2016年12月17日

そらいろ日記2016年12月14日(水)事件です、シャトーマルゴー1983です

毎日のことを日記に書いておくのって大事だ。いつもは振り返らない過去をいつの日か振り返ることが出来るもの。今しか思えないことがあるもの。楽しいことも辛いことも未来になれば笑い話。今日も楽しいことがありますように。ってそれが今日は最高の日だったんですよ!

JAの研修は連日リンゴの木の切り倒し。チェンソーで7時間半、とにかく倒しまくり切りまくる。切り倒すべき木は110本。倒したら輪切りにして運ぶ。中には樹高5mのものもあり正直、危ない思いも何度かした。常に危険と隣り合わせ。それなのにこっちに倒すなとか注文までしてくる(笑)。あの、私たち研修中のド素人ですからね。

それでも楽しんじゃう自分が安くて嫌になる。まぁこんくらい歌いながら出来なきゃ10000本のワインブドウの管理なんて出来ないだろうってことか。体は更にマッチョになってるし根性もまた更についたしね。何でも自分を成長させる鍛錬だと思ってる。

仕事後はワインブドウについての打ち合わせ。長和町役場の方は私とN島さんが長和町でワインを作るために本当に頑張ってくれてる。こんな人たちが自分の町の役場に居ることがうれしく誇りに思う。

応援してもらえると心が熱くなる。これが私の一番の原動力。でもこれで失敗したら申し訳がない。だから失敗しないし、例え何度失敗しても成功させますから。最初からそのつもりだったけど高品質のものを作るためにそれなりの栽培方法をするしかない。私が親戚も友達もいないこの町に移住したのは運命だったのだ。私の情熱もあなたの情熱も、無駄にはしませんから。きらりと光りますよ。

 打ち合わせの後、お隣り町で就農して来年春にワインぶどうの苗木を植える先輩の家のワイン会へ。うちなんて家族でお邪魔させてもらったのに手作り料理にワインやグラッパなどなどなどいろいろごちそうになり。
みんなが持ち寄ってくれたチーズやトリュフと牛フィレやらもそのどれもがストレートに美味でしてワンランク上のものを楽しませてもらってなんでしょうこのお得感は。(うちの奥さんのキッシュも美味しかったよ♪)



シャトー・マルゴー(CHATEAU MARGAUX)の1983年

中でもボルドーのシャトー・マルゴー(CHATEAU MARGAUX)の1983年を開けて飲ませてくださり。それが信じられない価値がありまして。(高島屋では1本140400円!というかお金出しても買えないくらい希少!)。33年物!グラス1杯いくらなんだっ!!私が生涯飲むワインで一番高いものでしょうしそうなることを願います。特別にしたいですもの。

その上、このワインをいただいた感動秘話まで聞かせてもらいジーン。その味わいは私なんぞのコメントをここに書く必要はなく(もちろんメモしました)、それはもう最高なのでした。

そしてなんとなんとなんとですよ!余った(余らすなって話なのだけど)マルゴーを、頂けてしまいました!ワーーーーーーーーーー!!分かりますか!!どうしましょう!!すぐに飲んだほうがいいとのことなので土曜日に!感謝!というより恐縮です!

なんかいろいろ考えさせてもらった。人を引き付ける魅力とはとか。成功者は成功するべくして成功していくのだ。私もいつか自信が無い自分を乗り越えなきゃいけない。今後のワイン生産者たちが巻き込まれていくであろう戦国時代。そう、キーワードはやはり「個性」や「テロワール」だ。選んでもらえるのを作らなくちゃいけない。少なくても息子の代まで70年、ワイン農家として生き続けるにはね。

ともあれ、ご馳走様でした!同じ県内の生産者として今後ともよろしくです!お手伝いにいきます。

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