35歳,遅めの青春真っ盛りのあべっちです。
そらいろ農園福袋,ご注文をありがとうございました。奥さんに「そらいろ農園を選んで買って下さった皆様がうれしくなるような福袋になるようにしてプリーズ」とお願いしておきました。私も奥さんが作業に集中出来るよう,家事をフォローしたいと思います。
さて,「農業をやるために脱サラしてきたんですよ~」なんて話をしますと「へぇ,何作ってるの?」なんて質問がくるわけですが,返答に困ります。一般的には「キャベツです」とか「林檎です」なんて答えなのでしょうが,うちは野菜だけでもトマトにミニトマトにピーマンにズッキーニにパプリカにカボチャにキャベツにレタスにジャガイモにさつまいもにウリに大根にカブにスイカに大豆に小豆に…まだまだ数え上げればきりがありません。
いろいろ作るのはそりゃ大変ですが,種類が多ければ野菜セットのバリエーションも増えますし,私達自身もおいしいものをたくさん食べることが出来ます。そんな中,今年新たにそらいろ農園の新商品が生まれました。それが…
こちらの干し柿でございま~す。干し柿作りはこれで2年目なのですがとてもおいしくできました。寒い地域でしっかりと寒さにあてて作ると白く粉をふいて「花が咲いた」状態になります。
柿は畑を好意でタダで貸して頂いている素敵な紳士の土地に柿の木から採らせて頂きました。なにせ柿はそのままにしておけば里山にシカを呼び寄せてしまって獣害が広がります。それにしても相当な木の高さでした。そして急な坂。難易度は高かったです。
最初は昔ながらの「竹竿」でとっていたわけですが,落下して割れてしまうことが多かったので,柿を食べたい一心で5000円を投資,「高枝切りばさみ」を購入しました。でもそれでも届かない高さだったのでヘルメットを着用してハシゴで木に登り,折れやすい枝の上で決死の作業をしました。いや~無鉄砲ですね。
採ってきた柿はヒモがかけやすいように枝の部分をT字にカット。そしたらひたすら皮むきです。実は,私はりんごや柿の皮むきが得意だったりします。子供の頃から母がおやつがわりに果物を用意してくれてたおかげですね。そして250個ほどの皮むきを包丁でこなしました。
竹を刈ってきて柿を干す作業は4歳息子も手伝ってくれました。本当は麻ひもで縛りたかったのですがこんな時に限って麻ひもが見つからず,ビニール紐で代用…。屈辱でした(笑)。そして干し始めて40日ほどでおいしく出来ました~。
実はこの柿を35度の焼酎に漬けてシブを抜こうとしたのですが,何度やっても抜けませんでした。理由が分からず,新潟生まれの母に聞いても誰に聞いてもそんなことは聞いたことがないとのこと。それだけ「猛烈に渋い柿」だったわけです。大好きな柿が食べられなかったのは残念でしたが,渋柿の渋さの原因はタンニンという成分。渋いということはそれだけ多くのタンニンが含まれているということです。
干し柿にすることで成分の変化が起こり,人間の舌ではタンニンの渋さを感じなくなるわけですが,実はこのタンニンはポリフェノールの一種。抗酸化作用があり、老化を抑える成分として有名なあれです。つまりそらいろ農園の干し柿はとても体に良いわけですね。
干し柿は数が少ないため,なくなり次第終了とさせていただきます。
今年は250個程度でしたが,来年はもっとたくさん作りたいと思います。
渋柿の木をお持ちの皆様,私達に柿を採らせてみませんか?
ご希望がありましたらinfo@yukiboulife.comの「干し柿食べたいんですけど係」まで連絡ください。
昔ながらの作り方で手間ひまを惜しまず,おいしいものを作っていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿
ご意見ご感想、お待ちしてます。