2016年12月13日

そらいろ日記2016年12月12日(月)

本日の長和町での研修は午前中は生食ブドウのワラ巻き、午後はコンコードの予備剪定とマンズレインカットの錆びたパイプを外して運ぶ作業。勉強になったのはワラを巻くときのワラでの縛り方。農業であまり使うことはないだろうけど誰かに自慢したいテクニックだ。

それにしてもコンコードの予備剪定(新梢を一番上の番線から少し下あたりで切断し取り去る作業)は何のためにやるのだろうと疑問に思い、聞いてみたのだけど聞いた方もどうしてやるかは分からないとのこと。おそらく剪定の時に気持ちよくやるために誘因テープや巻ヅルを取っておくための作業なのかな?いつか聞いてみたい。

このところワインのことばかり考えてる自分が居る。ワインのことを書いてる人を見るとうれしくなるし、ワイン売り場が広がる様子を見てるのも楽しいし。私も十分ワインバカになってきたな。そうこなくちゃ格別なワインなんて作れないだろうから私の脳内は望むべき方向に進んでる。

にわとりたち、今日はたまごを26個産んだ。うこキチ(烏骨鶏)も頑張れ。

2016年12月10日

そらいろ日記2016年12月10日(土)とつぜんのどじょう鍋

リンゴの木の薪割りは昨日の夕方にヘッドライトつけて終わらせたので今日はそれを薪棚に運び入れる作業。そんなときも息子と猫が付いてきてなんか周りに居たりする。ははは、ありがたいよ。で、薪棚がまた1/3埋まってきた。とはいえ使えるのは1年後。じっくり乾いてください。

時計を見ると16時過ぎ。まだひと仕事出来ると思って一人で山へ芝刈りに。必要なのはチェンソーと軽トラと手袋とメガネのみ。すぐに使いたいので倒されてる倒木にしたのだけど切ってみると切り口はまだ湿ってる感じで重さもある。こりゃ燃やせるまであと3か月かかるな。。

ともあれ1時間半足らずで軽トラ1配分の薪を調達。これで一週間分の調理と暖炉とお風呂になる。田舎暮らしの百姓暮らしの薪生活は大変だと人には言うようにしてる。おそらく100人いたら100人がやらないし続かないだろう。ただ私は土日に進んでやるし5年も続いてるのだから好きだろうし続けられるのだろう。10年続けないとダメというならあと5年待ってほしい。

今日もヘッドライトつけてオノで薪割りをしてると貴重な長和町の農家友達の若者が「阿部さん、どじょう要りませんか?」というので聞き間違いだと思ったら本当にドジョウだった。なんとこれから届けてくれるというのでお言葉に甘えてお願いすることに。で、コーヒー飲みながらお互いの農業の現状なんぞを情報交換してるうちに・・・。
酒をかけられてあばれるどじょうたち。わお!
お湯に入れられた瞬間、またあばれたどじょうたち
奥さんのどじょう料理が出来上がったのでみんなで食べることに。これはいわゆる柳川鍋なんだろうか。食べたことないから分からんけど、ちょっとこれは鮮烈な感じがするぞ。


結果、味はとてもおいしかった。のだけどなんだろうこの呑み込めなさ感は(笑)。ちょっとミミズぽかったかも。。というか卵よりどじょうが多かったんだもの。気を抜くとおぇってなる感じ。それすら笑いながら楽しめる人ってのもこの町じゃ貴重だ。ありがとうね!

息子とすもうを取って本気出して2回も負けた。疲れてたので早く終わらせようと100%の力を出したのに。当たりと押しが信じられないくらい強い。さらに私が言うことを聞いていろんな技を学習してる。無駄に太る必要のないスポーツだったら相撲をやらせたい。

必要な苗木の本数は16反で1万本近い。すごい数だ。不安がある。でも調べて調べて調べ抜き、考えに考え抜いた結果だ。頑張った自分を信じるんだ。ちなみに今日もぶどうについての新しい発見があり、アイデアが生まれた。植えつけ1つとってもまだ進化出来る。

頑張ってるときや少し不安なとき、この曲が聴きたくなる。走ればいいって思える。大丈夫だと思える。未来の自分もきっと頑張ってるって分かる。Thanks!
東京事変 - 閃光少女 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=5jsdarfpsLk

