2012年11月14日

薪ストーブ生活、始まってます

長和町の秋の紅葉
長野は今晩、いよいよ雪の予報です。あべっちです。
今、あちこちで降り積もっている紅葉がとてもきれいなのですが、
これも雪が積もるまでのお楽しみ、ですね。風情があります。

自分で設置してみた薪ストーブ
さてさて実は先週、薪ストーブが完成してました。(本当は最後の煙突の部分(106mmのL字煙突)がこの辺りのホームセンターで売ってなくていまだ実装備のまま)

レンガはちょっとカラフルにしすぎた感があって反省しております(笑)。でもきっと使ってるうちに味が出てくるでしょう♪ストーブは4000円もしない激安のアルミ製。いつかちゃゃんとした薪ストーブかロケットストーブを設置するその日まで頑張って欲しいです。

薪ストーブで調理中のカレー
蓄熱が弱くすぐに煙突に煙が上がってしまうエネルギー効率の悪いストーブですが少しでも熱を有効利用しようとストーブ調理を実践してます。お湯や湯たんぽは毎日沸かしてますし、奥さんも煮物やご飯炊き、味噌汁に至るまでほぼ全ての調理をなら薪ストーブでこなしてくれてます。ありがとうっ!

薪は…夫婦で山に入って頑張って少しずつ集めてます。

里山で集めてきた小枝
小枝はいくらあっても重宝します。大きな枝は鶏小屋や建材にも使えます。

里山で集めてきた薪
1年前に森林組合が「杉山の保全」の為に切り倒した間伐材は良い感じで乾いていて、チェンソーで玉切りしてオノで割ったらサクっと割れてくれまして、なんとそのまま使えました。ラッキー!

そんなわけで今のところ薪を買わずに 自給出来ております。ただ山で落ちてるのは杉材なので燃えるのが早い早い。1日にバケツ4杯くらい使っちゃってますもの。本格的に寒くなってきたら足りないだろうなぁ。というより雪がつもりと取りに行きづらくなりますものね。どなたか譲って頂ける方がいらっしゃったらよろしくお願いしますっ。

薪ストーブで燃える薪
3ヶ月前の悩んでいた私、見てるか~?ほら出来たぞー。そんなわけで夢にまで見た薪ストーブがただいまポカポカをおうちを暖めてくれてます。地球が作り出すエネルギーにも感謝感謝です。

2012年11月10日

季節外れのカブトムシ探し

ただいまの所、石油ヒーターを使わずに過ごせております、あべっちです。

さて、息子(3歳7ヶ月)がただいま、空前のカブトムシブームです。この夏はカブトムシの幼虫をおばちゃんから2匹もいただいたのですが1匹はキリギリスに食われてしまい、もう1匹は自然死滅してしまい,成虫を見ることはありませんでした。。

でもそれからも息子が保育園から借りてきたり図書館で借りたりプレゼントされたりする本はカブトムシの図鑑や絵本ばかりでした。両親はもちろん,保育園の先生も叔母さんもこの子のかぶとむし好きを知っているのです。

 20121110_195942s.jpg (JPEG 画像, 640x425 px)
本当に本当にカブトムシが大好きなこの子のためにネットで購入することも考えましたが、お金で解決してもそれは私達が目指す方向としてなにか違う気がします。

そこで、「カブトムシを探しに行こう!」といつも言ってる息子の誘いに乗って、山にカブトムシを
探しに行くことにしました。季節は11月だし、さらにこちら長野県は寒冷地です。果たして出会うことが出来るのでしょうか。

20121110_133356s.jpg (JPEG 画像, 640x425 px)
裏の山を登る息子。年間10人も歩かないような荒れた山道です。足下は折れた枝や大きな石がゴロリゴロリ。大人でも足をくじきます。よくもまぁ3歳児が歩けるものです。しかも親子でサンダルなのに。この足首,将来はフェンシングで金メダルを取れるでしょうか。(やらせる金が無いっつーの)

20121110_140412s.jpg (JPEG 画像, 640x425 px)
小一時間歩いて結局、最初の山にはカブトムシは居ませんでした。植林された杉ばかりの山だったので当然でしょうね。…普通ならここで終わりそうなものですが、息子の熱は冷めません。

