さてさて、今日のお話はジャンル分けするなら狩猟関連。いや、こないだ畑でまむしをゲットししたんですね。うちの畑はどれも山に面しており、さらに中山間地の畑の境界といえば石垣(へびの住処)なわけで、そりゃヘビが多いわけです。
近所の男性にまむしはみんなこぞって欲しがったもんだとか、皮は漢方になるとか、焼酎漬けにすれば薬になるとかいろいろお聞きしならが、このときはまだどうしてそんなにまむしにこだわるんだろうと思ってました。特別な生き物じゃないだろうに。烏骨鶏やサルノコシカケの信仰みたいなものかな、と。
ともあれ、どうしても食べたいという6歳児の頼みを聞くため、調理をせねばいけません。噛まれると怖いのでどきどきしながら首を切り落としたまでは良かったのですが…。
なんと首を完全に切り落としてかなりの時間が経過しましたが、まだ動き続けるんです。それもトカゲのしっぽのような動きじゃありません。まさにまだ生きているように動くんです。例えば洗い流すために水につければ冷たい!のような身を縮める動きをします。首を持てば持ってる手を噛もうとする動きをするんです。
恐ろしくなるほどの生命力にうぎゃーと言いながら皮をはぎました。皮は魚のかわはぎのようにずるずるーと剥けましたのですが…そこでまたまたびっくり!!なんとまだ心臓がどくんどくんと動いていたんです。脳とは完全に別駆動で動いているのでしょうか??人間との違いに驚きます。
首を切り落として1時間が経過してもどくどく動いていたまむしの心臓 |
しかし、本当に驚いたのはこの心臓や内臓ですらも取り除いた後なのでした…。
首を落とし、皮をはぎ、内蔵を取り除いたまむしですが・・・ |
この恐ろしいまでの生命力。この力に魅力を感じて食べたがった人たちの気持ちがとてもよく分かりました。そして昔ばなしや会談に出てくる理由にも納得出来ました。まむしってすごいわ~。価値観変わりましたもん。
で、調理のほうですが、フライパンで焼いて塩こしょうで味付けしました。味は…白身魚ですね。臭みもなくおいしいのですがただ量が少なすぎます。骨に少し着いた肉を歯で削り取るような感じです。食材としてはマニアックな部類ですね。
これからもこれは食べられないと決めつけず、出来る限りになりますがありがたくいろんなものを食べていきたいと思います。 雑草とかもどんどん食べたいなぁ。ではでは。
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