2012年10月28日

いろんな草退治に山羊さん出陣

なんだか魚釣りがしたくなってきました、そらいろ農園のあべっちです。
釣りが出来ればおかずが1品増えますしね。川釣りは来年の2月頃に解禁とのことでそのときに友人が教えてくれる約束をしてくれました。いや~、こりゃ楽しみです!

さて、山羊のそらちゃんがうちにやって来て20日が経つわけですが、「寂しがり屋」は未だ直っておりません。慣れてない場所や初めての場所に連れて行って私が見えなくなると「メェー!メェー!」と狂ったように鳴いて転がり回って暴れ、杭を抜いてやってきてしまいます。…これを解決するにはお友達を連れてきてあげるしかないかな。。

でも百姓はやること山盛り。山羊の鳴き声ごときに足を引っ張られてるわけにはいきません。そんなわけで覚悟を決めて出かけるときは出来るだけ一緒に連れて行くことにしてます。

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軽トラックなど無いので軽バンに乗せて…結構、大変です。


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こちらは通称「第3の畑」。強烈な宿根草ばかりの荒れ地なのですが山羊の放牧地としては最適。青草をむっしゃむしゃ食べてくれました。(ただ10mも離れると暴れ出します…)

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こちらは家の裏の栗の木の下。毎朝、栗拾いをしている間に放牧して雑草を処理してもらってます。捨ててある虫食いの栗も皮ごとバリバリ食べてくれるので獣害対策にも役立ちます。

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山羊が緑地に放牧されてる姿はそれだけで癒しです。(今は北海道ですら牛舎しかない無放牧牧場が数多くありますから。あの牛乳パックに描かれてる放牧のイメージ絵は違法にならないのかしら…。)

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こちらは第2の畑。山菜類がたくさん生えてる場所で、わらびやこごみなどをたくさん収穫出来た畑です。そらもここがお気に入りのようで固い草をわっしゃわっしゃと喜んで食べてました。

もうそらは家族の一員です。これからいろんなことがあるでしょう。
辛いこともたのしいことも一緒に楽しんでいきたいと思います。


そうそう、野菜セットの販売を始めました。よろしくお願いいたします!

ゆき坊の心地よい暮らし2: 野菜セットと隼人瓜。
 http://yukiboulife.blogspot.jp/2012/10/blog-post_27.html



2012年10月23日

蔵のゴミ出し、出てきた物は?

あっとう間にもう10月も終わり!?嘘でしょう?寒いはずだわ、あべっちです。
この時期に厳しい寒さに定評のあるここ信州で薪ストーブの設置が出来てない現状は冷や汗ものです。なにせこの家は一昨年はまだ1歳だった息子の耳が寒さで凍傷になってしまったほどの寒さ。うちの家族は今、雪山に挑むドキュメンタリー番組のように真剣に「凍死」と向き合ってます。あぁ怖い。なんとかストーブを設置しなければ。

さて、書きたいことが山ほどあります。何を書こうかしら。
そうだ、蔵の大掃除について書き残しておきましょう。

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蔵の中を片付け中の様子。天候が晴れ続きで助かりました。

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一番出てきたのは空の段ボールです。圧倒的な量でした。蔵だけで50枚、ハンパじゃありません。そしてどれも40年前のテレビを買ったのとか、豆炭こたつのとかアンティークとして売れるんじゃないか位の古さです。昔の人は物を大事にしていたというのがよく分かります。束ねて縛ってリサイクルに出そうと思いますが材質とか変わってないか要らぬ心配。

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立派なお釜も出てきました。お釜は以前も見つけたのですが、フタがなかったもので。古い物好きにはたまりません。大事に使おうと思います。

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桶(おけ)やカゴ?も出てきました。カゴは関東にいた頃に電車で行商のお婆さんがしょってるのを見かけました。今は栗拾いの時に重宝してます。大事に使いたいのですがヤギがしょっちゅうかじったり前足キックしてきたりするので長く持たないかもしれません…。

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小太鼓。音がよいです。野菜の収穫日などに家族で歌って踊りたいと思います。本気です。

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役場でも保管してないんじゃないかと言うくらい古い「和田村の記録」も出てきました。奥さんは捨てたいようですが捨てるのはいつでも出来るわけで。補助金目的の市町村合併で歴史が消えていくのはとてもばかげたこと。知っている人達は老いて無くなっていくでしょうから、先人の歴史は大切なのです。…私が目を通すことはないでしょうけど。

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歴史ある本という意味ではこの「anan(アンアン)」もほっておけません。1985年ということは27年前。猛烈なファッションセンスです。時代でここまで変化するものなのですね。でも少し前までは着物だったわけだし、今着てるこのユニクロの服も3年後にはダサいのでしょう。それなら私は着物や甚平で過ごす生活をしたいですね。


他にも掘り出し物はあるような無いような。物件を買ったときには確かにあったものが売り主さんの形見分けで無くなっているものも多くありました。蔵の2階なんて足の踏み場もなかったのに、今見てみるとすっからかん。大規模なので「形見分け」の時に「プロの骨董屋が入ったんじゃないか」と予想してます。

まぁ欲望は底なしです。無いのであればそれでちょうどいい。
残った物達を出来るだけ有効利用して楽園を作りたいと思います。

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【おまけ】 シロアリにやられて腐った床をぶち抜いた奥さん