「あっちのあったかい山にカブトロシ居るんだよ」
「パパも呼んでねカブトロシさーんって」

私も強い想いに惹かれる人間なので覚悟を決めて今日は息子の情熱に最後までつきあってやることにしました。週に一度くらいそんな日があっても後悔はしないでしょう。

さて,2km歩いてお隣の山へ移動です。まさに山あり谷あり道路あり。途中で草の種が全身に付いたり,バラのとげがパパに刺さったりという痛い思いもしましたが、事前に「かぶとむし探しに行くなら大冒険になるよ、痛い思いや怖い思いをするかもしれないけど、それでも行くかい?」と話していたのでそれでも冒険を続けることが出来ました。

20121110_143004s.jpg (JPEG 画像, 640x425 px)
なんとか次の山に到着しました。次の山から最初に登った山をパチリと撮影。

でも次の山は鹿のフェンスに囲まれていて中に入ることが出来ませんでした。息子が疲れと眠さと草の種の傷みで歩けなくなったので、だっこして引き返すことにしました。

たった2時間足らずの冒険でしたが息子に「カブトムシは冬には居ない」ということを分かってもらうことが出来たようです。ママに「カブトムシさん居た?」と聞かれたときに「カブトムシさんあったかくなったら居るんだよ」と教えてましたもの。

田舎ならではだと思います。来年は春に幼虫を、夏に成虫を探してみようね。

2012年11月5日

山羊のそらが鼓張症に

日々の労働で顔が老けてきました、あべっちです。
さて、今回は10月7日にやってきてそろそろ1カ月の山羊さん「そら」のお話を。

20121101_153914s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
(河原など散歩がてら拾ってきた落ち葉を食べるそら)

実は数日前からお腹が張ってしまって心配続きの数日間でした。症状は食欲が落ちる、反芻(はんすう)しなくなる、あからさまに元気が無い。横っ腹に私が頭突きしていたほど元気で私が離れれば3時間でも鳴き続け、暴れ馬のように暴れて杭を引き抜いてしまう子だったのが、今は座ってばかりで首はうなだれて、あくびばかりしている…。

このまま死んでしまうんじゃないかと気が気じゃありませんでした。毒草を食べてしまったのかそれともお腹の張る鼓張症か。

20121027_063408s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
思えば山の草ばかり生えてる第2の畑にはわらびもたくさん生えてます。とあるページではこのわらびも毒草とありました。考えれば考えるほど分かりません。座ってばかり居るので腰麻痺も疑いましたが、以下の2つの理由からそうではないと判断しました。

・立つことが出来てる。 走ることも出来る。
・腰麻痺の蚊を作り出す牛を飼っている長門牧場までは山を挟んで7kmある。

でも2日経っても症状が回復せず(とはいっても食欲もあるしよく分からないのですが)、たまらずご近所で山羊を飼われている方にヘルプしました。かかりつけの獣医師などを紹介して貰えたらというわらにでもすがる思いでした。

お話を聞くと顔のむくみなどから考えて「鼓張症」ではないかとのこと。ふむふむ。考えられる原因は豆のついた枝豆の株と、さつまいものつるを与えたことでしょうか。そんなに多く与えたつもりはありませんでしたが、この子は100%草原で育った野生児。初めての食べ物に胃がびっくりしてしまったのかもしれません。

20121104_133508s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
そして現在、鳴くようにもなったし、食欲もすっかり戻りました。これでめでたしめでたし…のはずなのですが。…ただ1つ回復してないものも戻ってないものがありまして、それは彼女の「荒々しさ」です。暴れ回ることが鳴くなり、優しい性格。扱いやすくなったのは嬉しいのですが、これで良いのかなぁ。


息子と並んでパチリ。弱体化するまではこんな風に横に座るのも怖かったのだけど、今のしおらしいそらなら可愛いもの。こんな様子なら除角することもなかったねと奥さんと話してます。

今、そらは発情してます。でも今回は病気の回復と除角のダメージを考えて、妊娠はまた次回にしようと思います。よくばりなので山羊乳は1日でも早く欲しいけど、でも、1カ月くらい(もしかしたら12ヶ月後だけど(笑))、待ちましょう。それが工業製品との違いですからね。

これからもそらとの生活はずっと、続くのです。

2012年11月3日

薪ストーブ設置作業してます

20121103_063502s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
今朝は今年初めての霜も降りてました。これで野菜は甘くおいしくなりますね~。11月に入っていよいよ寒くなってきたこちら長野です。現在、室温7.5度。夏は天国、冬は地獄の長野の古民家暮らし。冬の寒さを覚悟してきたつもりでもやっぱり寒いものは寒いですね~。

