2019年8月29日

2019年08月28日そらいろ日記「畑にハーブを」

今日の信州そらいろ農園のメルローの畑。葉っぱが元気でうれしい。
ワイナリーとカフェを始めるにあたり、 ここ数か月情報を集めて資料を作成してた。徹夜もしばしば。補助金が出たら実践する企画なので通らなければ先送りになる、とはいえどちらにせよ10年以内には実践する事業なので真剣になる。プレス機をどうするか、タンクはどうするか。選択肢でいろいろ変わっていくだろう。

旧和田役場で新規就農者の経過面接があった。農業普及センター、JAの指導員、役場の農政課、JAバンクなどの皆様の前で根掘り葉掘り聞かれたのであった。(とはいえ小さな町なので皆さんすっかりなじみの顔なのだけど)。自分のために時間を割いて集まってくれて、私がトラクターが欲しいといえばそのことを話し合ってくれる。ありがてぇと心底、思った。農家を目指して良かった。

せっかくこっちに来たので3反のワインブドウ畑の株周りを除草しながら誘引する作業を。スピーディにこなしてるつもりが株数が多いので全然終わらない。それでも去年に比べて病気が出てないからやる気になる。しっかし対応することは全てに繋がるんだ。まだまだだけど、進化してる自分を頼もしく感じた。

そしてブドウ畑にハーブの定植をした。農薬の使用量を出来るだけ少なくして、土を元気にするためのそらいろ農園の農家技の1つ。虫を増やしたり減らしたり、微生物を減らしたり増やしたりする。農薬のように狙い通りにはいかないだろうけどね。やっていることの積み重ねでワインのあじわいが変わるのは間違いないでしょ?それなら思ったことをやってみたい。
ワインブドウ畑に定植されたハーブ。小さな奇跡をたくさん起こせ。

一昨日、風呂上がりの息子に、1年ぶりくらいに「一緒にブドウ作ろうぜ」って言ったら「うん、やりたい」って返ってきた。その言葉だけでどれだけ救われることだろう。

最近思うのは私は序章で構わないってこと。息子たちの時代につなげられたら私は評価されなくてもいい。ただプライドはあるから、押し付けるんじゃなくて、価値あるものを渡したい。君たちの時代に君たちが満足のいくワインが出来たらそれでいい。100年続けよう。じいちゃんもきっと天国から今の私たちを見てるよ。

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