2016年12月9日

そらいろ日記2016年12月09日(金)最低3300本の苗作り

研修先の信州うえだファームで来年から育てる品種や面積などの面談があった。話しを聞いてくれるF常務は元農家で農家目線で会社を動かしてくれる私たち研修生の味方だ。ブロッコリの収穫にも来てくれたり自分でもビーバーで草刈りやったりする。そういう姿を見るだけで下の人間は力が湧いて来たりするんだわ、いや本当に。

私としては来年春に最低3300本の苗木を植えること、希望の品種などを伝えた。手に入れば8000本植えたいけど無理はしない。台木が入ったらの話。あとはリンゴや生食ぶどうにも興味があることなど。東御市ならもう植えられてる果樹がたくさんあるのにおらが町にはどうしてないのだろうとかね。上田の丸子あたりの近場でいいのがあったら教えてくださいと伝えた。

白ならゲベルツ、ピノグリ。アルザス好きならリースリング。ドイツが好きだしミュラートゥルガウ。定番のシャルドネ、メルローは基本か。世界のカベルネ。赤で個性を出すならシラー、ネッビオーロ、サンジョベーゼ、香り重視ならガメイかタナーか。憧れのピノノワール?それとも日本の竜眼かな。迷う。


信州うえだファームの忘年会ということで午後からはまれっとゴルフ大会に参加。18ホール回って93となかなかの成績だった。今度は子供も連れてきたいな。ゆるいけど気が張って疲れてたからこういうのが嬉しかったり。会社に感謝だな。

帰宅後、ツイッターでこのワインが美味しかったーという書き込みをいただいた。他人のワインが美味しかったと聞くだけでこんなにうれしいなんて。自分の変化が新鮮。うちも今夜は夫婦で安ワインで乾杯。たのし。
今日は珍しく研修仲間と上田市のゆいやで外食。丁寧に作られたラーメンがうまかった(800円)
奥さんの町内の友達が焼いてくれたキッシュ。絶品。すごい特技だよこれ!

そらいろ日記2016年12月08日(木)



JAの研修は大変だけど自給自足で山羊や鳥を飼ってる人にとってはプラスも結構あったり。例えばくずカボチャや傷リンゴなどの売り物にならないくず野菜をたくさんいただけること。普通なら埋めなきゃいけないゴミがありがたいエサに変わり、更に良質なたい肥になり畑に返せます。ありがたいです!こちらは鶏たちの様子。

そしてここに山羊か羊が居るとパーフェクトです。彼らは鶏が食べない木の枝や葉っぱ、口に入らない大きいものを噛んで食べられるからです。明日はくずカボチャをもらえます。「あべさん、くずカボチャ要らない?」なんて声をかけてくれるのも嬉しくて。こうやってお互いに助かる感じが好きです

JAの研修はリンゴ苗の引き抜き作業。支柱を抜いたり束ねたり抜いたりしばったり。なにせ1万本の苗木、10人以上で数日かかるわけですな。でもこれが1本1500円とかで売れるわけで。農業ってやりようだよな。

午後からは東御のワインぶどう研究会に参加、皆さんの熱い意見の中から為になる話をインプット。長和町を盛り上げていけるのはもしかしたら私たちワインの作り手だ。熱く提案してぐいぐい引っ張っていかねばと決意を固くするのであった。

しあわせだなぁ、ワインって。酔うためじゃなくて味わうために飲んでる。焼酎だと酔うためだけに飲むしこうはなってなかったもんな。私たち夫婦は一生楽しめる素敵な趣味をみつけました。

毎日作ってもらってるお弁当。白米と玄米もち米、卵が自給物。うれしいね。

2016年12月7日

そらいろ日記2016年12月07日(水)麻井宇介さんの意志

 本日のアカデミーはシードル作りってことで。



こないだの試飲会で飲んだサンクゼールのシードルがおいしくてあんなのだったら作りたいなぁと思っていた。ぶどうでのワインと機械的に違うところは最初の破砕の機械だけなんだって。リンゴも育てたいな。そのためにシードル用のリンゴも植えておこう。

