輪作で目指すのか有機認証!?
ブロッコリー畑。狭いと畦が広くてタイヘン。 |
持続可能な農業(さすてぃなぶるってやつ!?)や持続可能な生活に興味があって、農業を始めた当初から自家製のヤギ糞や鶏糞、もみ殻燻炭、米ぬかぼかしなどを自作していた。化学肥料もあの無機質な感じとアホみたいに高い価格が苦手だった。そんな私が長和町のワインブドウ研修生になるために、2年間、JAの子会社で農業研修を受けて、農薬や化学肥料の知識を得た。
野菜は自然が作ってくれる、うまく出来ないときはまだ土が出来てないからだ、そういう考えは研修中に小さくなった。勿論、土づくりは大事。だけど雨が多い時、害虫が発生したとき、乾燥したとき、などに自然任せだから何もしないという、いま考えてみれば甘ったれた考えだった。
新規就農1年目(2018年)
ある程度大規模にブロッコリー栽培を始めようというときに、自家製鶏糞や自家製もみ殻燻炭などを入れたり、土壌消毒剤を使わなかったりしたものの、数十万円かけて購入する苗で失敗する怖さを考えて、化学肥料は入れたし、化学合成農薬(殺菌剤はオーガニック、殺虫剤のみ)を使った。結果はまぁまぁ。ワインブドウ畑の改植、管理に時間を取られた感があった。
新規就農2年目(2019年)
基本的に1年目と同じ。春作はうまくいったものの、この年も土壌消毒を使わなかったのでブロッコリーの根こぶ病が発生、秋作の14000本を全滅させてしまった。確かに土壌消毒剤を一切使わなかったことが原因なのだけど、持続可能な農業を目指す中で出来たことは他にもあった。ワインブドウ畑では鹿害が大発生。10㎏収穫に至る。
新規就農3年目(2020年)
新しい畑を3つ取り入れて栽培。根こぶ病が発生した畑では蕎麦を栽培してもらい、時間を稼ぐ。無茶な連作さえしなければ土壌消毒をしなくても連作はできるんじゃないか。と考えて、エゴマ、冬至カボチャ、たまねぎをオーガニック栽培でチャレンジ。エゴマは17a分全てある男にダメにされてしまったのだけど(笑)、冬至カボチャ、たまねぎは栽培自体は成功、大麦にもチャレンジして楽しみながら輪作の可能性を模索する。有機肥料である鶏糞メインの土づくりなので野菜の味は好評。ワインブドウは獣害で全滅。まさかの収穫0kg。
新規就農4年目(2021年)
そして今年。輪作品目として新たに大根栽培とウリ栽培にチャレンジ。土づくりとして大豆と大麦、稲作もやってみる。ブロッコリー栽培では化学肥料を思い切って減らし、90%以上を有機肥料と発酵鶏糞シフト。まく量が増えるので大変だけど味はおいしくなるだろう。更にこれまで使ってきた化学合成農薬の殺虫剤の使用をやめて有機認証が取れた農薬に切り替える。今年ちゃんと出来るかどうかで方向が決められるのでとても大事な年。まぁ失敗したら別の方法を考えるのみ。ワインブドウもオーガニックなボルドー液の使用を減らして別のオーガニックなやり方を試します。そんなわけで化学肥料も化学合成農薬も来年からは更に使わない方向になる。こうなってくると有機認証をとってみても面白いんじゃないかという方向になる。反当り11万円かかるという話らしいのでまだ先だろうけど。でも取ろうが取るまいが、なるべく安全安心素材で健康的に自分で納得のいく方向に進んでいきたい。
鹿害で持て余す青原果樹園
草を刈ってきれいになった青原果樹園 |
青原果樹園に捨てられたごみ。うーんスゴイ。。とても嫌。 |
正直、青原果樹園は地主さん(本当に良い方)と庭師さんのゴミ捨て場になっている感があって、剪定された枝や野菜の収穫ごみやらがどんどん捨てられてる。無料で貸していただいてるので文句を言う気は一切ない。地主さんが自分の農地にごみを捨てても何も悪くない。だけど、私が捨ててるんだろうと思ってる方も多そうで。。
石垣の上まで草刈りしなくちゃいけないとか、地主さんの梅の木や栗の木の周りの草刈りを私がしなくちゃいけないのも、なんだか気が滅入ってきた。鹿も定期的に出てきて食い荒らし、果樹は育ちが相当悪いし、日当たりが悪いせいでユーカリも枯れちゃう。バックホーがあれば抜いてワインブドウ畑に持っていきたい。バックホーレンタル代の5万円もあればできるだろう。決断は早めに、ね。
2021年5月20日(木)雨
×家裏中 寒冷紗トンネル
○乗用モア グリス打ち
○青原果樹園 モア除草
○3反 モア除草→外周のみ、あとはビーバーで。
○柿 モア除草→外周のみ、あとはビーバーで。
○T字上 モア除草→外周のみ、あとは苗の定植後にビーバーで。
○休憩小屋表 モア除草→シャインマスカットは完全に枯れていた。台木の接ぎ木に賭ける。
○休憩小屋裏 モア除草→木があるので後日ビーバーで。
△有機JIS用安心安全な農薬選びのリストアップ
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