そんなわけで生きもの達の世話や野菜の世話の合間に薪ストーブの設置作業を進めてます。

20121103_135426s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
合板を買ってきたタイルとレンガの大きさに合わせてカット。目地の長さも忘れずに考慮します。それを壁に貼り付けた状態です。壁と壁に貼り付けた合板の間には2.4mmの空気層を設けてあります。この空気層があることで暖められたレンガが熱を逃がすことが出来るので、木材や壁材の劣化を抑えられるそうです。

20121103_140222s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
試しに床のタイルを置いてみました。奥さんは8枚では狭いというけど安物の薪ストーブだし、空気層もあるのでこれで大丈夫じゃないかなと。途中から手先が器用な奥さんも一緒に作業を進めてくれました。

20121103_181904s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
レンガの接着には耐火モルタルを使いました。熱で固まるタイプなのでちゃんと固まるか若干の不安はありますが、周りは結構熱くなるはずだし、人が乗るわけではないのでゆっくり固まってくれてもいいし。テープで養生したのにあちこち汚れてしまいました。まぁこれも作業が終われば味になるでしょう♪

レンガをカットする道具がないので今日の作業はここまで。友人が買ってきてくれるそうです。なんといっても最寄りのホームセンターまで10km以上ある土地(なんと町内に1件も無い…)なので助かります。

夫婦で「どうしてこんなことをやってるんだろうね」とか「本当にオレのこと愛してる?」とかくだらない話をしながらの作業は楽しいです。息子もおとなしくしててくれたし、感謝。もうすぐおうちが温かくなるよ~。

2012年10月28日

いろんな草退治に山羊さん出陣

なんだか魚釣りがしたくなってきました、そらいろ農園のあべっちです。
釣りが出来ればおかずが1品増えますしね。川釣りは来年の2月頃に解禁とのことでそのときに友人が教えてくれる約束をしてくれました。いや~、こりゃ楽しみです!

さて、山羊のそらちゃんがうちにやって来て20日が経つわけですが、「寂しがり屋」は未だ直っておりません。慣れてない場所や初めての場所に連れて行って私が見えなくなると「メェー!メェー!」と狂ったように鳴いて転がり回って暴れ、杭を抜いてやってきてしまいます。…これを解決するにはお友達を連れてきてあげるしかないかな。。

でも百姓はやること山盛り。山羊の鳴き声ごときに足を引っ張られてるわけにはいきません。そんなわけで覚悟を決めて出かけるときは出来るだけ一緒に連れて行くことにしてます。

20121007_140308s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
軽トラックなど無いので軽バンに乗せて…結構、大変です。


20121022_151738s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)

こちらは通称「第3の畑」。強烈な宿根草ばかりの荒れ地なのですが山羊の放牧地としては最適。青草をむっしゃむしゃ食べてくれました。(ただ10mも離れると暴れ出します…)

20121018_070256s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
こちらは家の裏の栗の木の下。毎朝、栗拾いをしている間に放牧して雑草を処理してもらってます。捨ててある虫食いの栗も皮ごとバリバリ食べてくれるので獣害対策にも役立ちます。

20121018_070222s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
山羊が緑地に放牧されてる姿はそれだけで癒しです。(今は北海道ですら牛舎しかない無放牧牧場が数多くありますから。あの牛乳パックに描かれてる放牧のイメージ絵は違法にならないのかしら…。)

20121027_063408s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px) 
こちらは第2の畑。山菜類がたくさん生えてる場所で、わらびやこごみなどをたくさん収穫出来た畑です。そらもここがお気に入りのようで固い草をわっしゃわっしゃと喜んで食べてました。

もうそらは家族の一員です。これからいろんなことがあるでしょう。
辛いこともたのしいことも一緒に楽しんでいきたいと思います。


そうそう、野菜セットの販売を始めました。よろしくお願いいたします!

ゆき坊の心地よい暮らし2: 野菜セットと隼人瓜。
 http://yukiboulife.blogspot.jp/2012/10/blog-post_27.html



2012年10月23日

蔵のゴミ出し、出てきた物は?