授業の中で話には聞いていた麻井宇介(あさいうすけ)さんの動画を拝見した。今のハイレベルな日本ワインの新世界を形にした先輩方(うすけボーイズ他)に強く影響を与えた神様みたいな人物。先輩の真似をするだけではだめ、個性を出しなさい。世界に通用するワインを作りなさい。

正にその通りです。勉強した通りじゃいけません。私も情熱をもって自分のワインを作りますよ!あなた様の思い描いたイメージが形になってますよー。一度お会いしたかった。話しかけることは出来なかっただろうけど、きっと何かを得られたでしょう。

来週、アカデミーの同期の先輩に1980年代のシャトーマルゴーのワインを飲ませていただけるかもしれないという話を聞いた。お値段1本10万円以上。実現すれば私が一生で飲めるワインで一生記憶に残る価値のある1杯になるだろう。神経を集中させて私なりの何かを感じたい。体調も整えておかなくちゃ。
                                   
ワインブドウ栽培で考えることはたくさんありますが、突き詰めていって1つ1つ気になるところを調べて潰していけば不安な点は減ってきます。前例のない栽培アイデアが多いのでどうしてもやってみなきゃ分からないのですが、今は期待のほうが大きいです。自分の考えが合っているのか早く試してみたい!

38歳、体は思い切り疲れてるのに。疲れが抜けないのに。でもなぜか楽しくて仕方ない。勉強なんてしたことがなかった。勉強も本を読むのも嫌いでならなかった。だけど今、とても楽しい。寝るより楽しいんだもの。

そらいろ日記2016年12月06日(火)大越先生のテイスティング

本日のワインアカデミーはまたまたテイスティング。でもおいしいワインを、そして日本ワインを飲むことは大事だ。目標は高いほうがいい。今回は10種類のブラインドテイスティング。先生は世界の大越先生。この人の授業は熱い。トークが止まらない。

まずは北海道のクリサワブラン(3500円)。あこがれの10Rで醸造されたというその白ワインは完熟したフルーツの香り。ケルナー、ゲベルツ、ピノグリなどを混ぜて醸造する混醸というテクニック。私の目指すアルザス地方を思わせる。私は香りで酔う。香りに憧れる。

次にニュージーランドのKUMEU RIVER MATE'S VINYARD CHARDONNAY(8000円)。今回のナンバーワン。圧倒的。ゴージャス。香り100点。これがシャルドネだけだってんだから。

3位はサッポロ 安曇野池田CS2014(5000円)。日本で育てられたと思えない濃厚なカベルネソーヴィニヨン。泡まで真っ赤。最初は渋くて飲めなかったが3分もすれば果実と一緒に甘い香り。タンニンもしっかりあって肉料理に合うなぁと。赤だったらこれだなと思えた。

今回は日本ワインの力に驚いた。本当、世界にひけをとらないレベルにまで上がってるんだなと。うれしくなった。

友人が送ってくれたワインを奥さんと楽しんだ。応援してくれるやつが世の中にいるってのはなんて心強いことなんだろう。心から、思いっきり感謝する。

そらいろワインのオーナー様を募集しようと考え中。オーナー様には1つの木でワインを3年間1本ずつ送らせていただくとかね。続けてくれたらプレミアムワインも贈呈とか。資金のない作り手としては最初の支援はとても助かるもの。ワイン以外にもいろいろ特典があったらたのしいよね。うちはいろいろ渡せるものあるからね。

いつものように今日も車の中でN島さんとワインブドウ栽培に関しての談議をする。その中でふと生まれたアイデアがあった。思いつきそうで思いつかないアイデア。これを圃場で実行すれば間違いなく損害が減るだろう。今は耐える時間、こういうアイデア、積み重ねていくんだ。増やしていくんだ。

23時まで勉強して寝た。眠くて本が読めないときは寝るべきだ。
いい1日だった。前に進めたから。

2016年11月19日

そらいろ日記2016年11月17日(木)息子がマラソン大会で1位、ありがとうヒーロー!

