しかし精神的に疲れました。なんと事業に申請するためには(これから農業を頑張っていくと証明するためには)消毒する機械やトラクターが必須だということなのです。機械がないと農業を出来る状態と認められないそうなのです。トラクターや科学農薬が作られてまだ100年も経ってないでしょう…。歴史もなにもないのに。機械や農薬や農業資材を売りたい人たちの思うがままの農業世界になってると感じました。化成肥料よりも微生物やミミズや昆虫たちの力で土を耕し肥やし、クワとカマを上手に使う野菜作りを目指す私には正直、疑問だらけでした。(たった400年前の江戸時代まで数千年もこっちが常識だったのにね~)。
一度畑を見に来てくださいと何度言ったことか。私の畑はもちろんですし、成功してる自然農の先輩方はたくさん居られるのでそちらでも良いでしょう。私の畑はいつでも見学OKです。(連絡をいただければ畑に居ます)。遊びに来た際は寄ってやってくださいね。住所は長野県小県郡長和町和田763です。
今日私が言われた言葉の数々を、私に続く新規就農者達への待遇を変えるためにも書きたい気持ちはやまやまなのですが…どんな内容でも書けば悪口になってしまいます。しかしながら先輩として助言するなら「無農薬野菜が作りたいなら長野県長和町には来ない方が良い」です。それが今の私が伝えられるせいいっぱいの言葉です。理解者が居ないことは苦悩でしかありません。もっと有機農家が多い地域への移住をおすすめします。探せばあります。
ただし!これからは違います。私が長和町の有機農業の風穴を開けます。 機械が無いと作れない、農薬を使わないと作れないとバカにされ続けてもやり続けます。それはうまく作れる&消費者に分かってもらえる確信があるからです。なので5年後にどうか長和町に無農薬野菜を作りに来てください。そのときは微力ながら私が力になれるように頑張ります。
さてさて、畑のお話です。
ぼちぼち野菜苗の定植を始めてます。遅霜が恐怖なのですが余り遅いと育成に影響してきます。まだ危険はゼロではありませんが、ある程度の博打は必要だと思ってます。もし6月直前にまさかの霜が降りたらそれは長野県の農家すべての方が被害を受けるでしょうしね。
(下のは白もちトウモロコシの苗。もちろん固定種。上手に育って嬉しい!)
どうして定植を急ぐのか、理由の1つ目は私が育てたポットの苗たちが成長しきってもう限界だからです。根張りが良いのはうれしいのですが、これ以上行くと根が絡み合い、老朽苗になってその後の育成に影響してきます。
2つ目の理由は「実はビニールの中のポットの地温よりも露地の地温の方が暖かかった」からです。ビニールで囲っていたポットの地温が1度まで下がった夜も露地の地温は7度ありました。これは意外でした。ポットは土が少ないので熱くなりやすく冷めやすいためではないかと予想してます。さらにポットだと水の管理も大変ですよね。そんなわけでもう定植したほうが安心なわけです。
そして3つ目の理由は、定植作業が楽しいからです。手塩にかけて育てた苗たちが狭いポットから広い大地に根を張れるわけですから。もうこの作業だけは楽しくて仕方ないです♪
右側が苗を植えた畝。左側が種を直まきした畝。黒い苗ケースが置いてあるのは鳥害対策です。トウモロコシや豆類を植えるときにはこうして対策するようにしてます。距離が長い場合は糸でも良いですね。しかしもっと植えておけば良かった。。まぁ時期をずらしながら6月下旬まで蒔きたいと思います。
写真をよく見ると分かるのですが畝がそんなに高くないですよね?そんなに高くする必要はない、いやむしろ高くない方が良いことが分かってきたのです。このあたりのお話もまた後日詳しくさせてください。
これからも定植作業は続きます♪