あっとう間にもう10月も終わり!?嘘でしょう?寒いはずだわ、あべっちです。
この時期に厳しい寒さに定評のあるここ信州で薪ストーブの設置が出来てない現状は冷や汗ものです。なにせこの家は一昨年はまだ1歳だった息子の耳が寒さで凍傷になってしまったほどの寒さ。うちの家族は今、雪山に挑むドキュメンタリー番組のように真剣に「凍死」と向き合ってます。あぁ怖い。なんとかストーブを設置しなければ。

さて、書きたいことが山ほどあります。何を書こうかしら。
そうだ、蔵の大掃除について書き残しておきましょう。

20121016_122228s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
蔵の中を片付け中の様子。天候が晴れ続きで助かりました。

20121015_170856s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
一番出てきたのは空の段ボールです。圧倒的な量でした。蔵だけで50枚、ハンパじゃありません。そしてどれも40年前のテレビを買ったのとか、豆炭こたつのとかアンティークとして売れるんじゃないか位の古さです。昔の人は物を大事にしていたというのがよく分かります。束ねて縛ってリサイクルに出そうと思いますが材質とか変わってないか要らぬ心配。

20121016_122324s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
立派なお釜も出てきました。お釜は以前も見つけたのですが、フタがなかったもので。古い物好きにはたまりません。大事に使おうと思います。

20121016_122544s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
桶(おけ)やカゴ?も出てきました。カゴは関東にいた頃に電車で行商のお婆さんがしょってるのを見かけました。今は栗拾いの時に重宝してます。大事に使いたいのですがヤギがしょっちゅうかじったり前足キックしてきたりするので長く持たないかもしれません…。

20121016_122304s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
小太鼓。音がよいです。野菜の収穫日などに家族で歌って踊りたいと思います。本気です。

20121016_122352s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
役場でも保管してないんじゃないかと言うくらい古い「和田村の記録」も出てきました。奥さんは捨てたいようですが捨てるのはいつでも出来るわけで。補助金目的の市町村合併で歴史が消えていくのはとてもばかげたこと。知っている人達は老いて無くなっていくでしょうから、先人の歴史は大切なのです。…私が目を通すことはないでしょうけど。

20121016_122418s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
歴史ある本という意味ではこの「anan(アンアン)」もほっておけません。1985年ということは27年前。猛烈なファッションセンスです。時代でここまで変化するものなのですね。でも少し前までは着物だったわけだし、今着てるこのユニクロの服も3年後にはダサいのでしょう。それなら私は着物や甚平で過ごす生活をしたいですね。


他にも掘り出し物はあるような無いような。物件を買ったときには確かにあったものが売り主さんの形見分けで無くなっているものも多くありました。蔵の2階なんて足の踏み場もなかったのに、今見てみるとすっからかん。大規模なので「形見分け」の時に「プロの骨董屋が入ったんじゃないか」と予想してます。

まぁ欲望は底なしです。無いのであればそれでちょうどいい。
残った物達を出来るだけ有効利用して楽園を作りたいと思います。

20121016_091318s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
【おまけ】 シロアリにやられて腐った床をぶち抜いた奥さん

2012年10月9日

山羊さんがやってきた


「脱サラして田舎暮らしをしてどーしてもやりかたかった夢」が私には78つほどあります。その1つが無農薬での野菜作りであり、また1つは平飼い養鶏であり、自作のピザ釜でピザを食べることであり、自宅直売所であり、古民家カフェであるわけです。早々に叶った夢もあり、まだかなわないものもたくさんあるわけですが、今回、新たにその1つが叶いました。

それは「山羊さんと暮らすこと」です。
 (奥さんがゆき坊の心地よい暮らし2で既に書いた既出のネタですが、ここでも書かねばということで)

20121009_083132s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
じゃじゃーん、こちらが一昨日、来てくれた山羊さんです。
生後5ヶ月のメスですが、立派な角があります。
(可哀想だけど動物好きな3歳児が居て、遊びに来てくれる近所の年少さんや小学生達も居るので切らなきゃちょっと危ないかな…)

山羊を飼うなんて都会じゃ絶対とは言いませんが私のように借家の人間にはまず不可能の領域でした。でも夢は捨てがたい…。定年まで働いて貯金をどっさり貯めてから?いやいや、そんなに待てません。若いうちだからこそ辛さすら楽しめるし、いつ死ぬか分からないし。私はお金よりも大事なロマンとエコを追い求めていきたいんです、なんちって。

20121008_084510s.jpg (JPEG 画像, 480x318 px)
(息子が起きてすぐに庭のヤギさんに会いに行った様子をパチリ。
 縦に長いですがまだ3歳6ヶ月。)

当然、息子も新しい命に興味津々。ヤギさんからは何を学ぶのでしょうか。
正直、学校に行って教科書の暗記競争をするよりもずっと教育になると思ってます。

さて、ヤギは6ヶ月も経てば大人の体になり、妊娠することが出来るそうです。妊娠後は順調に行けばその5ヶ月後に子ヤギが生まれ、78の夢の1つ「自家製ヤギミルク」のお裾分けを頂けるわけです。更に「自家製ヤギミルクでチーズを作る」、「ヤギミルク石けんを自家製ヤギミルクで作る」 の夢へも繋がります。いや~、これは贅沢です!

