信州そらいろ農園は2012年から長野県長和町(ながわまち)で野菜、果樹、養鶏、日本ワインなどいろんなものを自給自足しながら地域を盛り上げるべく奮闘する農家の屋号です。お暇な時間にどたばたの「夢の自給自足生活の実際」をご覧ください。
2013年11月11日
初めてのお米づくり(脱穀作業その1)
はざかけして乾燥させたお米も乾燥しました。このはざかけという仕組みを考えたのは日本人なのでしょうか。逆さに干すことで茎に残っていた栄養が穂に集まり、穂が下になることで重みで落ちづらくなり、交互にしていくことでまた風にも飛ばされなくなる。すばらしい知恵です。先人の知恵が詰まっております。なんてことに感動しながら黄色になっていく様を眺めてました。
稲刈りした後の田んぼはには水を張りました。冬水田んぼってやつです。水を張るととたんに生き物が集まってくるんです。
ほらほら、たった1日でおっきいカエルも来てましたよ。アカガエルかな?息子と観察していると、トンボはドッキングして卵を産みに来るし、ゲンゴロウもいつのまにやら数を増やしてるし、寒い中でも元気です。彼らの死骸やフンがおそらくは最高の養分になります。
こちら極寒の長野県ですが、なんとか水を張ったまま田んぼが冬を越えられさえすれば、来年からは耕耘しなくても済み、俗に言う「代かき」の作業が不要になります。なんというパーマカルチャー。ただ、このあたりじゃ霜で凍って畦(あぜ)が破壊されるとも聞いてるのでお試しですね。
さてさて、お米もすっかり乾燥できたのであとは脱穀作業を残すのみとなりました。さてどうしようと思いまして。たったこれだけの広さの田んぼで機械を借りるのもあれだし、うちのような小規模農家は出来たらガソリンを使わずにやりたいなぁとまた理想を妄想してしまうわけです。
そんなわけで作ってみました「せんばこき」。
最初は調子よかったのですが、使っているうちに米が詰まってしまってそれを取り除くのがとても大変…。木で作った「せんば」の部分が分厚すぎました。鉄がいいんだろうなぁ。でも鉄を加工する道具も技術もまだありません。壊れたレーキで代用できないかなぁなんて悪戦苦闘ぶりをネットに書いたところ…
保育園のママともさんに貸して頂けましたよ,「足踏み脱穀機」(Dakkoku of foot)!
ありがとうございますーーー。神様仏様。そしてあるところにはあるんだなぁ。 感謝です。
文明の利器の登場で、作業がはかどりそうです!
続きは「脱穀作業その2」のレポートで!
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