2013年3月2日

にわとりさんの卵とごはんのおはなし

信州長和町に家族で移住してきましたあべっちです。そらいろ農園の自然卵の売れ行きは12月に産み始めてくれて以来,今のところ売れ残りがないわけで順調です。毎週定期購入して下さる方やリピータの方,応援して購入して下さってる皆様のおかげです。人と鶏さんに感謝です。

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うちのにわとりさんたち。小屋の4面が網という,絶好調に風通しの良い環境で暮らしているので寒さは大変だったと思います。でも風通しがよいからこそ小屋内に病原菌が溜まりづらく,夏から1度も病気にかかることなく,全員無事,極寒だった今年の長野の冬を健康に乗り越えました。

ちなみにゲージ飼いの鶏はもちろん,平飼いや放し飼いの鶏達ですら,病気にならないように「抗生物質」や「ワクチン」を定期的に食わせたり予防接種の注射をしてます。市販の卵や鶏肉で抗生物質や薬剤「ゼロ」の商品を探す方がむずかしいでしょう。ふふふ。

そらいろ農園の鶏達にはもちろん一切使用しておりません。免疫力で勝負してる健康な鶏達には使う必要がないんです。薬や消毒で押さえつければ一時的な予防やリスク回避にはなりますが,自分で自分の体を守ろうとする免疫力はどんどん低下していきます。免疫力が低下した弱いカラダは薬や消毒が必要になる,と悪循環を猛ダッシュ。今の農業の姿みたいですね。使用すれば畑に使う鶏糞にはもちろん,卵にだって残留しますしね。毎日卵を食べるだけで病気でもないのに毎日抗生物質を飲んでることになってたり…ね。

さてさて,この辺りで気になる最近のにわとりさんたちのごはんの紹介です。
(2013年2月24日の朝に撮影)
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右側はたっぷりの青野菜。この頃手に入るのはカブ,キャベツ,白菜です。もう毎日めいっぱいあげてます。固い茎の部分が凍ると食べてくれないこともあったのでそんな日が続く場合は薪ストーブの上で火を通してからあげるとよく食べました。

左側は自家製の米ぬかおから発酵飼料。家から出る毎日の野菜クズやごはんの残りやパンくず,卵の殻も入ってます。寒さで発酵中の飼料が凍ってしまうような日は煮たものを混ぜて温度を上げ,再発酵&解凍をうながします。いや~,寒冷地ならではの苦労がありましたね。

食べてる食べ物って大事なんです。下手な例え話ですが,「昨日食べすぎたチョコで新米ママの母乳がドロドロになって乳腺が詰まってしまう」ことがありますよね。思い起こせばうちの奥さんも苦労してましたもの。乳の味や成分は母親が食べたもので決まるんです。鶏の卵も同じでごはんが直接,味や内容に影響してくるんです。だからおいしいごはんを食べてる鶏の卵はおいしいんです。

1日20個限定のそらいろ農園の卵,1つ50円(20個以上だと1つ40円)。有精卵で抗生物質と薬剤フリーの時点でこの値段では売ってません。といいますか趣味で飼っている方以外で抗生物質と薬剤フリーの卵は売ってないと思います。卵を買ってる業者に聞いてみてください。…そんなわけでそらいろ農園の卵,石けんやおいしい焼き菓子とご一緒にお買い求め下さい(笑)。

あ,そうそう,肉の自給の第一弾として鶏さんを食べる準備を始めましたんですよ。昔,鶏を絞めたことがあるなんて方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?今日でこたつで有精卵を温めて今日で9日目。あと12日でちゃんと生まれてくれるかは分かりませんが,これも今の薬剤まみれの激安鶏肉生活から一気においしくて安全な鶏肉を食べる生活へステップアップするためです。

鶏になった気持ちで今日も1人,コタツの中の覗いてみては卵を転がすのです。

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