品種は日本ザーネン種。乳量が多い子で1日3リットルくらい取れるそうです。もう最高ですね!…なーんて現実は良い話ばかりじゃありません。それというのもこの子、かなりのサビシガリータさんだったのです。私が姿を消せば5秒後には喉が裂けるんじゃないかという位の声で叫び続けます。


この2日間で新しい環境にも少しずつ慣れてきて食欲も出てきました。でも私が居なくなると食べるのを辞めて鳴き続けてしまうんです。このサビシガリータが改善されない限り、私はずっとこの子のそばに居なければなりません。やることが山ほどあるのに作業が進みません。それにご近所迷惑ですって。。もう心労が絶えません。

でも何をやるにもリスクは必ずありますからね。この先には明るい未来があると信じて頑張りたいと思います。とりあえず今は、この子にどうか1人で居ることに慣れていって欲しいです。

2012年10月1日

畑で見かけた生きもの達「ヤマカガシ」

あべっちです。皆様、台風の被害は大丈夫だったでしょうか?

こちら長野県長和町和田は16時過ぎには微風になり、嵐の前の静けさかとドキドキしていたのですが、3時間経っても8時間経っても弱いままで窓ガラスすら1度もガタガタ言わず、もしかしてと台風情報を見てみるともう通過していたというくらい、大丈夫でした。
本当、この辺りは災害に強いです。

さて久しぶりの畑で見かけた生きもの達のコーナーです。
なんとなんと、ヘビを見つけてしまいました。

※2012/10/02追記:友人から名前を聞くことが出来ました。
ヤマカガシという毒蛇のようです

20120929_090854s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
じゃじゃーん、こちらです。3歳の息子に見せてあげたかったので捕獲しました。
目がくりっとしててキュートでした。ただなんともいえないあの動き方は怖いです。

20120930_160116s.jpg (JPEG 画像, 270x360 px)

伸ばしてみると…意外と長いです。60cm~70cmくらいでしょうか。
(※触ったのは息絶えた後です。息子が炎天下の下で虫かごを畑に置き忘れてきたためです。
へびさん,ごめんなさい。。)

20120930_160036s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)

ヘビで遊ぶ我が子(3歳6ヶ月)。よく素手で触れるな…。私も触ってみましたがその感触は固いのか柔らかいのかよく分からず、とにかく「生々しい」ものでした。

ご近所のご老人には「畑や家の周りが草だらけだとヘビが住み着く」(あんたのところにヘビが住み着いてる、迷惑だから草を刈れ)と言われてました。確かにそういう側面もあるかもしれません。でも本当にそれだけなのでしょうか。

このへび達は私の小さな畑に住み着いてそこで子孫を残して繁栄してるわけではありません。100歩譲ってもしそうだとしてもそれは周りと比べて無農薬で自然豊かな空間なので居心地がよかったというだけの話です。もし私のところに来なかったのであれば他のどこかをうろついているのは間違いありません。

そもそもヘビなどの野生動物が山から出てきてしまうのは人間があほみたいに植林して山が杉林ばかりになったことで食べ物や住み家が減ったからじゃないでしょうか。加えて「草を生やしておくのは恥」という固定概念で山への通路も綺麗に機械で草刈りしちゃうわけですから。そりゃ隠れられる雑草のあったりカマキリやカエルがたくさん住んでる所までやってきてしまうわけです。というかすぐ裏が山ですからね。。

これからも私は地球と自然に出来るだけやさしく生きていきたいです。
例え畑でヘビと遭遇して心臓が止まりそうになったとしても。

2012年9月27日

「みつめて!信州生テレビ2012」で紹介されます

朝晩、肌寒くなってきました。…なんて表現じゃ弱いくらいと思ってしまうこちら長野県長和町です。なんと朝6時半でもまだ息が白いんです。まだ9月だってのに。氷点下のあの寒さを思い出してしまいました。(1歳半だった息子の耳は寝てる間に凍傷に…)。

