4月からというもの,家族みんなで毎日畑しごとをしとります。
ただ生きるために,食うために。土を耕して種をまいて雨を待つ生活。
私はクワで畝立てします。作業に疲れたときは空を見上げます。宇宙の広さを思い出せば自分やこの作業が小さく思えて,少し気分が楽になるからです。作業してる間はいろいろ考えるのですが,疲れがピークを越えると無心になります。「精神の門を開けるんだ」とか独り言をつぶやいたり。ええ,ぎりぎりの世界です(笑)。
4歳2ヶ月になった息子もいっぱい手伝ってくれます。写真は畝間にライ麦の種をまいてくれてるとこ。ジャガイモのテントウムシだましも捕まえてやっつけてくれます。「手伝って」と言わなくても自分からやってくれます。ありがたいこってす。(→動画はこちら♪)
今年から奥さんも本格的に農作業全般を手伝ってくれてます。 私が仕事に行ってる間は奥さんが頼り。おっちょこちょい夫婦なのでお互いに失敗しても許せるところがいいかな。
私達夫婦が平日も土日も朝から晩までずぅ~と畑に居るものですから,息子もずぅ~と畑に居ます。お手伝いしたり虫を捕ったりするのですが,そのうち寝たりもします。親の都合で申し訳ないと思う気持ちはありますが…でもこんな風に家族一緒の時間が多いのはしあわせなことだと思ってます。
毎日,見えなくなるまで作業してボロボロになってます。汗を流すための風呂を焚くのに薪割りから始めてすすまみれになって4時間かかって。冷凍食品やコンビニ弁当や既製品が苦手な私のために奥さんは毎日料理してお弁当を作って。(しかも毎食写真を撮ってインターネットに公開してるというハードルの高さ…)。
今のこの生活は大変そのものです。辛くて嫌になることもしょっちゅうです。でも感謝も多いです。卵や焼き菓子や石けんなどを買ってくれるお客様への感謝。少しのお金もありがたく,頂き物も本当にありがたくて。たわ言ですが,もしこんなふうに家族で酸いも甘いも共有して,少しのお金や食べ物,そしてお互いの存在に感謝して生きることが出来たなら,きっと離婚する夫婦は減るのではないでしょうか。なんてね。
そんなわけでこんな家族が作ってるそらいろ農園の野菜セット,楽しみにしててくださいね。
0 件のコメント:
コメントを投稿
ご意見ご感想、お待ちしてます。