早いもので7歳になった息子。
7歳になった息子が小学校の2年生のマラソン大会で見事1位になった。1.1kmのコースでこれまでの歴代ベストタイムは4分46秒。これを彼は新記録の4分33秒で駆け抜けた。

私の結果をママからメールで知った。「最初転びそうになって抜かれたけどそこからがんばって1位!感動した!」場所はワインの勉強をしているワインアカデミーの建物の中。おっさん、教室の中でうれしくて涙が出てきて、ちょうど昼休みだったので外に飛び出した。彼がどれだけ頑張ったか、どれだけ辛かったかを知りたくて坂道を駆け上がった。

走り出して30秒で息がつまり、足が止まろうとした。頑張れと口だけで言ってきた。ゴールを過ぎたら休めるから最初から全力で行けと熱く彼に語った。実際に走ってそれがどれだけ辛いか分かった。根性だけではどうしようもないなこれは。

おそらく5分で足が止まった。喉から血の味がする。それでも「ゆうき、がんばったな」と独り言を連呼してまた走り出し20分走った。彼は一度も止まらなかったんだ。すごいぞ。

3月28日生まれなのに7歳男子にして145㎝、靴のサイズ24.5。小学校1年生にして小さい6年生より大きかった。何歳の時も誰が見ても年相応に見てもらえなくてつらい思いばかりしてきた。何度大人にバカ扱いされてるのを見たことか。どれだけ子供からいじめられたことか。見た目だけで判断してすぐ口にするんじゃねぇ!生まれたのが1番遅かっただけだ!誰よりも大きかっただけだ!と父親は心の中でずっと思っていた。

お祝いに由紀ちゃんが夕ご飯にお寿司を買ってきた。それをおいしそうに食べる息子。
撮影した動画を見ながらいっぱいいっぱい褒めた。どれだけ褒めてもまだまだ足りない。
ヒーロー!と呼ぶと照れくさそうに笑う。

この1か月、父として先輩としていろいろ話した。
伝わらないかもしれないけどパパの話を聞いてくれとこんなことを話し始める。

どうせやるなら1位を目指せそう、最初から2位を狙うな、5位になるぞ。
今日がんばった体をほめな。頑張ったねってなでな。湯船で温まれば体はよろこぶよ。
全部が細胞なんだよ。頭の脳みそは君だけど各々で生きてるんだよ。なでたげな。
長い手足を使うんだ。地面を強く蹴って大股で。腕を大きくふるといいかもよ。

親の言うことなんて聞くことないと私は思う。でも彼は素直に聞いてくれた。
・・・ありがとう。
忘れない、辛くなったら私も君の走りを思い出す。私も走る。

私も走る!

2016年11月8日

そらいろ日記2016年11月08日(火)

昨日はJAの研修先のお泊り会。東御市のすごい古民家にお泊りし、豪華な夕食と朝食バイキング、そして上質な温泉を楽しんだ。それにしてもみんなお酒強いな。私は少しで酔うようになった。酔っぱらってスーツ姿で水道橋の噴水に飛び込んでいた頃が懐かしい。

関係ないけどうちのネコ。こんなひとなつっこい猫はみたことない。たまに思い出す。
朝は玉ねぎの定植とワインアカデミーでの勉強。ワインで酔うと次の日気持ちいい二日酔いになる。それでも仲間がいるから頑張れる。みんな二日酔いの状態で頑張って農作業してるってだけで笑えるんだもの。



関係ないけど7歳になった息子。恐竜で遊びながら寝ちゃった。こんな光景をふと思い出す。
アカデミーの授業は面白い。疑問が解決されるとまた疑問が生まれる。自分なりの答えを見つけ出すべく、聞いたこと思ったことをノートに書き込む。頭を隅から隅までフル回転させる。二日酔いだからぐらぐらするけどね。

授業中の私の「4年後に価値が出そうな品種は?」の質問に対するヴィラデストの小西先生の解答は「難しい品種より実績のあるヴィニフェラ種をおすすめする。」とのこと。ワインブドウに関しては品種より出来栄えということか。今日は授業を聞いて4つの閃きがあったぞ。調べなきゃ。


1日会ってないだけで家族は何してるかなぁって考えちゃう。
我が家に帰宅するまでの道中、早く家族に会いたくて車を飛ばしてしまった。そんな自分に気が付いて自分はなんてしあわせな状態なのだろう。おいしいの食べたら家族に食べさせてやりたいなと思うし、楽しい体験をしたら今度家族を連れてきたいと思う。もう私は100%パパなんだな。

 
日本の土中の深さごとの水分濃度を知りたくて情報を探してます。5cm、10cm、15cmとで水分の濃度はどうなっているのか。(あまりにも大差ないならそれもOK)。それによりワインブドウやその他果樹の栽培方法が多少変化する可能性が出たためです。ご存知の方は教えてください!