さて、今週土曜日(2012年9月29日)、千葉からの引っ越しから移住、悪戦苦闘しながら農業で食っていこうと頑張る私達を半年間にわたって追いかけてくれたテレビ番組がいよいよ放送になります。(長野朝日放送なので長野の方しか見られないかもしれません)。


20120830_152824s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
取材を受けている最中です。DIY初心者の私が流し台に断熱材と張り、その上に吹抜けにしたときに出た古財を張っている様子です。家の中も外もごちゃごちゃでまだ見せられる状態ではないのですがでもそれも私達の現実。きっちり撮影して頂きました(笑)。

スタッフの方達は本当に丁寧に取材をしてくれました。引っ越し当日は千葉まで車で来てカメラを回し、その後も何度も時間を割いて撮影にきてくださいました。正直、テレビ番組というのはこんなに力を入れて制作されていたものなのだと感心したくらいです。

放送される番組は「みつめて!信州生テレビ2012」という毎年1回の特番で、なんと7時間近い生放送をする人気番組だそうです。過去の放送内容を見てみたのですが、どのコーナーもチャレンジ精神を感じる、面白そうな内容でした。


みつめて!信州生テレビ2010
http://www.abn-tv.co.jp/program/7nama2010/

みつめて!信州生テレビ2011(20時間テレビ abn開局20周年スペシャル)
http://www.abn-tv.co.jp/program/20jikan/

スタッフの皆様には「面白い番組を作っている誇り」みたいなものを感じました。なんというか妥協しないんですよね。素直にかっこいいなと思いました。一生懸命に生きてる人は素敵ですものね。数ある番組の中で、この番組で紹介していただいたことをとても嬉しく思います。

20120830_164828s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
最後の収録の日、スタッフの方と写真撮影をお願いしました。
本当にありがとうございました。


番組名:「みつめて!信州生テレビ2012」
テーマ:信州で暮らす
放送日時:2012年9月29日(土) 第1部9:30~11:45  第2部12:55~17:25
(私達が写るコーナーは放送は14:30位からだそうです)

2012年9月24日

週末マルシェに出品してます

少し前の記事で収穫量が少ないと書きましたが、8月後半からなかなか収穫出来るようになってきました。とはいえ、慣行農法と比べるとざっと1/15といったところでしょうか。あはは。

私の野菜作りのレベルがまだまだ足りないところはもちろんあるのですが、そもそも堆肥も化成肥料はもちろん、有機肥料の元肥すらあげない不耕起農法。成長が遅かったり収穫が少なかったりするのは考えてみれば当然なんですよね。

20120922_090010s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
さてさて、こちらが土曜日の収穫。トマト(世界一トマト、F1ホーム桃太郎)、ミニトマト(ステラミニトマト、F1アイコ)、辛ピーマン、ナス(早生真黒茄子、黒十全)、モロヘイヤ、バジル、人参(五寸人参)、枝豆(エンレイ大豆)、紫蘇、つるむらさき、オクラ(ベニー、クリムゾンスパインレス)です。

大玉の世界一トマトはその大きさを支えきれず、完熟する前に株から落ちてしまった物もあります。短かった長野の夏もそろそろ終わりということですね。ちなみに市販の流通トマトは緑で少し黄色になってきたところで収穫して出荷してます。これが1週間後には見事に赤くなるわけです。(研修に行った有機トマト農家さんもそうでした)。それに比べれば私のトマトの方が美味しいと思われます。

20120922_121730s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
収穫した野菜は週末限定のマルシェに出品してます。場所は長和町の道の駅にある「ら・ささ」です。7月中旬にオープンしたばかりのお店ですが商品を並べさせてもらってます。

20120922_121742s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
 大玉トマトはよく売れました。スーパーで農薬野菜を買うよりもリーズナブルですしね。高ければ売れない、安ければ売れる。値段が課題です。ともあれ、長和町で無農薬野菜が手に入るお店は貴重です。本当に安心安全な野菜作りを頑張る若者達を応援したい皆様も週末はどうぞお店に足を運んでくださいね♪

 自宅直売所も奥さんが2週間かけて看板を作成中です。(というか10日以上作成が止まってる!?)。鶏たちもはやく卵を生み始めてくれたら良いのになぁ。とにかく今年はガマンのとき。来年のための種を蒔いてます。遠方からも来たくなるようなちょっと良い感じのお店を作りますよ~。

20120922_063358s.jpg (JPEG 画像, 480x360 px)
鶏さんたち、期待してるよ~。