2020年9月30日

2020年9月29日(火)「生きてれば良いこととツライことがある…」

生きてれば良いこととツライことがある…

生きてれば良いことも悪いこともある、というけど自然の中で農業を生業にして生きてると本当にアップダウンが激しくて。特にいろいろチャレンジ私の生活は小さな成功と大きな失敗で満ちてる。この記録の中でも終わりよければ全てよしにしたいので、先に悪いことを書く。

シャルドネの畑。何かおかしい。

まず、ワインブドウが全部食べられちゃった。敵はハクビシン。見に来なかった7日間の間に根こそぎ食べやがった。去年はやられなかったので鹿対策だけやって、気持ちの油断があった。自分の目を疑ったけど触れたのでどうやら現実なようだ。タイムマシンがあればなんとかタイムパトロールを振り切って8日前に戻りたい気分だ。(8日前の自分は話せば分かってくれるだろうか?)

盛らずに、本当に、全部食われた・・・

3月に定植すれば8月まで鹿に食われ続ける、収穫まで行ってもハクビシンに食われる。これが長和町和田地区のワインブドウ栽培の現実。近くでブドウを作ってるN嶋さんもハクビシン被害がひどく、同じ状況だった。ワインで地域おこし。甘くないぞと分かっていたつもりだったけどそれ以上だった。

実はワインブドウ仲間の間のハクビシンの食害のひどさは分かっていた。だから9月頭の時点で政策金融公庫にトラクター購入のお金を申請のときに、電気柵と獣害ネットの金額も入れていた。春先の鹿害を防ぐためが大前提だったけど、収穫時の対策も必須だと考えていたからだ。でも時すでに遅し。

収穫を1日1日伸ばして夜を越えるたびにどんどんあいつらのエサになって子供を増やしちゃうのは腹が立つ&悲しくて気が狂いそうになるので早急に収穫。家族4人、強引に来させて一緒にやった。これが現実だと見てもらいたかったのと、一人で食べ散らかした後を収穫してたらちょっと泣いてしまいそうだったから。

来年は電柵を張る。鹿もハクビシンもは手ごわい。10年かけてしっかり定植、管理していく。じゃないと毎年食われてしまうし貧困が続してしまう。私のワインを期待してくれた方々、本当にごめんなさい。

で、良いこと。
今年もペポカボチャなどが収穫できました~。

食用のカボチャの種、ハロウィン用の黄色カボチャ、バターナッツなど。この写真の2倍ほど取れました。今年も畑を放置しすぎてジャングルwithTになっちゃったけどそれでも収穫できるのがカボチャのすごいとこ。

上の写真、どこかにバターナッツがあるの分かります?人間も見つけづらいこの状態なら獣からも見つけづらいってわけ。自然受粉数が少ないのが玉に瑕だけど。

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