2016年11月5日

ひまわり収穫しました!

阿部タケシでごわす。2016年のひまわりプロジェクトの全作業が終わりました。今年は果樹の研修が始まるので大した栽培は出来ないと思ってましたが、そんな中でも出来そうな作物を考え抜きました。そしてひまわりを選び、結果、こうして最後まで育てることが出来て良かったです。

ちなみに、私がひまわり栽培イチオシなのには以下の理由があったりします。

収穫時期のひまわり畑1。すっかり種だけの姿になりました。
・個人的にひまわりのあの堂々とした花が好きだし、景観にも◎だろう
・栽培の機材、資材が最小限で済む(黒マルチ、支柱、トンネルなど不要)
・農薬を使わない栽培が可能
・管理が楽(脇芽かき等が不要)
・一度に収穫できる (毎日収穫の手間がかからない)
・収穫がカンタン(必要な道具はハサミだけ)
・採種もカンタン
・油にすれば加工品として秀逸(保存性、価値等)
・絞ったカスは油かすとして再利用出来る(買ったらやたら高い油かす)


夏は本当にきれいだったなぁ。通りすがりの方が写真を撮りたくなる畑ってなかなか無いですよ。私がもしこの夏に高校生だったら、きっとここに好きな女子を呼び出して告白してますね。「僕と付き合ってください!」なんて…恥ずかしくて無理ですね。相手が「きれいだね…」と口にしたところで「…いや、君のほうがきれいだと思う」が限界かなぁ。

まぁそのくらい妄想しちゃうわけですよ、うれしくて。(あほ)

そして花が散った後も収穫の楽しみがあるわけですね。種の皮を剥いて食べてみたのですが火を入れなくても…おいしーーい!!これは焼き菓子やタルトにも使えそうです。そんなことを考えながら、友人とたあいない&しょーもない話で盛り上がりながらハサミでチョキチョキと収穫しました。

脱穀?は来年になるそうでどのくらい獲れたかなどはその時に分かるそうです。今年の経験からもっと安定して大ぶりな花を咲かせるために出来ることがあることもわかりました。なんでも経験、なんでも勉強ですね。おかげさまで日々成長しております。そんなわけでまた来年です!


2016年11月4日

リンゴ栽培も勉強してます

2年間の果樹の研修も7か月が経ちました。あと17か月で就農になるわけですが、それまでに栽培方法を体得し、経営準備も進めていかねばいけません。とはいえ研修は実際には指示された作業を繰り返す単純作業、教えてもらうのを待つではなく、自ら積極的に調べて聞いていく姿勢が成長につながります。

研修先のリンゴ園
写真はリンゴ園の様子。摘花、摘果、草刈、除葉、支柱立て、病気の枝切り、収穫、いろいろ繰り返し体験しました。最初は初めての作業でも繰り返すことで動きが変わります。目が見えるようになります。自分で成長を感じられるのはとてもうれしいことです。

こちらは「芯食い虫」(ガの幼虫)にやられてしまったリンゴ。小さな穴が開いているは幼虫が食い荒らして出て行った跡。混み合った園地で防除がうまく作用しなかった年に大発生するとのこと。

たまにJAが企画してくださる勉強会にも参加させてもらえます。東御市や上田市の技術指導員が直接教えてくれるのでとても勉強になります。今回はリンゴの選果についての意識合わせ。近隣農家の皆さんが集まります。

買取価格も変わります。収入を上げるには細かく選果すること。なんでもかんでも加工(ジュース)にまわせば1kg30円になっちゃいますからね。出来る限り選果するんです。

自信作は1コンテナ10000円以上出せるとのことでもしリンゴも作る機会があればこれはチャレンジしたいですね。(とはいえ東御市とは違い長和町では手に入るリンゴ園はないのでちょっと先の話です)。どうせやるならてっぺん目指して価値あるものを作りたいです。
ワインブドウと同じで品種選びも重要です。標高の高い園地でもしっかり赤くなるフジも開発されているそうです。あー、リンゴもやってみたい!