2015年4月13日

2015年度のお米作り1~種まき~

あべっちです。上の写真は鳥さんが卵を産んでくれますようにと鳥の巣を作ってた6歳息子。正直、今の生き方は大変で余裕が無くて大変だなぁと思うことがあります。でもこういうのを目の当たりにするとやっぱり幸せだなぁと思い直すわけで。単純男でございます。

さてさて、 そらいろ農園のお米作り、2015年度も始まりましたよ!皆様のおかげです。なんと言っても米は主食、死ぬまで毎年作りたいですからね。安全なお米を作りますので応援よろしくおねがいいたします。今回はうちのお米の苗がどんな風に作られてるかをお伝えしますね。

ちなみに、大規模農家と自家消費用米を作ってる方以外はほぼ業者から苗を買ってます。1枚1000円しますので50枚買えば5万円です。それでも買うのは(保温機や100万円する種まき機を持ってない限り)自分で塩水選、熱消毒、浸水、土セット、種まきをし、さらに30日間の温度と水管理をするのが大変だからでしょう。でもそれを私がやるのは節約の面はもちろんですが、種から苗を育てることがうちのお米の魅力にもなると思ってるからです。

さぁ、まずは塩水選(えんすいせん)です。卵がぷかぷか浮くくらいの塩水に浮いた軽いもみを取り除く作業です。塩を使い捨てするのは泣けてくるほどもったいないですが、この技術が生まれたことにより発芽不良や病気の苗が少なくなり収穫量が1割増えたそうです。先人はすごいことを考えますね。今年はうるち米のコシヒカリともち米のもちひかりを作付けします。コシヒカリは前年度自家採取した種籾を初挑戦で使ってみます。毎年チャレンジで進化します。

 
お次は消毒です。60度のお湯に数分間つけます。私は53度~58度のお湯に7分つけるようにしてます。こういう作業は薪ストーブに助けられますね。ガス代ゼロでエコです。

今は薬剤で消毒する方法が主流なのですが、こういう農薬を使わない昔ながらのやり方もあるということを子供たちには知ってもらいたいです。(うちの子には教えます!)ちなみに苗作りも今年で3年目ですが病気が出たことはありません。これまた先人の知恵に感謝っすね。

そして浸水です。積算温度で100度になればいいので水温が10度~13度位なら7日~10日浸します。それもだいたいでやります。見てれば芽が出てきたら見れば分かりますからね。ただ種まきする前日だけは少しだけ水温を上げてやって背中を押してやるようにしてます。

水につけてる間に種まき土の準備です。市販の土にもみがら燻炭を混ぜてかさましさせたものを使いました。もみがら燻炭は自家製で毎日焼いてるのでいくらでもありますからね。これでかなり土を節約できますし、苗箱は軽くなるしカビも生えづらくなるわけですから良いことずくめです。廃材で作った専用の土ならしグッズも良い感じです。

お楽しみの種まき。1箱で80gの種籾を使うそうです。私はこれまた適当に一握り分をパラパラとなるべく隙間が出来ないようにまいてやります。こぼしてしまうこともありますが、うちは放し飼い烏骨鶏が居るのでモーマンタイです。

育苗用のビニールプールトンネルに苗箱を並べたところ。私は人のまねがどうしても苦手なので試行錯&悪戦苦闘&時代錯誤しながら毎年改良してみてます。今年はビニールは2重、下には水を溜めるビニール、その下には落ち葉と米ぬかで温床を。さらにこの中で野菜で使うボカシぼかしや鳥さんの発酵飼料を熟成させることで温度を上げてます。


さぁ後は毎日温度管理と水やりをして、すくすく育っていってもらうだけです。師匠が来月の20日前後に田植えを行うそう。それまでにちょうどいい高さまで育ってくれよ~。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ご意見ご感想、お待ちしてます。