2012年10月9日

山羊さんがやってきた


「脱サラして田舎暮らしをしてどーしてもやりかたかった夢」が私には78つほどあります。その1つが無農薬での野菜作りであり、また1つは平飼い養鶏であり、自作のピザ釜でピザを食べることであり、自宅直売所であり、古民家カフェであるわけです。早々に叶った夢もあり、まだかなわないものもたくさんあるわけですが、今回、新たにその1つが叶いました。

それは「山羊さんと暮らすこと」です。
 (奥さんがゆき坊の心地よい暮らし2で既に書いた既出のネタですが、ここでも書かねばということで)

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じゃじゃーん、こちらが一昨日、来てくれた山羊さんです。
生後5ヶ月のメスですが、立派な角があります。
(可哀想だけど動物好きな3歳児が居て、遊びに来てくれる近所の年少さんや小学生達も居るので切らなきゃちょっと危ないかな…)

山羊を飼うなんて都会じゃ絶対とは言いませんが私のように借家の人間にはまず不可能の領域でした。でも夢は捨てがたい…。定年まで働いて貯金をどっさり貯めてから?いやいや、そんなに待てません。若いうちだからこそ辛さすら楽しめるし、いつ死ぬか分からないし。私はお金よりも大事なロマンとエコを追い求めていきたいんです、なんちって。

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(息子が起きてすぐに庭のヤギさんに会いに行った様子をパチリ。
 縦に長いですがまだ3歳6ヶ月。)

当然、息子も新しい命に興味津々。ヤギさんからは何を学ぶのでしょうか。
正直、学校に行って教科書の暗記競争をするよりもずっと教育になると思ってます。

さて、ヤギは6ヶ月も経てば大人の体になり、妊娠することが出来るそうです。妊娠後は順調に行けばその5ヶ月後に子ヤギが生まれ、78の夢の1つ「自家製ヤギミルク」のお裾分けを頂けるわけです。更に「自家製ヤギミルクでチーズを作る」、「ヤギミルク石けんを自家製ヤギミルクで作る」 の夢へも繋がります。いや~、これは贅沢です!

品種は日本ザーネン種。乳量が多い子で1日3リットルくらい取れるそうです。もう最高ですね!…なーんて現実は良い話ばかりじゃありません。それというのもこの子、かなりのサビシガリータさんだったのです。私が姿を消せば5秒後には喉が裂けるんじゃないかという位の声で叫び続けます。


この2日間で新しい環境にも少しずつ慣れてきて食欲も出てきました。でも私が居なくなると食べるのを辞めて鳴き続けてしまうんです。このサビシガリータが改善されない限り、私はずっとこの子のそばに居なければなりません。やることが山ほどあるのに作業が進みません。それにご近所迷惑ですって。。もう心労が絶えません。

でも何をやるにもリスクは必ずありますからね。この先には明るい未来があると信じて頑張りたいと思います。とりあえず今は、この子にどうか1人で居ることに慣れていって欲しいです。

2012年10月1日

畑で見かけた生きもの達「ヤマカガシ」

あべっちです。皆様、台風の被害は大丈夫だったでしょうか?

こちら長野県長和町和田は16時過ぎには微風になり、嵐の前の静けさかとドキドキしていたのですが、3時間経っても8時間経っても弱いままで窓ガラスすら1度もガタガタ言わず、もしかしてと台風情報を見てみるともう通過していたというくらい、大丈夫でした。
本当、この辺りは災害に強いです。

さて久しぶりの畑で見かけた生きもの達のコーナーです。
なんとなんと、ヘビを見つけてしまいました。

※2012/10/02追記:友人から名前を聞くことが出来ました。
ヤマカガシという毒蛇のようです

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じゃじゃーん、こちらです。3歳の息子に見せてあげたかったので捕獲しました。
目がくりっとしててキュートでした。ただなんともいえないあの動き方は怖いです。

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伸ばしてみると…意外と長いです。60cm~70cmくらいでしょうか。
(※触ったのは息絶えた後です。息子が炎天下の下で虫かごを畑に置き忘れてきたためです。
へびさん,ごめんなさい。。)

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ヘビで遊ぶ我が子(3歳6ヶ月)。よく素手で触れるな…。私も触ってみましたがその感触は固いのか柔らかいのかよく分からず、とにかく「生々しい」ものでした。

ご近所のご老人には「畑や家の周りが草だらけだとヘビが住み着く」(あんたのところにヘビが住み着いてる、迷惑だから草を刈れ)と言われてました。確かにそういう側面もあるかもしれません。でも本当にそれだけなのでしょうか。

このへび達は私の小さな畑に住み着いてそこで子孫を残して繁栄してるわけではありません。100歩譲ってもしそうだとしてもそれは周りと比べて無農薬で自然豊かな空間なので居心地がよかったというだけの話です。もし私のところに来なかったのであれば他のどこかをうろついているのは間違いありません。

そもそもヘビなどの野生動物が山から出てきてしまうのは人間があほみたいに植林して山が杉林ばかりになったことで食べ物や住み家が減ったからじゃないでしょうか。加えて「草を生やしておくのは恥」という固定概念で山への通路も綺麗に機械で草刈りしちゃうわけですから。そりゃ隠れられる雑草のあったりカマキリやカエルがたくさん住んでる所までやってきてしまうわけです。というかすぐ裏が山ですからね。。

これからも私は地球と自然に出来るだけやさしく生きていきたいです。
例え畑でヘビと遭遇して心臓が止まりそうになったとしても。