておかないとはした金で解決されそうなので…)

こんな状態ではとても安心して飛び込むことは出来ません。
そんな理由で4月の長野行きは延期することに決めました。


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ここ5日で奥さんが作ってくれたお菓子。家族でモリモリ食べてます。

2011年1月16日

初めての落ち葉堆肥作り!

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こんにちわ,一昨日で33歳になったあべっち@千葉県市川市です。

アドバイスを下さった方々や,ブログを見て心配して下さっている方のために
例の不動産トラブルの詳細とその苦肉の対策に付いて書かなければと思ってるのですが,
私自身,この件に関してショックが大きかったらしく,思い出すだけで疲れてしまいます。
精神的に回復するまでもう少し時間をください。

さて,こちら千葉県市川市はここのところ,カラっとした晴れ間が続いていた。
このお天気は図書館から借りた50冊の本で勉強した限り,落ち葉堆肥作りにどんとこいだ。

▼冬が堆肥づくりにどんとこい(もってこいの意味)の理由は以下の3つ
1.冬の乾燥した空気や気温の低さの影響で雑菌が少ない
2.秋冬で木々から落葉樹の葉が簡単に手に入る
3.冬は閉農期で農作業が少なく,比較的時間が取れる

とそんなわけで本日,嬉し恥ずかし人生初の落ち葉堆肥作りにチャレンジしてみた。
(腐葉土作りは本当なら正月に長野で行う予定の作業だったのだけど,例の不動産トラブルで土を取ろうと思っていた山林が別の人のものと分かり,作業が出来無かったのです…)

落ち葉堆肥作りはなんといっても「その辺に落ちてる落ち葉から堆肥を作れる」という,
なんともエコ心とロマンがあふれる偉業とあって,今日がとても待ち遠しかった。

で,朝起きてみると…そんな日に限って大雪降っとるやないけっ!
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いや待てよ?でもこの雪は腐葉土の水分にすることが出来るはず!
上にかかっていたビニールシートを急いで外し,これぞパーマカルチャー!
なんて心で叫んだ数十分後,天気は快晴に変わったりするわけで…全く自然ってやつは。

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今回はの材料はこちら。
落ち葉,米ぬか,油かす,コーランネオ,水(木を燃やした灰入り)。

落ち葉は愛犬の散歩中などに近所の山や公園にゴミ袋を持って行って集めたのだけど,
夕方にはすぐに暗くなるので薄暗い中でゴミ袋を何かをつめ放題してる中年がいるなどと
健全な市民に通報されやしないか心配になったりもした。いや本当に。
 

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落ち葉を20cmくらい敷き詰めて,水をかけて風で飛ばないようにしてから,
米ぬか,油かす,コーランを振りかけて足で踏み踏みする作業の繰り返し。
ぼかし作りの時は水分をあげすぎて失敗したので水はかけすぎないように注意する。

ただ,とある本に何度失敗してもやり直しが利く,それが落ち葉堆肥作りだとあった。
 水分が少なくて温度が上がらなければ水分を足せばいいし,その逆もしかり。
この言葉に初めてチャレンジする自分はとても勇気づけられた。

ザクザクと踏んでいると息子(生後1歳9ヶ月)が面白そうなことをしてるねという顔で
近づいてきては5秒間くらい踏んで去っていった。…やるならもうちょっとやってみてくれ。

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こうして2時間程で作業は終了。
水をかけて踏み続けていたら随分と量が減ってしまった。
堆肥化してくるとここから更に減ってくるわけで,落ち葉の量が足りなかったかも知れない。

とりあえず,温度が上がるかどうか様子を見る。
60度近くまで上がってくれば切り返し,水が足りなかったら足す。多すぎたら落ち葉を増やす。
いや~温度を測るのが楽しみだ。

2011年1月10日

開けまして新春初売り企画のご案内です!

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開けましておめでとうございます、あべっち(旦那)です。
2011年、今年もよろしくお願いいたします。

さて、最初の1行でどうしてわざわざ「旦那」などと付けているのかというと、このページを
投稿するのが私と嫁のゆき坊さんの2人居り、今回の投稿者がそのどちらかなのかを
分かりやすくするためのもの,のはずだったのだ。

・・・しかし。ふたを開けてみると嫁さんは自身の「ゆき坊のカブトムシの捕まえ方日記2」の
更新に夢中でこちらには最初の挨拶分しか投稿をしやがらないではないですか。

なぁんてぼやいてもあちらは人気ブログ。
ヒット数で勝てる気がしないのでマイペースにのんびりと行きたいと想う。

さてさて、実は新年早々、そらいろ農園は前代未聞の障害にぶちあたっている。
新年早々、勢いで薪と腐葉土を取りに行くぞなんて長野へ行ったまでは良かったのだけど…。

次の機会にある程度詳しく書こうと思うので簡単に2行で書くと、
「売り主&仲介業者と見に行った山林と購入した土地が全く違う場所で、これでは
果樹を植えることも出来ないし、腐葉土を取ることもできないし、薪を取得できない。 」

というやつ。。ほんっとうに洒落になりません。

この数日間は不安とストレスで息苦しく、さすがの「昭和が産んだ奇跡のおしどり夫婦」もイライラし,とっくみあいのケンカで3カウントを取るなどもしばしばだった。

しかし「雑草魂の前向きカップル」でもある私たちはいつまでもノックダウンされてるわけではない。
お金があれば土地だって買えるじゃないか!前向きに行こう2011!と動き出すことにした。

そんなわけで前向き企画第一弾といたしまして,
そらいろ農園ネットショップ新春だよ!手づくり石けん特売企画」を行います!

2011年1月10日~20日までの10日間限定で、ゆき坊さんが1つ1つ大切に手づくりした
ゆき坊せっけん(大)を全商品500円で販売させていただきます!

そらいろ農園ネットショップでは今後、築100年の古民家中で見つけたカワイイ骨董やお皿、
レアグッズもラインナップに加わっていきます。(ほとんどゆき坊さんが捨ててしまうのですが・・・)
この機会にどうかよろしくお願い致します。

ゆき坊石けんどれでも500円均一セール!
「そらいろ農園ネットショップ」~ていねいな暮らしとやさしい野菜のお店~
http://shop.yukiboulife.com