2020年10月6日

2020年10月6日(火)「今後3年間の作付け予定をもう一度考える 、ワラ運び中にYさんに会う」

新規就農者やうまくいってない中堅農家の収入が低い理由の一つに、雨の日にやれる作業が少ないというのがある。もちろん雨の中を作業しても良いんだけど、そうすると服が濡れて乾かさなくてはいけなかったり、ハサミが錆びたり、テープナーが塗れたりするわけで、そうなるとやはりなかなかの雨の中では作業したくない。

となると晴れの日に作業が集中しちゃうわけで、忙しくなるのは当然というわけ。ハウス栽培をスタートさせると安定してくるのかしら。それはそれで忙しそうだけども。

 

今後3年間の作付け予定をもう一度考える

午前11時まではトラクターを買うための借金をするための書類を書き進めてた。これを役場に認めてもらわなくては政策金融公庫から融資してもらうことはできない。通常の銀行から借りない理由は、新規就農者は無利子で借りられることと、連帯保証人がいらないからこれはかなり大きい。でも公庫から借りるためとはいえ、経営計画の見直しはなかなか自分の動きを見直すきっかけ。

私の農業のスタンス。

1.別に大儲けしたいわけじゃないんだけど、どうせやるなら収入を上げていきたい
2.ある程度稼げたらもういいから自給を高めて時間を手に入れたい
3.持続可能な農業をやっていきたい(息子に継いでもらえるような物にしたい)
4.お金を稼ぐための農業以外にも地域を盛り上げる作物作りもやっていきたい

大抵の農家は1、2番を極めるのだろう。人を雇い、社長になってそこが伸びていくわけだ。対して私の農業を複雑にしてるのは3,4番。なるべく農薬を使いたくない、種から育てたい、有機肥料も自作したい、価値ある製品作りをしたい、などの考えがあるからやることが多岐にわたって手が回らなくなる。うんうん、その通り。分かってる。

今回のトラクター購入にあたり(融資がもらえたらだけど)、カボチャ栽培やタマネギ栽培、大豆栽培や小麦大麦栽培が楽になるのは間違いない。ただ70万円の借金を負うことになるのでそれだけ多く稼がないといけない。経験上、大豆、小麦、大麦はおそらくお金にならない。たくさん作っても結局、使い切れずにダメにするだろう。となると、お金になる作物、今のところJAに出荷できる作物を増やすしかない。なんてこと考えてると眠気に襲われ。。

まさかの「zzzzzzzzzzzzzz」!漫画みたいで嬉しい!

この4年間1円にもなってないのに数千時間を費やしてるワインブドウ栽培が早くお金になってくれたら楽なんだけどな。でもそれを待っていたら海外旅行どころか国内旅行に行けるのだっていつになることやら。もう待ってられない。40代は人生最後のチャレンジと試練の期間だ。頑張ろう&ドラマチックを楽しもう。



ワラ運び中にYさんに会う

ワインブドウ畑に置かれた防寒用のワラ束

今日もワラ運び。研修中も含めれば4年間やってきたので、その間、ワラの置き方もいろいろ試してみて確定してきました。1列ごとにこの配置がベスト。そしてプラスチック素材ではなく地域のワラ束で防寒するのが◎。手間かかるけど、周りめぐって循環して、手間にならない。ここにもテロワールの一端がある。

で今日は、田んぼで古町地区のYのじい様と久々に遭遇してお話した。私も興味がある羊放牧事業に一枚かんでるとか、次期町長選でいろいろ動いてるとか、なかなか面白い話を聞けた。私としては現町長にもTさんにも世話になってるし、どちらになっても町外に出てしまう若者を止めるために頑張って欲しいと思う。というか私自身も頑張る。

そして私と同じで害獣の食害にはやはり苦しんでるらしく、いろいろなものを捕まえたらしい。電柵はあまり意味がないとも。。。うーん、これから数十万かけて設置するのに不安になるなぁ。。しかし話が長い。1時間は話したろうか。仲良しかっ!

移住して9年目。和田でも古町でもこうやって話しかけてきてくれる人が増えた気がする。諦めずに一生懸命やればいつか道は開ける。日々着実に進んで行きたい場所に行こう。

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